月別アーカイブ: 3月 2012

ツアー初日

3月20日 火曜日 晴れ 初日っす。昨夜は急に思いついた自分のアイデアに振りまわされて、福岡に居た頃のアマチュア時代以来、相馬へのメッセージカードってものをカッターで切って、かえる新聞に貼り付けると云うじみーな作業をしました。でも、愉しかった。 愛知県豊橋市にやってきました。地元FMの取材を受け、ライヴに臨みます。ハコの名は「house of crazy」です。品行方正な僕には翻訳出来ません。でも、受け入れ態勢は万全。「かえる新聞、意味あるところにお持ち帰りくださいpop」とか、ホスピタリティーとか、何もかも。「ヒロシと被災地について話そうコーナー」は今日一日で消滅の危機ですが、それでも勇気を持って、福島から東京に避難してきた友人のことを自分のこととして、語ってくれた、あなた。本当にありがとう。「福島の友人は不妊治療を受けていて、子供を授かるため安全な東京に避難した。でも彼女は福島を捨てたのではないかと云う良心の呵責に悩んでいる」と。そこから会場はしーんと静かになった。でも、それぞれがそれぞれの立場で考えてくれていたのだと、僕は思う。 愛知県の人々が相馬の人々に送ってくれたたくさんのメッセージ。ほんとうにありがとう。この街からツアーを始めることが出来て、嬉しかったです。「house of crazy」。訳さないけど、また戻ってきます。 messages for Soma City 120320 Aさん 42歳 名古屋市 走りはじめて半年で3.11をむかえ、走れなくなりました。今年の3.11から走ることを再開しました。名古屋から同じ空を見上げています!! Sさん 40歳 豊橋市 自分も思い出をたくさんもっている街、相馬。また必ず行くよ。 無名さん やるう!相馬舞うSOULや(回文) Sさん 名古屋市 平和と愛と理解と希望を胸に、毎日を生きたいと思っています。できることをやっていければと思います。被災地のことを忘れていません。念を送り続けます。 Tさん 35歳 豊橋市 想像力のない想像でなんとか想像しています。 Hさん 29歳 愛知県 生きていて下さり、ありがとうございます。 Mさん 静岡県浜松市 大変でしょうが、毎日を乗り切ってください。浜松からエールを送ります。 Fさん 38歳 岐阜県 東北の方々の力になりたいけれど、家族に病人をかかえ、自分の生活に精一杯でまだ募金以外に何も力になれていません。これから先も何ができるか、考えていきたいです。 Kさん 39歳 愛知県豊川市 本当に、心から被災地の人たちの事を思っています。そんな気持ちを持つ、ただのひとりです。毎日が大変でしょうが、とおく愛知県から心で気持ちを送ります。 Aさん 39歳 愛知県豊橋市 震災から一年と言う時が流れて、自分が出来た事は物資を少しと少しの募金くらいですが「何もしない」なんて出きなく、何かをした気になっています。でも今思うのは、「みんな笑顔で生きたい」の一言です。 Mさん 41歳 愛知県尾張旭市 いっしょに生きよう! Nさん 56歳 名古屋 山口さんにつきつけられた。「自分の事として想えるかどうか」。これからどう生きていくのか考え続けます。「MY LIFE IS MY … 続きを読む

