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HEATWAVE OFFICIAL BOOTLEG SERIES #008 / 2021122640 Years in a BLINK HEATWAVE
“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
詳細/購入はコチラ »Blink HEATWAVE
2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
2017.12.26 Release『Carpe Diem』 HEATWAVE
2017.5.17 Release『OFFICIAL BOOTLEG #004 151226』 HEATWAVE
2016.12 Release
HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
NO REGRETS XBCD-6003
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日別アーカイブ: 2023年11月27日
グレイブヤード
11月27日 月曜日 晴れ 思いたって、その昔世話になった人物の墓参りに。 この生業、親の死に目とか、誰かの葬儀とか、立ち会えないのがあたりまえ。でも、時間をあらためて、誰にも告げず一人でバイクででかけるのも、それはそれで悪くない。 小高い丘の上にその人(たち)は眠っていて。空と風を感じながら、いろんな会話をした。だから、その場所を教えてくれた人だけに「いい時間でした」って連絡した。 生前にモニュメントは建立されていて、そんな周到なことをする人物には見えなかったから、驚いた。 人間たるもの、明日生きている保証なんてどこにもないわけで、オレが明日死んだらいろんな人の手を煩わせるんだってことを、彼らに教えられた次第。 それは良くないなぁ。 決してネガティヴな話じゃなくて、オレが今死んだら、先祖のみなさんを全員無縁仏にしてしまうわけで、、、。父親が死んだとき、残されたアンビリーバブルな量の学術書、、、。意味がわからないオレにはタダのゴミ。母親が死んだとき、残されたきらびやかな洋服の数々、、、。オレが着たらタダのヘンタイ。同じように、楽器だ機材だ本だCDだ、、、。嗚呼。 気高かった祖母は、死んだとき箪笥の中に白装束一枚しかなかったって。それ、どえらい覚悟だよね。確かにそんな人だった。 そういうこと、考えた上で独立して生きていかなきゃ、と。 彼らもきっと、今日のオレと同じ想いに至って、建立したんだろう、と。空を見ながら思った次第。 で、墓は必要なのか?と考えたときに。自分自身はまったく必要だと思っていなくて。人の記憶から消えてしまったときが本当の死なのだ、と。自分の両親のこと振り返っても思う。 そう考えると。誰かが自分が書いた歌を歌い継いでくれる、とか。それは願って叶うことではないけれど、詠み人知らずになったとしても、その歌を誰かが口づさんでくれていたなら、そこに命は宿るわけで。オレはそこを目指すのがいい。 歌人たるもの、いい歌をできるだけ書き遺すことが使命だと思い至ったなら、晩年の故人はそれを伝えることをやっていた人だから、今日の墓参りも思し召しだったのね、と苦笑しながら理解した次第。さすがのプロデューサーなのだった。 安らかに。