「blog上地獄アワー、第十一回。北のまほろばを行く」特集

4月30日 水曜日 雨

ぱんぱかぱーん、ぱにゃにゃーん(ジングル)。本当は毎月1日にお届けするこの番組ですが、明日は九州の山中深くに潜伏するため、1日前倒しアワーです。

まずは1曲。これはね、先日CHABO先輩とラジオをやらせてもらった時に教えてもらいました。僕はアレックス・チルトンがオリジナルだと思ってましたが、実はそうじゃなくて、CHABOさんが中学生の時にRonny & The Daytonasがヒットさせたんだそうです。何と日本語のカヴァー・ヴァージョンまであって「オレのGTO、イカしてーるーぜ」みたいな歌詞だった、と。そうだったんだー。50になっても、近所の偉大な先輩から音楽教えてもらってる感じがうれしーです。なので、みんなにおすそわけ。オリジナルは番組でCHABOさんがかけてくれたんで、こっちはアレックス・チルトンのノリノリ・ヴァージョンでどうぞ。いい曲だよ。

YouTube Preview Image

 

じゃ、もう一1曲。

私事で、今月アイルランドに行ってきました。そこで音楽の師匠アンディー・アーヴァインにたいへんお世話になったんですが、彼の1977年の映像を。僕はここに映っている3人と個別に演奏したことがありますが、恐るべき探究心に改めて感銘を受けます。ごいすーにも程があるっつーか。ってか、アンディー、この楽器何?いちおう説明しておきますと、あとの2人はドーナル・ラニーとポール・ブレイディー。これね、旋律がパーフェクトに身体に入ってないと演奏できないんす。超変拍子。うーん、でもやってみたい。

YouTube Preview Image

 

————————————————-

さて。ここからは「勝手にARABAKIと連動企画、北のまほろばを行く」です。

数日前の自分のblogから引用します。

————————————————-

ARABAKIの情熱の主から「北のまほろばを行く」ステージを任されたとき、責任重大だと感じました。俺は九州人だし、ホスト向きじゃないし。でも、こうも思ったのです。今だからこそ「東北を想う」って漠然としたくくりだけで、浮かび上がってくるものがあるに違いない、とも。だから、出演を快諾してくれた皆さんにはその一点に於いて選曲してください、とお願いしたのです。それが僕の主な仕事でした。

タテタカコの声は天空に届きそうなまっすぐ鋭い祈りでした。高野寛くんは音楽でひかりを描いてくれました。畠山美由紀さんはシンガーである前に人として素晴らしかった。痺れました。ミチロウさんは天国の扉をこじ開けてくれ、CHABOさんはこの時代を生き抜くのに必要なアティテュードを身を削って伝えてくれました。音楽ってすごいなぁ。ミュージシャンって素敵な生き物だなぁ、音楽を聴いたオーディエンスの表情が変わっていくのを集中した意識の中で見つめているのは幸福以外のなにものでもなかったです。

————————————————

簡単に書くなら、ひどく心を動かされたのですね。ミュージシャンそれぞれの寡黙だけれど、深い想いに。それを実現させようと働くスタッフの姿に。それを受け取る人々の表情に。

欲とか得ではなく。ただ愛でした。美しかった。

ライヴはその場に居た人のものです。おまけにyoutubeはミュージシャンにとって決して本意ではない映像もあります。それゆえ、逡巡しました。でも、これらの想いを全国に伝えるのもダメホストの役目か、と。なので、今日は寡黙に行きます。彼らが紡いだ音楽の中から、何かを受け取ってくれると嬉しいです。で、もしもぐっと何かが伝わったなら、是非それぞれのライヴに足を運んでください。

————————————————

最初に登場してくれたのはタテタカコさん。この歌を歌ってくれました。

YouTube Preview Image

 

続いて高野くん。夕暮れにひかりがさしました。

YouTube Preview Image

 

