月別アーカイブ: 10月 2017

10月9日　月曜日　秋晴れ 秋のひかりを浴びて、海が遠くに輝いていた。ひょっとして人生の秋を過ごしているのなら、あんな風になりたいと思う。 昼過ぎまでにレコーディングを切り上げて、チャボさんのバースデーライヴへ。あのライヴは素晴らしかったなんてこと、ここに書くのはおこがましい。たった一本のライヴに賭ける情熱というか、情念というか、壮絶なまでの覚悟という領域なのか。もはや励ましを超えたところで僕は受け取った。 何らかの形で少しでもお返ししたい。 人生に於いて38本のバラの花束を贈ったことがあるけど、それが67本だったら、もはや持つのにも苦労するでしょ？受け取ったものはそんな感じだよ。ほんとうは僕が贈らなきゃいけないのにね。 一緒に観てたコータローくんとドラマーのCOZIくん。それぞれの胸に去来してたものを語り合うほど、僕らは野暮じゃない。敢えて僕らはPOCOの話しかしなかった。 チャボさん。スタッフのみなさん。ありがとうございました。こころより。 ————————————- 明るい話じゃないけど、人はこうやってこころが病んでいくのか、とか。そんな領域に自分が立っているのがわかる。喫水線がわかるからオレは大丈夫だと思うけど。 どうしてかわからないけど、その領域になると必ず歯医者の予約をすっぽかす。僕は約束を守る男だよ。でも、まずは自分のことに関わることから脳が考えなくなるんだと思う。本当に僕の歯に親身になってくれている担当のKさんに申し訳なさすぎて、手土産片手に謝るの、これで3度目。 まず、酒をやめよう。できるだけ運動の時間を確保して、体でこころを引っ張り上げよう。僕がこういうこと、ここに書くのは自分のことを知ってほしいからじゃない。同じように苦しんでる人がいれば、僕の人体実験の結果を役だててほしいと思ってる。 ————————————— そんな中、来週からツアーが始まる。もはやクルマで行く体力は残されていないので、ひっさしぶりにギター一本抱えた渡り鳥。だけど、クオリティーは同じものをお届けしたいから、足元の機械も一新したよ。まだ準備運転だけどね。ただし、曲によってチューニングを変える時間はかかるけど。 北国の人がシャイなの、僕は知ってる。でも、このツアーはリクエストによって成り立っていて、僕が書いた曲がどのように人の心の中で響いているのか、それを知ることによって、僕も励まされる不思議なツアーなんだよ。レコーディングは北国シリーズの後も佳境なんだ。だから、遠慮せず、リクエストしてね。札幌はあと7曲、弘前は4曲、函館は6曲受けつけます。 お互い元気で会おう！ このblogコメント欄に 1.　参加する会場名 2.　お住まいの地域 3.　氏名（ニックネーム可）年齢（サバ読み可）性別 4.　リクエスト曲 5.　何よりも、それを聞きたい理由（きちんと書いてくれた方が採用率上がります） 最新のコメント欄に書いてください。古いものだと、見落とす可能性があります。 詳細はこちら。    

10月8日　日曜日　晴れ 袋小路に追い込まれると、そもそも何が正しかったのか、何のためにそれをやろうとしていたのかさえ分からなくなることがある。単純に僕には休息が必要で、そして、そうしている時間はどこにもない。 時間があればあるだけ、とことん限界まで行こうとするのが表現者としての性なんだとだんだん自分がわかってくる。そんなこんなで、迷惑をかけていることは間違いない、僕を信じて全力を発揮してくれている昔からの仲間とはいちど膝を交えて話した方がいいと、ようやく気づく。 予想通り、彼らにはいろんな意味で負荷をかけていて、彼らをのびのびと創造的な環境に連れていけない自分にモーレツに腹が立ったりもする。酒量も増える。ザッツ悪循環。 でも彼らの不満を受け止め、現状を説明し、自分の至らなさを詫び、それでも夢を語れば、わだかまりを水に流してくれる。新品の水洗トイレみたいに。その心意気に感謝しつつ、圧倒的な頂きを登ってみせたいと強く思う。てか、そこから見える風景を分かちあいたい。金じゃない。でも人の努力の測るものさしは残念ながら金だったりもする。結果をださなきゃ続けることはできない。映画だって何だってそうであるように。 何かを変えたかった。流れをね。 だから、大根を買うようにとんでもないものを買ってしまった。買い物かよって、買い物にすがりたいときだってあるよ。凡人だもの（みつを風に、笑）。 大の大人と電話で2時間以上話して、仕事に向かった。探し続けていた奇跡のバランスにようやくたどり着いた気がする。気がするだけでまだ確信はないけど。S/A/G/A、性。