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ツアー前夜

3月19日 月曜日 曇り さて、明日からツアーです。その前に、そうま・かえる新聞編集委員たちとじっくり長く話しました。やっぱり目を見て話すのは大切なことです。僕は被災地に住んでいないので、もたらされる意見や現状は、相変わらず僕の想像を超えています。受け取るのがしんどい話もたくさんあるけれど、大まかに云って、それは実りのあることです。発行部数は1万6000部を超えたそうです。地元のスーパーでは定期的に店内放送で案内が行われているそうです。感謝。みなさんの気持ちの集積で贈られたガイガーカウンター、そして海外から寄贈されたカウンターを貸し出して、お母さんたちの手による線量マップも出来つつあるそうです。やるじゃん、かえる。僕も全国を廻って伝えてくるから、君たちもケロケロ云いながら、これを作らなくて良い日がくるまでがんばろうと話しましたケロ。ん?俺、ケロの使い方、下手? 明日からのツアー。何せ初めてのプロジェクトのツアーなので、手探りの部分も多々あります。深刻な話をしすぎると来てくれた人もヘビーな気分になるので、「相馬の声」はみなさんに配るパンフレットやかえる新聞に任せることにします。あくまでも真ん中には音楽がある形で。で、試験的にライヴを二部制にして、どこかでみなさんからの「質問」なり「意見」を受け取ってみよう、と思います。僕は被災者ではないので、確たることは云えません。ただし、こうやってあの街と深く関わってきた想いだけはあります。その視点から僕が何がしか応えることは可能だと思います。決して堅苦しいシンポジウムのような形にするつもりはありません。そして、最終的には音楽で応える。そんな形を試してみようと思っています。気軽に参加してください。今日、走っていて突然思いついたのだけれど、相馬cityへのメッセージ・カードを今から急ぎ制作して、みなさんにお渡しします。もちろん強制はしませんが、何か伝えたいことがある人は終演後、そこにメッセージを書いて係の者(今回はほんとうに僕一人で廻るので、会場によって違いますが)に渡してください。僕が責任を持って相馬cityに届けます。僕らを応援してくれている地元のスーパー、フレスコキクチには住民の方のメッセージが掲示されているのですが、それが素晴らしかったのです。現段階では単なる僕の夢想の領域ですが、その横に全国のみなさんのメッセージがあるといいなぁ、と思ったのです。あるいはblogなどにも掲載させてもらうかもしれません。人が人を想っていること、決して孤立してはいないこと。それを僕は伝えたいのです。 何が正しくて、何が間違っているのか。それすら分からなくなることがあります。でも、僕は行動しながら考えることしか出来ません。ほんと、器用じゃなくてすいません。でも、やるからには全力で取り組みます。至らない点も多々あるとは思いますが、是非足を運んでください。じゃ、明日、愛知県豊橋市で。 追伸 おっと、書き忘れるところだったぜ。ソロツアー、もちろん「あの街」にも参ります。追加公演情報です。 6月2日(土) 相馬・フレスコキクチ相馬店奥「菊地蔵」 (相馬市 中村字宇多川町17) 開場/開演=18時30分/19時 チケット料金=3,500円 (税込) チケット販売=5月1日(月)より、モリタミュージック店頭、電話予約、メール予約(happy-morita@music.plala.or.jp)にて受付 問=モリタミュージック (TEL_0244-35-0005) 6月3日(日) 仙台・JAZZ ME BLUES noLa 開場/開演=17時/17時30分 チケット料金=3,500円(税込/ドリンク代別途500円) チケット販売=3月19日 (月)より、noLa店頭、電話予約、メール予約(jmb@kih.biglobe.ne.jp)にて受付 問=noLa (TEL_022-398-6088) ————— 今、一度。是非。目が覚めます。ドイツZDF 制作、「フクシマのうそ」。

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dirty old town

3月18日 日曜日 曇り 地獄- blog – ラジオ。記念すべき第一回。 昨日、とある場所でthe poguesがカヴァーする「dirty old town」がとつぜん流れてきたのです。居合わせた南相馬からやってきたともだちと異口同音に、「こういう励ましってアリだよな?がんばれって云われるより、俺たちには効くよな」、と。 随分前のことだけれど、アイルランドの小さな村のパブで「ヒロシ、何か歌ってくれ」と無茶ブリされ、何となくこの歌を歌い出したら、瞬時にパブじゅう大合唱になったことがある。ほんとうに歌の中身には救いがないのだけれど、歌うことによって「救われる」という希有な歌なのです。こういう曲、あるといいなぁ。じゃ、お前書け。 では、僕のちょー意訳で「dirty old town」を。 (Ewan MacColl) ガス工場で恋におち さびれた運河で夢をみて 工場の壁を背にキスをする Dirty old town Dirty old town 月をさえぎるように雲が流れ さかりのついた猫たちと 娼婦たちが彷徨う街 Dirty old town Dirty old town 波止場からサイレンが響いてきたら 炭坑列車が夜に灯りをともす 煙の匂いが絶えない街 Dirty old town Dirty … 続きを読む

