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移動日にlet it be

2月11日 金曜日 雪   珍しくヒドい二日酔いだった。昨夜、僕は暴走族に本気でキレたらしい。「つるまないと何もできねぇのかよ、ダサっ」と。あやうくエビゾウになるところだったらしいが、本気でそう思うぜ。お前ら格好悪いんだよ。抗うなら独りでやれ。群れずに本物の敵と独りで真剣に闘ってみろ。お前らが愛の欠如で荒れてるんなら、誰かを真剣に愛してみろ。寝ているおじいちゃんやおばあちゃんを爆音で起こすんじゃない。このバカタレどもが。  魚さんと昼に東京を出発。800キロの長い道のり。  写真を撮る気力もない。でも、魚さんと何故かビートルズの話題で盛り上がった。僕が彼らを知ったのは小学生の時分。確かFUTATAと云う洋服屋で、映画「let it be」を観た。あまりに感激して、親父に頼み込んでアナログ盤を買ってもらったんだっけ。あらためて聴いてみるなら、それは奇蹟の音楽だった。一枚のアルバムにこれだけの名曲が詰まっているのも凄いんだけれど、その時、彼らが煮詰まっていたってことが信じられない。意外に無茶なミキシングだったりもして、そこがエッジとして格好よかったりして、僕らがスポイルされてしまったことも教えてくれる。それにしても、「let it be」は奇蹟の集合体だった。凄い。  こんな風に僕らは旅をする。例えば、「アクロス・ザ・ユニヴァース」のシングルヴァージョンはバリ(分からないよね、テープの走行速度のことです)のピッチを思い切り上げていて、「帰って来たヨッパライ」の一歩手前くらいの感じを、我々は格好良いと思って聴いてきたこと。ビートルズにとって、ジョージ・マーチンにとって、それがデフォルトのようなものであったこと。コンピュータ世代になると、バリを上げることは、逆に難しくなってしまったこと。ビートルズの進化に合わせて、機材も進化してきたこと。彼らが革新的なことを確信を持ってトライしてきたこと。いろんなことが改めて浮き彫りになってくる。ならば、いつだってクリエイターは保守に廻らず己に対して革新的であるべきなのです。メロディーは出尽くしたと云われる。だから、何だ、と僕は思う。まだまだトライすべき余地はあるし、僕らはそれが不可能だなんて、これっぽっちも思ってはいない。それよりも、トシを取ってひよっていく自分たちに吐き気を催す。今日、二人で話したこと。残された時間はもうそんなに長くない。だったら、行くのさ、宇宙まで。  そんな訳で、明日も明後日も四国も、みんな来てくれ。僕らは本気だ。  ともだちがこんなblogを観た、と教えてくれた。嬉しかったな。ありがとう。これぞ、プロモーションだと思う。誰か知らないけど、嬉しい。 こちらっす。

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