育ち

4月7日 日曜日 曇り 

 幼い頃に平穏ではない家庭で育つとどうなるか?

 いつも親の機嫌を伺っているので、いい子であろうと無理をして、自分を抑圧。これは大きくなってから、かなりの悪影響が現れる。よかったことといえば、いつも周囲を見渡して、自分がどう振る舞えば、家庭が平穏になるか考えているから、基本的な行動パターンは滅私奉公。自分のことより、先に人のことを考える癖がつく。

 残念ながらロッカーなのに、オレはこのタイプ。自分のことはいつも後回しして、誰も見ていないところで、密かに自分のことをやって挽回する。

 だから、奔放に快楽を真っ先に享受できる人間に憧れるけど、それは一生無理。性分ってやつだから。

 でも、そういうことももう払拭しなくていいのかな、と思う。うまく折り合いをつけて生きていければ、それでいいと思う。

 ただ、ガキには「ありがとう」と「ごめんなさい」だけは言える人間になれって、口を酸っぱくして、嫌われてでも言うけどね。

 どう生きるか。それは誰しもにとって命題。音楽が怖いのはそれがすべて透けて見えてしまうこと。どんなに虚構だったとしても、見ればわかる。

 さぁ。来週にはようやくミュージシャンになれそうだ。自分のことに本気で集中するつもり。ようやく、そこまで辿り着いた

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育ち への3件のコメント

  1. ポレポレジャスミン より:

    山口さん、お元気そうで良かったです。
    来週から本格的にミュージシャンに復帰?出来そうで、こちらも嬉しいです。

    育ち、、、。いろいろ考えてしまいました。
    私も、そんなに平穏な家庭に育ってない方だと思います。
    家庭環境が性格に及ぼす影響は小さくないですね、、、。
    私も、随分と悩まされましたが、結局はどんな家庭環境に育っても、どう生きるか。ですよね。
    昨日から少し体調を崩していましたが、また背筋が伸びる想いです。

    山口さん、くれぐれもお体に気をつけて頑張って下さい。
    いつもありがとうございます。

  2. 青森のロマンティック・ダンディ より:

    以前から、何故山口洋という人は「自由」という言葉を好んで使うのだろうかと不思議だった。でも今日のブログや過去の同じような内容のブログから推察するに、恐らく子供の頃家庭内で自由がなかった、少なくとも本人的には感じられなかったことが原因なのかなと思った。両親とも教育者で何やかやと過保護、過干渉があったのではないか。私など自由放任というより放ったらかしでろくなしつけも礼儀も教わることなく育ったためいまだに苦労している。基本的に傍若無人、他人の気持ちなど考えることなく言いたいことばかり言うからどんどん周りから人がいなくなる(笑)。

    話はそれるけど、クリープスの竹内さんがラジオで、自分は弘前で音楽やるにあたってはどんな音楽をやるかとても気を遣う、他の土地でのライブでは割と自由にやっても弘前では世話になっている人も多いから自分の好き勝手にやるようなことはしたくない(言葉は正確ではないかもしれません)と言っていて、正直、全くわからなかった。何故音楽やるのにそこまで気を使うのか、音楽なんだから好きなことやればいいだろうと思った。でも恐らく山口さんなら竹内さんの気持ちがわかるのではないか。そしてそのように人に対してひどく気を遣うタイプの人にとっては「自由」という言葉はとても輝かしいものに感じられるのではないかと。

    これまた話が飛びますが、少し前にYouTubeで石立鉄男主演のドラマ(パパと呼ばないで)を見て「あ~昔はこうやって初めて会う同士でも言いたいことズケズケ言い合っていたよな。今みたいによそよそしくするなんてことなかったよな」と思った。つまり昔の方が自由だったってことなのか・・・。

    何がいいたのかわからなくなってきましたが・・・結局一口に「自由」と言ってもその中身は人それぞれ違うのだろう。私が「自由」と聞くと、自由気まま自分勝手ととらえるが、山口さんが「君は自由だ」というときの「自由」はそのような意味ではないのだろう。良かったら山口洋の「自由論」語ってもらえないでしょうか。

  3. ハートロッカー より:

    山口さんにはロマンがある。山口さんのステージは地域、場所によって予想外の公演になるから何処でも見たくなる。山口さんが会場をコントロールしようなんて微塵にも思って無いんだろうけど‥‥その日の気分によって微調整してるから楽しい。巨大ビジネス相手?個人でギリギリな所で頑張る山口さんが何より好きだ。あぁ今日は良いお客さんだったといつも思われたいよ。何よりお身体ご自愛くださいませ。

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