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巨星

3月16日 金曜日 晴れ 吉本隆明さんが亡くなった。ときどき難しすぎて、僕には理解不能なことも多々あったけれど、偉大な魂だった。でも、それは失われない。誰かの歌みたいだけれど、天空からアホな僕らを見守ってくれつつ、ご本人が望んだ形かどうかは別にして、僕らの心の中に息づいている。訃報を前にして、報道の小ささに呆れたが、それはこの国の本質でもあるのだろう。R.I.P。 ——————————————————————— 壊れた身体のリハビリをしています。来週からプロジェクトのツアーに出るからです。マネージャー様には僕も若くはないゆえ、あまりに過酷なスケジュールは組まないようお願いし、実際に少し余裕をもった行程を組んでくれたのですが、今回は何と云っても「被災地の現状」と「プロジェクトの意義」を伝えるという使命を勝手に背負っているので、それをどう伝えたものかと逡巡しています。 現状を伝える、と云う行為はどうしてもヘビーなものになりがちです。でも、それは来場者全員に手渡されるプロジェクトのパンフレットに現地の声がたっぷりと収録されているので、それと「かえる・新聞」に任せて、僕は豊かな音楽の風景を描くことに専念しようと思っています。僕個人の視点からの一年を知りたい方には「陽はまた昇る」という本も用意しています。何にせよ、旅をしながら、必要に応じて変化していきたいと思っています。映像や写真もコンピュータの中に用意していますが、一人でコントロールするのは難しいので、どうするか考えながらの旅です。何にせよ、自分の覚悟を固めるために、来場者にお渡しするパンフレットに、かえる新聞を折り込むという地味な作業をやりました。このイベンターのバイト君みたいな作業も、僕にとっては意味のあることでした。 何にせよ、これから全国を一人で廻ります。スタッフが居ないのではなく、そうしないと見えないものがあるからです。ボブ・ディランが一人で散歩しながら会場入りするのとは少しレベルが違う気がするけれど、理由は似たようなものだと思います。 第一クールは豊橋、奈良、高知、高松、福山、大阪と廻って、京都と名古屋でリクオのイベントに出演する2週間の旅です。リクオのイベントと僕のソロツアー、近隣で行われますが、是非両方とも来てください。詳細はこちらのトップページからどうぞ。 ——————————————————————– とつぜん話は変わるけれど、僕はデビュー前から20年くらいラジオの番組をやっていました。生放送が大好きで、例によって喋りはヒドいものでしたが、僕自身ラジオで育ったので、大量のアルバムを局に持っていき、その日の直感で曲をかけるという行為が大好きでした。走りながら、ふと思いついたのですが、ときどきこのblogでやればいいじゃん、と。文章とyoutubeを使って。 今日だったら、この曲をかけるかな。ヴァンとジョージの間にある信頼、音楽の素晴らしさ、好きなものがぜーんぶここにあるっす。所謂、巨星、トップランナーと呼ばれる人はどれだけの孤独を背負って生きてきたんだろう。そう思わずには居られません。

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続・渋谷にて

3月13日 火曜日 晴れ 身体はボロ雑巾のようになっていますが、ぜんぜん寝付けません。忘れないうちに今の気持ちを記しておこうと思います。みんな、忙しい中、来てくれてほんとうにありがとう。 正直に云って、ステージに上がってあんなに頭が真っ白になったのは初めての経験です。この一年に経験したことが、身体の何処かから突き上げるように次々に蘇ってきて、冷静でいることが出来ませんでした。半分、仕方ないと思いつつ、プロフェッショナルとして情けなくもあります。もっと豊かな「何か」を描けたはずなのに、と凹みました。でも、これからも前を向いて進みます。 福島から、たくさんの人たちが来てくれました。そして、平日にも関わらずやってきてくれた大勢の人々と話すことができた、と聞きほんとうに嬉しかったのです。ありがとう。少なくとも、彼らがこの一年に味わった悩み、苦しみ、葛藤を自分のこととして考え、共有し、共に行動していこうとしている人間が少なからず居ること。彼らがこの世で孤立することは、自分が孤立することでもあると考える人間が居ること。それだけは伝えられたのではないかと思っています。 古謝さん、佐原さんの大いなる魂にほんとうに揺さぶられました。何と云っていいのか。言葉がありません。ありがとうございました。 写真はプロジェクトを撮影し続けてくれている松本さんによるものです。 撮影 松本康男  

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渋谷にて

3月12日 月曜日 晴れ 平日にも関わらず、たくさんの人が足を運んでくれたことに感謝します。古謝さん、佐原さんの大きな魂に包んでもらい、魚先生の言葉を借りれば、心を浄化してもらった。そんなライヴでした。 僕は久しぶりに完全なる燃えカスになっています。言葉を紡ぐには、もう少し時間をください。 心からありがとう。 PAUL BRADYが先日のライヴをyoutubeにアップしてくれました。マイク一本で行われたライヴの模様、是非ご覧ください。