10月7日　土曜日　晴れ 美しさとは作為を超えたところにあるのです。by 山口洋。 ジャケットデザインを一任したデザイナーとそんな話をした。だって、ホントだもん。きっと素晴らしいジャケットになるよ。  

10月6日　金曜日　雨 ノーベル賞？僕が作家だったら要りません。カズオ・イシグロは大好きだけど。 ティーンの頃。九州からプロのミュージシャンになるには楽器メーカー主催のロックコンテストに出るしかなかった。当然僕らも出た。もちろんグランプリを頂いた。それから本選に出たとき。生涯の師匠になるシンガーの歌を初めて生で聞いて、度肝を抜かれた。しかしベスト・ヴォーカリストをゲットしたのはうちのバンドのヴォーカルだった。そりゃ、めでたいのかもしらんけど、ほんとうにくだらんと気持ちが萎えた。あの審査員たちの耳はセンスがなさすぎる。以来、その方法でプロになるのはやめた。だから時間がかかったけれど、実力で這い上がりたかった。 スポーツにはスコアがある。決着をつけなきゃモチベーションが上がらない。でも、文学でも音楽でも写真でも舞台でも。そこにあるのは好きか嫌いかだけで、優劣なんかない。 そういうことに一喜一憂したくない。決してそれは本質ではないからだ。だから僕はテレビが嫌いなんだと思う。 偏屈なおじさん？そうかもしれんけど、どうしても好きになれないものは仕方ないよ。そういうところ、大事だよ。 ソロツアーへのリクエスト。横浜、高松、岩国、締めきります。札幌、函館、福山はまだまだぜんぜん余裕あります。弘前もまだだいじょぶす。 このblogコメント欄に 1.　参加する会場名 2.　お住まいの地域 3.　氏名（ニックネーム可）年齢（サバ読み可）性別 4.　リクエスト曲 5.　何よりも、それを聞きたい理由（きちんと書いてくれた方が採用率上がります） 最新のコメント欄に書いてください。古いものだと、見落とす可能性があります。 詳細はこちら。  

10月5日　木曜日　曇り エンジニアと僕はそれぞれのスタジオで全開で作業してきた。なかなか作業効率が上がらなかったけれど、ようやく二人のいいところを遠隔でブレンドできるようになってきた。それってすごいことだよ。 プレイバックを聞いていて、二度ほどぐっときて泣いた。ナルシスティックな意味じゃなく、単純に音楽が素晴らしかったから。 あまりにも音楽にintoしすぎるから、昼間っからときどきビールを飲んで仕事をする。その力の抜け具合がなかなかなのだが、ひょっとしてアル中への道をひた走ってたりして。 前述のマサミさんに薦められてASGEIRのファーストを聞いてる。てか、リビングで24時間流れてる。アイスランド語 ! 彼は2017年に出会った一番の才能かも。ほんとうに素晴らしい。シェットランドまで行ったことあるんだけど、アイスランドは未踏。こりゃ行ってみたくなるなぁ。トシを取って体の融通がきかなくなったらこんな音楽をひとりでコツコツと創ろうと思ってたんだけど、それを21歳の若者にやられた感じ。自分の口癖を盗まれたような。 ソロツアーへのリクエスト。函館からのリクエスト、ありがとね。まだまだ余裕あります。横浜、高松は締めきります。札幌、福山はまだまだぜんぜん余裕あります。弘前もまだだいじょぶす。岩国はもうすぐ締めきりまーす。 このblogコメント欄に 1.　参加する会場名 2.　お住まいの地域 3.　氏名（ニックネーム可）年齢（サバ読み可）性別 4.　リクエスト曲 5.　何よりも、それを聞きたい理由（きちんと書いてくれた方が採用率上がります） 最新のコメント欄に書いてください。古いものだと、見落とす可能性があります。 詳細はこちら。  

10月4日　水曜日　曇り CHABOさんのギターテック、マサミさんが教えてくれたアイスランドのアーティスト、ASGEIRの新譜がリビングで1日中響いている。世界は広いねぇ、こんなにいい音楽がまだあるんだよ。不快な音がひとつもないんだよ。こんな音楽が流れてる店は無条件に信頼できる。笑。1日じゅういいヴァイブスで居たい人、お店やってる人にちょーお薦め。ほのかにアイスランドの空が見えるよ。 マサミさんと俺の合言葉。「音楽は裏切らない」。笑。だってホントなんだもん。     トム・ペティー亡くなったんだね。でも誰だって一度だけ死ぬ。だとするなら、鮮やかな去り方だったのかもしれないね。あまりにも早すぎたけど。できれば僕も全力で生きて、あんな風に死ぬのがいい。     エンジニアもオレも引き続き佳境。果たして締め切りに間に合うのか？ううん。間に合わせるしかないのだよ。アーメン。 ついしん 函館からついにリクエストが！！！！でも、まだ1通だよ。  

