日別アーカイブ: 2023年7月17日

普通の彼女

7月17日 月曜日 晴れ 「理想の女性像」みたいな陳腐な言葉で語るのはどうかと思うけど、ジェーン・バーキンはオレにとって、その言葉そのものだった。 可憐で、キュートで、飾らなくて、幾多の試練を乗り越えて、激しい恋をして、勇敢で、思いやりに溢れていて、優しい人。普通に高潔だった。 白いシャツとジーンズでステージに立って、あれほど普通に輝いているのはその人生が並大抵ではなかったからだと思う。作為なんて、若い頃にとっくに超えてきたんだろう。この頃もずっと彼女のその佇まいに憧れていて、コンバースを履いてフツーにライヴをやってみたけれど、まだまだ程遠かった。普通でいることがいちばん難しい。 生涯、一度だけ誰かにエルメスのバーキンをプレゼントするんだと思っていたけど、それもまだ果たしていない。あれを渡すやいなや、踏んづけてボコボコにして使う女性にずっと憧れてはいる。ヴィトンのスーツケースをボコボコにして使って、嫌味に見えないLifeってのもそうとう格好いいとは思う。 そういうことも含め、生きることの物差しを教えてくれ、性別を超えて憧れる不思議な人だった。今日はあえて、娘、シャルロットの歌を貼っておきます。「ひとりは去り、ひとりは残る」。深い。 ありがとう。   この映画、見たいなと思ってた矢先だった。   人として素晴らしかった。    

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