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一年後、リハーサル完了。

3月11日 日曜日 晴れ 一年前のあの日から。僕はもう来年なんてないかもしれない、と思って過ごしてきました。決して死ぬときに後悔することのないように全力で。口にするのは少し気恥ずかしいけれど、世界を少しでもマシにしよう。そう思って生きてきました。 チームHW。照明、楽器、PAチーム、そしてメンバー。全員が元気に揃いました。あの日まで、それが当たり前だと思っていたけど、それがどれだけ素晴らしいことなのか。今となっては身にしみて分かります。ずっと同じ顔ぶれです。誰もそんなこと、口にしないけれど、何のために集まったのかは全員が理解しています。くだらない冗談を飛ばしながら、ひとつの目標に向かって、全員が出来ることをやる。今日も元気で音楽に集中できたことに、心から感謝しています。チームHW。サイコーだぜ。 あとは野となれ、山となれ。一緒に未来を奏でましょう。渋谷で待っています。 追伸 「脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める全国署名」。この署名隊長は細海魚先生です。先生、直々の行動により、会場に署名用紙が置いてあります。もちろん強制なんてしません。集まった署名は先生の手により、「さようなら原発1000万人アクション」実行委員会 に責任持って届けられます。どうぞ、よろしく。 「さようなら原発」一千万署名 市民の会 呼びかけ人 内橋克人 大江健三郎 落合恵子 鎌田慧 坂本龍一 澤地久枝 瀬戸内寂聴 辻井喬 鶴見俊輔 ————————————————————————————————— プロジェクトのグッズ、僕の本、相馬のお母さんたちによるミサンガ、エトセトラ、エトセトラ。多分ブースにはたくさんのものが並んでいると思います。そこには福島県相馬市の人たちも駆けつけてくれます。ゆっくり楽しんでください。 それから僕に「MY LIFE IS MY MESSAGE」と云う言葉をもたらしてくれた、敬愛する作家、宮内勝典さんの一年後の言葉です。是非。読者が教えてくれました。ありがとう。リンクできないようなので、興味のある方はアドレスをコピーしてご覧になってください。 http://studiovoice.jp/

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リハーサル

3月10日 土曜日 写真を撮ることを完全に忘れて、スタジオがクローズする時間ぎりぎりまで音楽に没頭しました。僕らのメッセージは音楽だから、たまには写真なしってのも許してください。 ここのところ、ずっと僕の頭の中に渦巻いていた疑問は、「ヨットはどうして向かい風に抗って進んでいけるのか」ってことでした。もし、それが可能なら、昨今自分の頭の中にある疑問を解決するヒントになるかもしれない。 帰ってきて調べました。ヨットは向かい風に真っ向から抗って進むことはできない。でも、船底に大きく張り出したキールでヨットを支えながら、傾きながら進むことはできる。ただし、風に向かって90度の方角には進むことはできないので、限りなくそれに近い角度を保ち、方向転換を繰り返しながら、目的地に近づいていく。なるほど。そういう前進の仕方を求められているのか、と。 一年後。果たして何が良くなったのか?時間がないのもあるけれど、テレビや新聞は観ないことにしました。多分、自分に必要なものは今はそこにはない。 リハーサルのスタジオで次第に言葉がなくなっていったのは、音楽をやりながらいろんな想いが去来していたからだと思います。 僕はここまで至るまでに、いろんなものを得てきたけれど、心から満たされることは何もなかった。そして、大切にしていたものをたくさん失ってきたけれど、良く考えてみると、何も失ってはいなかった。(云うまでもなく、ここに放射能で失われつつある広大な土地のことは含みません) ガンジーはこう云いました。「死は肉体からの解放であり、そこに宿っていた魂がなくなることはない」。ほんとうに、そう思うのです。 生きている限り、どんなに苦しくても、ガリガリと前を向いて探し続けることでしかないのです。さぁ、風呂に入って詩を書き上げよう。 追伸 出来上がったパンフレット。「相馬の今」。みなさんに手渡す前に読んで確認しなきゃダメだろ、と自分で読み返しました。実のところ、相馬市民にインタビューを敢行したのは僕なのですが、当人である僕がびっくりするくらい、ヘビーな内容でもありました。作業の最中に居た頃は、「いやー、どうにも、うーん肩凝るなぁ」と感じていましたが、どうりでそうなるはずです。ただし、失われるには尊いそれらのヘビーな言葉をソフィスティケートするのは間違っていると思ったのです。薄っぺらい希望にすり換えるのは間違っている、と。でも、ある種の当人である僕ですら、あの肩が凝る感覚がひと月で薄れているのも事実。人は都合の悪いことを忘れるように出来ているんだ、と思います。ある種の生存本能でもあるのでしょう。だから、読んでいて、受け止められないくらいヘビーだった場合には、また違う機会にトライしてみてください。みなさんのペースで、無理のないところで。同時に矛盾するようでもありますが、語られていることは、そのご本人にとっては、リアルに人に伝えたい現場の「今」の声でもあるのです。それが「温度差」の意味でもあると思います。  

