育てる歓び、育つ歓び

3月18日 金曜日 晴れ

新しいギターが届いてから、ずっと弾いてる。曲を書くときはずっと膝の上。そのうちちゃんと紹介するけど。この子は無色ってか、無垢なんだよね。まだ何も知らないのに、よりによって、こんなに悪い奴に抱かれて。笑。

みんな楽器屋で試奏するでしょ?でもね、最近のギターは買ったときにピークってのが多いんだよ。そういう風に作ってある。トップが薄い。だから、寿命が短い。オレはそういう風潮が嫌い。ユーザーのこと、考えてないもん。

昔はすべて外国製のを使ってたのね。で、とある老舗ブランドの僕のギターを見たクラフトマンがこう云ったんだわ。「このギター、数年後に壊れます」。ある日、本当に壊れた。オレ、砂漠でスライド弾いたことあるんだけど、びっくりしたもん。オレはライ・クーダーかって。空気が違うんだよ。だから、ハードなツアーでコンディションを保つにはこの国でシーズニングされた木材を使ってる方がいいと思うんだ。オレは。

自分の音を出すには随分時間がかかる。だからこそ、育て甲斐のあるものを作ってくれて、感謝だよ。次のシリーズから弾くから会いにきてね。

二日酔いと向い風という二重苦のなかを走ってたんだけど。

明日の天気は荒れるな。

 

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育てる歓び、育つ歓び への2件のコメント

  1. June より:

    なぜかしらん、「僕のほころびの場所から」を口ずさんでいることがあります。
    ほころび過ぎて、私の場合はボロになっておるけど、ツギまへんで。歌詞にある「今日は新しい君に出会って ほころびはうるうる喜んでいた」これを実感したいからです。
    あっ、こちらリクエストです。会場は京都・拾得どす。お願いいたします。

  2. saw より:

    そうか、日本で活躍するには、日本で育んだ木材がよいのですね、、成る程です^^

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