日別アーカイブ: 2014年3月6日

普遍と不変と不偏を探しに、bowlにて

3月6日 木曜日 晴れ 僕は南の人間なので、そこで育った者たちの多くはウインター・スポーツはブルジョアのものだと思いこんでいたのです。 かくいう僕も雪山に初めて足を踏み入れたのは40も半ばになってからだったし、斜面を人が滑っているのをみて、びっくりしたのを昨日のことのように覚えてます。 滅多に使わない言葉に「せんせい」ってのがあって、いわゆる「せんせい」と云われる人たちがお互いを「せんせい、せんせい」と呼びあっているのを見ると、豆鉄砲を乱射したくなるのです。アホか、お前たちはって。 ただし、地球上でたった一人だけ僕が「せんせい」と呼ぶのは、何もできなかった僕にスキーを教えてくれた「せんせい」。彼がドアを開けてくれたのです。だから、そこから先は頑なに誰の指導も受けません。たとえ、なんじゃーあいつは基礎もクソもないぜ、と笑われようとも、僕は僕でありたいのです。無駄に頑なです。だって、音楽はそうやってきたんだもん。だから、せんせいはとてもプレシャスな存在です。彼から教わったという無駄なプライドを背負って、今日はbowlに行きます。初めて行ったときは100%恐怖しかなかった、あのbowlに。 今日もね、ほんとうにキツかったです。金と時間を使って何をやってるんだって、ちょっと思ったけど。でも、完全に自然のままの山に入らせてもらって、メゲずに自分にチャレンジし続けていると、恐怖が歓びに変わっていくのです。つーか、恐怖とは自分の無知が作り出したものだってことがよーく分かるのです。得難い経験なのです。こんな歓び、あまり感じたことがないのです。いつも単独行動だけれど、ちっとも寂しくなんかないです。都会に居る方がよっぽど寂しい。 もうすぐ新しいチャレンジを始めます。50になって、また始めんのって、まったく何も出来ない感じが素晴らしいのです。少しづつ、少しづつ、恐怖がなくなっていくのって、愉しくないすか?それとも、オレはバカ?  

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