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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
¥3.000 (TAX IN)
特設ページ »
日別アーカイブ: 2023年10月23日
幸福の基準@仙台にて
10月23日 月曜日 曇り 弾丸で仙台日帰り。主催者は前泊、後泊と用意してくれていたのだけれど、まったくもってこちらの理由。単純に時間が足りないから、無理してでも帰るしかないだけ。しかも、道中はずっとコンピュータで仕事という。 コが5類になってからというもの、休日の乗り物の混み具合が半端ないのですよ。ほぼレジャーに行くのであろう方々に囲まれてるとなかなかにしんどい。なので、ブルジョアでもなんでもないけど、こっちは車中も仕事があるんで、在来線も新幹線もやむなくグリーンに乗ります。それすら、満席。涙。在来線なんて、カバンを横の座席に置いて、他人が乗れないようにガードしてる輩とかいるんだよね。新幹線の隣の席なんてティーンだよ!まったく、どんな育ち方してんだか。あ、行きはね。ずっと外人に話しかけられてた。 幸福の基準。 仕事とはいいつつ。疲れない程度に人間観察はする。カバンでガードしてる輩とか隣のティーンの人生を想像してみる。 不思議なことだけど。 僕からみて幸福を手にしてる人の多くは「自分のことより先に誰かを思いやっている」。つまり、誰かの役に立っているという実感がその人を幸福にしている。いつも嘆いている人は「いつだって自分のことを先に考えている」。 これはなんというか、人間の真理だと思う。なぜって、人は一人では生きていないから。 基本的に無料のコンサートは好きじゃない。だって、八百屋でタダで野菜を配らないでしょ?でも、そのオファーを受けるのは主催者たちが街に音楽を取り戻そうとしているから。その街にもさ、でっかいフェスはある。でも、その手のものと市井のものは分断されてる。おかしな話なんだよね。そのフェスに出たからといって、動員が増えるわけじゃない。人々はカタログ的に音楽を味わって、満足なのかもしれないけど、フェスってのはほぼ簡単なサウンドチェックのみで演奏するわけだから、決して万全の音じゃない。音楽の奇蹟を起こすにはそれなりの準備ってもんが必要なんだよ。 主催者はもちろんだけど、演者も、オーディエンスも。ただ享受してるだけじゃなんにも変わらない。羊でもオオカミでもなく、その両方になれる懐の深さが必要なんだと思うんよね。祭りってさ。もっと土着なんだよ。今年も実りがありますように!とかさ。もっと切実なんだって。 もうひとつ。志をもって、続けること。それが一番難しい。人生は文化祭じゃないからね。だから続けてる人は応援します。たとえ実らなくても、続けるって言い放って棺桶に入ったんだったら、それは貴重な人生の勝利だとオレは思う。 そういうことも含め、面白おかしく人間力で突破して、音楽ってすげーってところに到達させるのがオレの役目。それができたかどうかは不明だけど、場所を与えられたからには全力でやらせていただきますとも。ステージに上がって、さてどうする?なにも湧いてこなくなったら、即引退。でも、まだ大丈夫。いつだってこころの中にはロンドンコーリングのEmが鳴ってるから。 っていうか、こういうことが自分を成長させてくれてるんだと思う。世間と自分はどんどん乖離していくけど、それは当たり前だし、歌うってそういうことだと思う。 で、なにも食べないまま帰りの新幹線に乗って。隣の席はティーン。んー、駅弁屋に寄ったなら、紐を引っ張って加熱するタイプの牛タン弁当しかなかったんだよね、、、。どうしてこれが売れ残るかって、匂いが周囲に充満するからなんだよね。 ティーンに「すいません」とひとこと謝って喰った弁当。ちっとも幸福じゃなかった。チーン。 それもまた人生。 アーメン。