10月3日　火曜日　曇り ある人物が放った「世間知らず」って言葉が、棘みたいに刺さったまま音楽を創り続ける。創りながら考えてる、の方が正しいかな。 うちのアニキ分が久しぶりに制作活動をしてるを見て、「そこまでやるか？」とオレですら思うのだが、世間的に云って、その常軌を逸した行動があの作品のクオリティーを産むのだから、作家としては何ひとつ間違ってはいない。その情熱がそもそも桁外れなんだよ。それをキチガイと呼ぶのなら、そうかもね。 このくらいでいいか、みたいな判断は加齢とともにますますなくなる。周囲とは意見が合わなくなる。だって、そんなんでいいんだったら、モノなんか創らん。自分も多少成長するけど、ハードルは不可能なくらいに上がる。いつだってギリギリのところに立ってる。そのせめぎあいが生きてるって実感だと思う。不可能なほど、熱くはなる。 生活を顧みないとか、ただ情熱に突き動かされるままに、とか、子供を持たないとか、組織に属さないとか、病院に行かないとか、エトセトラ。それが世間知らずと云うことなら、きっとそうなんだろうね。 でも、未だこころの底から燃えるものがあって、一生を賭けてやりたいことがある。生きてる理由なんて、それだけで充分じゃないかな。 トム・ペティーが危篤だって。嗚呼、なんてこった。彼が居ない世界なんて、想像したこともないよ。彼の日々が素晴らしいものでありますように。  

10月2日　月曜日　曇りのち雨 さぁて。ミキシング月間に突入したっす。今回は僕ではなくエンジニアが担当するんだけど、曲数が半端ないので、僕は細かいレベルを書いたりして、エンジニアの仕事を助ける立ち位置です。 ところで。キャロル・キングの「TAPESTRY LIVE IN HYDE PARK」。ヤバいです。名盤「TAPESTRY」の発売から40年を経て、これだけ多くの人々のこころに歌が刻まれている。あまりにも涙腺が決壊したので、まだ最後まで見てません。音楽の力はすごいね。 すべての音楽ファンにお薦めします。つらいことも、きっと吹っ飛ぶよ。キャロル・キング。素敵なおばあちゃんです。DVD、CDの組み合わせがいいと思うよ。   ソロツアーへのリクエストですが、会場によってひじょーにバラツキが。横浜は締め切ります。札幌、函館はまだまだぜんぜん余裕あります。てか函館0通なんだよね。かなり凹みます。オレね、無闇にライヴはやりたくないんです。来て欲しいって場所たくさんあるんだけど、ライヴのクオリティー落とさないように厳選させてもらってるんす。だから、リアクションないととっても哀しい。福山、高知もまだまだだいじょうぶっす。 このblogコメント欄に 1.　参加する会場名 2.　お住まいの地域 3.　氏名（ニックネーム可）年齢（サバ読み可）性別 4.　リクエスト曲 5.　何よりも、それを聞きたい理由（きちんと書いてくれた方が採用率上がります） 最新のコメント欄に書いてください。古いものだと、見落とす可能性があります。 詳細はこちら。      

10月1日　日曜日　晴れ ついに！！！！！！！！！！！ アルバムのすべてのダビング作業完了しました。ほんとうに嬉しかったっす。一生スタジオから出れないかと思ったよ。今回、僕はミキシングを担当しないので、エンジニアの補佐的な働きをするつもりです。名盤、7合目くらいまで来たかなぁ。 ————————————————– そうそう。ソロツアーへのリクエストですが、会場によってひじょーにバラツキが。横浜はそろそろ締め切ります。札幌、函館はまだまだぜんぜん余裕あります。リクエストなかったら、何のためにツアー行ったのかわかんないじゃん、道民のみなさん。よろしくね。遠慮禁止！福山、高知もまだまだだいじょうぶっす。 このblogコメント欄に 1.　参加する会場名 2.　お住まいの地域 3.　氏名（ニックネーム可）年齢（サバ読み可）性別 4.　リクエスト曲 5.　何よりも、それを聞きたい理由（きちんと書いてくれた方が採用率上がります） 最新のコメント欄に書いてください。古いものだと、見落とす可能性があります。 詳細はこちら。