畠山さん。言葉は不要か、と。

YouTube Preview Image

 

遠藤ミチロウさん。神の声。

YouTube Preview Image

 

CHABOさん。この曲を聴くたびに、「自由に生きる」ことについて考えます。

YouTube Preview Image

 

———————————

ついしん = かなり私信

石垣島のラジオでオレの新譜が流れてるって、島のヨーコからメールが来た。ちょー嬉しかったぜー。波照間島、今期行けなくてごめんね。近いうちに必ず。

カテゴリー: blog上架空音楽番組 「地獄アワー」   パーマリンク

「blog上地獄アワー、第十一回。北のまほろばを行く」特集 への7件のコメント

  1. MDTY より:

    チャボさんの「ガルシアの風」、昨晩このライブが収録されている
    DVDを見てました。
    チャボさんが50歳を記念して50本のツアーをされた時のものです。

    そういえば、山口さんの今回のソロツアー、「rolling 50」というタイトルが
    ついてましたね・・・。

    それでは、また。

  2. Koike より:

    この感情を表す言葉をまだ知らないです。すごい!すごすぎる!音楽って、なんてすごいんだ!!

  3. Froggy II より:

    「いにしへの御役人は新しい都に配属されると、真っ先に都のいちばん高い場所へ行き、風景を見渡しながらその土地の素晴らしいところを言葉にして讃えた。土地が豊かに、栄えていくように祈りをこめて」
    これが〈言祝ぎ〉のルーツだと何かの本で読んだことがあります。忘れちってスミマセン。
    生で拝見したわけじゃなく、地獄アワーを通して・なんですが
    ミュージシャンをはじめ、ARABAKIという経験に身を投じたすべての人たちに
    ついての印象です。
    【 言祝ぎ。鎮魂。光明。それぞれのロックンロールの魔法。】

    アンディーさんの曲は数字みたいに聞こえました。
    円周率の数字が無限に出てくるような感じ。とってもきれいだな、と。

    ずいぶん前のことです。
    仙台でラジオをやっていた先輩に久々に再会したとき、
    「俺がいま一番推してるミュージシャン。素晴らしいから ぜひ聞いて」と、後日郵送してくれたのがタテタカコさんの「稜線の彼方へ」と映画「誰も知らない」のビデオでした。初めて音を聞いたとき「日本人で嬉しい」と思ったこと覚えています。故郷のような声のミュージシャンはそういませんよね。

    仕事でARABAKIに行けず、残念(T△T)。blogでホストしていただいて有難かったなり。

  4. Kumiko より:

    タテタカコさんのまっすぐ伸びる声とYouTubeの映像。ふるさとの言葉がリフレインする。
    涙が決壊したワンU>ω<U
    畠山美由紀さんの唄にもふるさとを
    想う気持ちが溢れ出している。
    誰もが心にふるさとを描き、
    その風景を大切にしてほしい。
    皆さんの唄を聴いてそう感じました。
    音楽は素晴らしい〜‼︎
    涙を流した後は笑顔になれる唄が良いな。

  5. img より:

    畠山美由紀さん、名前は知っていたけど聴いたことなかったです。
    ほんとすごい。ちあきなおみさんみたいな優れた歌い手ですね。

  6. のり より:

    YOUTUBEを観ながらARABAKIを想像しました。
    これが遠藤ミチロウさんの「吸う声(音?)」なんですね?
    初めて聴きましたが、吉祥寺のライブの時のMCを思い出して笑ってしまいました^^;

  7. ヨシア より:

    先週土曜FMヨコハマの畠山美由紀さんのラジオ番組を聞いてたら
    山口さんの満月の夕をかけていました。^^
    ARABAKIで競演した山口さんやミチロウさんの事など話されて嬉しくなりました。
    生放送で畠山さん自身がレコードのみをかける放送もあっていい番組で
    よく聞いてます。
    「わが美しき故郷よ」本当いい歌ですね。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>