日別アーカイブ: 2011年2月15日

四国の魔界、香川県高松市にて。

2月15日 火曜日 曇り   何故、僕らが香川県高松市の狭いにも程があるこの「ruff house」にやってきたか。オーナーの今城君の情熱に負けたからである。「君のところには機材が入らないから無理」と云ったにも関わらず、彼の頭の中は「だから、どーした。逃げんのかテメー」くらいの気迫に満ちていた。分かった。知床魂と九州魂、見せてやろうじゃねーか。到着してみると、彼は高松じゅうの叡智と機材をかき集め、近隣のお店にトイレが足りないからと頭を下げて廻り、搬入するために人を集め、やれることは全てやり尽くされていた。今どき、こういう輩を観ると心底、ほっとする。音楽のためなら地獄の果てまでも。よーし分かった。後は任せとけ。僕らとて、一回メディアに出れば済むものを、100回ライヴをやることを選んだ人間なのだ。やってやろうじゃねーか。  画像を載せるとビンボー臭くなる。来てくれた人には分かると思う。このあたりが難しいところだ。でも、ライヴは一期一会。イマジンしてください。そこで何が行われていたか。俺、あまりの天井の低さに首、グキっとやっちまいました。でも、ここに来て良かった。ありがとう。ニンゲンはまだ信じるに足りる生き物だってことが、よーく分かったから。僕がライヴ中に云った言葉は嘘じゃない。いつか本体のheatwaveでやってくるからね。待ってなよ。  終演後、スタッフの一人がbeatlesの「let it be」のスラングと日本語が分かる人間が翻訳し直したDVDを持ってきてくれたのね。それが、素晴らしく面白かった。こうやって、この音楽が生まれたんだ、と気づくときに、まだまだ僕らには足りないものがあると、教えてくれる。だから、旅は素晴らしい。骨は折れるけど。徹底的な現場主義。そして、マーケッティングとマネージメント。ちゃんと考えてみるよ。ありがとう。スタッフのたまちゃん、優しい気遣いをありがとう。僕らはまだ死ねない。やり残したことが山ほどあるから。明日は気をつけて800キロの道のりを帰る。明朝、ハコの前に魚先生のCD、置いておくから楽しんでね。たくさんの愛。

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