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下北沢CLUB Que & 宮田和弥 presents「弾けば弾けるVol.12」
~宮田和弥|花田裕之|山口洋(HEATWAVE)3/18 (火) 東京 下北沢 Que
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WORKS
HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
詳細/購入はコチラ »
2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
特設ページ »
日別アーカイブ: 2022年12月31日
Flag Day
12月31日 土曜日 曇り 一年の終わりに何をするか? 自分への褒美として、敬愛するショーン・ペンの映画を観に行くことにする。 その映画館はオレが個人的に本屋として認めていない本屋と、コーヒー屋として認めていないコーヒー屋の2階にあった。どうでもいいけど、意外とどうでも良くない。映画だって、好きな映画館で観たい。 ショーンの初監督作品を観たのは忘れもしない高田馬場にある早稲田松竹で。91年だったかな。当時SWITCHにいた編集者の佐々木くんが「ヒロシさんの好きそうな映画なんでぜったい観てください」って。インディアン・ランナーを。 しばらく立ち上がれないくらいの感銘を受けた。オレは一人だけれど、独りではないんだと。この映画がどれだけオレを励ましたことか。ショーンが創る映画はいつだって「魂の救済」についてのものだ。自分も音楽でこんな風に人の役に立ちたい、と。いつかショーンのために音楽を創ろうと。 ところで。それからしばらくして、ガールフレンドに好きな映画の話をしたら、彼女はレンタルビデオで借りて、この映画を観て、オレにこう言った。「主人公の生き方は間違ってる」と。書くことを生業としている人だったので、ご丁寧に感想文までいただいたのだった。 あの。その。間違ってることなんて百も承知なんだってば。自分が正しいなんて、1ミリも思ってない。でも、どうしても虚構だらけの世界に馴染めない人間は、いったいどこに行けば、その魂が救済されるのか、教えてほしい。 ショーンの映画が素晴らしいことは言うまでもないから、内容をここに書くような野暮はしない。胸のつかえを洗い流してくれるような映画で、終演後の空は違って見えて、冒頭の本屋とコーヒー屋は変わらず虚構のままだった。 それでもこの世が生きるに値すると思えるのは、こんな美しい魂に出会うからだ。自分になにができるか奮い立たせてくれる魂がこうやって世界のどこかに存在しているからだ。 それらはほんとうの意味でいつかuniteする。それはオレが生涯かけて証明するよ。 配給会社も弱っているんだと思う。最後に流れる素晴らしい歌に字幕をつけなくて、どれだけのスポイルされた日本人がその歌が伝えんとせんことを理解できるのか?そして邦題も、宣伝コメントも薄っぺらくて酷い。オレが本気でその役目を引き受けたい。 この映画がヒットすることはないだろう。でも、「数の論理」が重要なのではない。その気高い魂がオレに来年も生きていく力を与えてくれたことは間違いないから。 あとは自分がどう生きるか、問題なのはそれだけだ。 今年もたくさん読んでくれて、ありがとう。力が残されている限り、書き続けるつもりです。 どうぞ、良いお年を。