1月5日 月曜日 晴れ
ティーンの頃、飲食店の厨房でバイトをしてた。結構な繁盛店。大将は今思い返しても、尊敬できない金の亡者だった。ちなみにオレの時給は340円。たぶん、労働基準法に違反してるな。営業が終わり、厨房の床にデッキブラシをかけて、最後に床の下に流れるドブのようなところにたまったゴミをさらう。油だの生ゴミだの。かなり強烈な汚れ仕事だった。
社員はもちろんやらない。バイトは誰もやりたがらない。この感じっつーか、空気が大嫌いだった。だから、率先してフツーにそれをやることにした。ラッキーと思ったであろう輩も居れば、少しづつ態度が変わっていった同僚も居た。能動的ドブさらい。気持ちは今も変わらない。それが格好いいことなのかどうか、オレは分からないけど、フツーに、黙って、率先して、オレはそれをやれる人間で居たい。期待しないし、求めもしない。ただ、それをやるだけだけど、それが充分なメッセージだとオレは思う。ガンジーがMY LIFE IS MY MESSAGEと云ったことの意味はね。
便利な世の中になって、エンジニアがミックスしたファイルが送られてくる。それは「満月の夕」を5人のヴォーカリストが4本のギターを弾きながら、歌っているものだったのだけれど、そこには多様性と云う普遍性があった。笑っちゃうくらいにバラバラな個性。でも、これでいいのだ。知らない人も多いけれど、ズレてるからハーモニーやグルーヴは生まれる。ただし、同じ行き先を観ていなきゃならないけど。
ある曲は「公共財」だと僕は思う。もう誰のものでもない。まして、僕のものではない。僕は積極的にテレビに出ない。好きじゃないのだ。マスで1回で伝わるものでも、僕は300回ライヴをやることを選んできた人間だ。でも、今回オファーを受けるにあたって、音楽が持つ多様性を伝えてくれるなら、と思った。ドブさらいという寡黙な愛の方法(オレのことじゃなくね)も含めてね。受け取ってくれるといいけど。
もう残りのLIFEの方が短い。いつだって雑務が持ち込まれるけれど、これからはバッサバッサと断る。元旦にそう決めた。お人好し、禁止。僕が世界に寄与出来ることがあるとするなら、時代を感じて、新しい曲を産みだし続けることだと思う。だから、その本分を忘れないように、環境を変える。ときどき、世間との交信を切る。あるいは外国に逃げるつもりでいる。
ぜんぜん関係ないけどさ、メンフィスにはまだ音楽の心があるぜ。アナログのテレコが廻り、ハモンドがリズムを刻んでるだけで、涙ちょちょぎれる。これが音楽だよ。音がウォームだよ。こういうの観ると、もう一回がんばって、スタジオ作るかーーーとか思う。夢、忘れてたな、オレ。
今まで不思議に思っていたことが確かなものだったと感じてから、正直あれこれって何ってことが最近多々あり少し戸惑っています。どこかでだれかに優しい目で見守られているようなでもどう表現していいか分かりません。ガンジーの本を借りて読んでみたくなりました。
ドブさらいだろうとなんだろうと、自分が必要だと思えばやるだけ。
それがmessageになるなら、それもまたよし。
ですね。
そう、ドブさらいしたくない人も居るし、どうなんだろう?できればしたくないけれど・・・で止まってしまう人もいるし、出来る人も居る。たしかにみんながそう出来たらたらぴかぴかになるけれど、人間はそうでもないということで今まで生き延びてきたようにも思います。
そして・・・今日紹介してくれたこの曲すっごく好きです!!
ありがとうございますーーー。
今日、ようやくblogラジオ聞きました。お正月のざわついた雰囲気の中では聞けず、今日になり落ち着いて聞けました。音楽って、いいなー。自分の信じる音楽を生み出してください。わたくすは受け取りますよ。下手なりに、オーライ、オーライ!で。
こんな素晴らしい音楽が!
ありがとうございます!
フレンジーフォードさん!
どんな事でも誰かのためにって言うより、キレイになって気持ち良い〜ってドブさらい出来たら良いと思う。時々難しいけど。ヒロシさんのいつも言ってる人ごとじゃなくて自分のこと。MY LIFE IS MY MESSAGEの意味ってそうゆうことだと思ってます。
だから軽々しくないんだよね〜日々自分の感性と向き合うことは。私はトホホな事たっくさんあるし。
なのでヒロシさんの海外逃亡大賛成!!!!自分の時間もないとMY LIFEの意味ないし。それで夢への原動力や曲つくってライヴしてくれたらリポDの円環になるしね〜。ただ交信切る時言わないと孤独死心配しちゃうかも〜(´艸`)ことよろデス。
スタジオ!
できれば阿蘇によろしくお願いします!待ってます!
師匠のアルバム、それからヒートウェイヴのバンドでの来熊も、しつこく気長に待っております!^^
今まで自分の人生なんてどうでもいいと思いながら生きてきました。
自分が感じたことさえ遠い国のお話で今も現実なのかドラマのなのか、、、。
前もそう思ったとき自分でほっぺたを叩いて気合いを入れたつもりがすぐ戻ってしまう。寝ぼけているうちに人生終わらないようにしたいです。
かっこいいことだと思います。
読んでいて背筋が伸びました。
尊敬する鍵山秀三郎氏のようでした。