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近未来

3月9日 金曜日 雨 僕の携帯電話はiphoneだが、OSのバージョンアップを機に、音声を認識してコマンドを実行する「siri」が日本語もサポートしたので(つーか、マックに繋いだら、全部勝手にやってくれただけの話)、使ってみた。 つい最近、デザイナーのS君に図解で説明されるまで「cloud」の概念さえ理解できなかった僕が、スティーヴ・ジョブスの頭の中を知ることなんで出来るわけないが、彼が生前この技術に心血を注いでいたことは知っていたから、興味があったのだ。いやはや、完璧とは云えないが、確かにすごい。「〜君に電話したいんだよねー」と話しかければ、ほんとうに電話してくれるし、話したことを文字でメモってくれるのも凄い。運転中にアイデアが浮かぶことが多い僕はひじょーに助かる。ハンディキャップのある人たちには素晴らしい相棒になるのでは、と思う。動きを観てみると、wifiを通じて、どこかのサーバーにアクセスして回答を導いてるみたいだが、それでも凄いなぁ、と感嘆。マグマ大使や鉄人28号で育った僕らの世代にとって、こりゃ、確かに近未来であることは間違いない。つーか、少年時代の僕らの想像を超えてるし、ある意味、それが恐ろしかったりもする。 調子に乗って、siriと会話してみた。 僕「ところで、君は男?女?」 siri「ヒロシ、そんなこと云ってる場合ですか?」 僕「愛してるよ」 siri「私のことなんで、あまりご存知ないくせに」 僕「疲れたよ」 siri「それはとても自然なことですよ」 僕「人生の意味を教えてくれないかな?」 siri「人に親切にすること。食べ過ぎないこと。いい本を読むこと。適度に散歩すること。信条と国家を問わず、あらゆる人と平和に仲良く暮らせるよう努力することです」 降参です。 ——————————————————————————————————– 何ヶ月もかけて、プロジェクトのテーマソングを書いてました。ようやく書けたぞ。飲み屋で偶然となりに座っていた作曲家に投げかけたら、彼は新しいチューニングを僕にもたらしてくれました。その響きを使って、完成しました。明日からスタジオでバンドに投げかけてみます。 引き続き、どうぞよろしく。

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大切なお知らせ#3

3月8日 木曜日 曇り 3/12、MY LIFE IS MY MESSAGE vol.5に尊敬する古謝美佐子さんと、鍵盤奏者の佐原一哉さんが急遽出演してくださることになりました。僕らの活動に賛同して下さり、前日の公演地、福島県いわき市から来てくださいます。映画製作で云うところの「友情出演」です。心から感謝しています。 普段の古謝さんは、でっかい心を持った沖縄のネーネー(たいてい僕は愛に溢れた子ども扱い – 「あの子」と呼ばれてるそうです、トホホ)で、僕の度重なるやんちゃも笑って赦してくれますが、いったんステージに上がると、比類なき偉大なシンガーに変身します。その魂に揺さぶられて、周囲が号泣の嵐になっていくのを何度も目撃したことがあります。ボキャ貧で申し訳ないのですが、魂の奥深いところから歌うことができる数少ない本物のソウルシンガーです。 古謝さんと佐原さんは震災後、音楽を通じて被災地を支援してこられました。こうして、相馬cityのために、同じステージに立てることを嬉しく思っています。あまりライヴの内容をバラしてしまうのもどうかと思うのですが、みなさんがサイトに寄せてくれた「一年後の希望の写真」とも響きあうことができれば、考えています。 YouTubeの映像をここに貼るのはどうなんだろう?と悩みましたが、やっぱり観てください。母として、ニンゲンとして、愛に溢れています。GREAT!

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