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“Unknown Pleasures” HEATWAVE
2022.3.18 Release
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2020.6 Release
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2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
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HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
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月別アーカイブ: 7月 2023
殺人的
7月11日 火曜日 晴れ いきなり殺人的な暑さがやってきたね。 じゃぁ、せめてこの湿気だけはなんとかしてくれないかなぁ。暑さと湿気のダブルパンチは堪えるから。 とてもじゃないけど、ランニングなんて太陽が昇ってる間は無理。死んじゃう。でも、早朝走るのは身体に良くない。根拠はないけど、それはやめてください、と身体が申す。するってことは、夜しかないってことで、陽が暮れるまで飲酒できないってことは、日々のルーティーンを組み直す必要があるってことかな。 ちょいと近所まで5分バイクに乗っただけで、ヘルメットで目玉焼きが焼けそうだったのよ。太陽系の逆襲って感じ。先日の静岡のライヴは蒸し暑くって、室内で熱中症になりそうだった。戻ってきた楽器を見たら、弦が恐ろしいくらいに錆びていて、びっくりしたよ。かつて、こんなこと、なかったもんなぁ。あ、ハコのせいじゃないよ。 どうにかこうにか、時間をやりくりして、この夏九州に帰る算段を整えました。ほんとはバイクでゆっくり数日かけて帰るのが理想なんだけど、それはこの気候じゃ無理、だな。原稿を書いたり、曲を書いたり。創造的な時間は自分で作り出さないと。 とはいえ。このところ、ようやく音楽制作ができています。民謡深掘りからのリハビリ中。シタールのような音を出したり、三線を弾いてみたり。nowhereな音楽を目指しています。こころの中にある風景を具現化するのはとても愉しい。 僕が持っている三線は初めて沖縄の地を踏んだ、その日に買ったのです。もう何十年も前のこと。沖縄を観光気分で訪れるのはなんとなく気が引けていて、ようやく呼んでくれる人たちがいて、かのジャンジャンで演奏させてもらったのは素晴らしい記憶です。おまけに若造だったオレが、そのままなぜか喜納昌吉&チャンプルーズのプロデュースという大役を任され、数日間、那覇のスタジオに缶ヅメ。そのまま那覇から札幌に飛んでライヴ。モノホンの沖縄パワーと気候の激変にやられて、家に帰って寝込んだこともいい思い出。 昨日描いたブルースじゃないけれど、安易に沖縄の楽器を使うことには抵抗があって、ほとんど使ったことはないけれど、ホンモノだと思う唄者は数人いて、その一人である大島保克(ヤス)がうちにきて、僕の三線を弾いてくれたなら、こんな音がするんだって、びっくりしたよ。魂の楽器なんだね。 脱線するけど、ヤスとオレはピーター・ガブリエルが主宰するワールドミュージックの祭典、WOMADの日本代表だったんだよ。笑。あともう一人は都はるみさんだったと思う。 そんな夏の日々です。ずいぶん遠いところまで来たなぁ、と。でも、ともだちはみんな元気でいてほしい。こころからそう思う。
耳を澄ますと聴こえてくる、月曜日の君のブルース
7月10日 月曜日 晴れ 音楽に耳を澄ましてごらん。全部聞こえてくるから。こころの襞や、その人が歩いてきた人生の路傍の風景やヴィジョンまで。 性格が素晴らしい人がいい音楽を創るわけではまったくない。 内包されるんだよ。すべてのことが。良くも悪くも。 だから、嘘をついたって、聴くやつが聴いたらバレるし、取り繕ってたって、いつかそれは綻びる。中身がないやつの音楽は中身がないし、だから誠実でいるしかない。そのくらいには恐ろしいことだと思ってる。音楽を生業にするってことは。 ある種、天と通じてる。天って、自然と言ってもいいし、神と言ってもいい。神って薄っぺらいGODのことじゃなくてね。本来は無償の愛の世界。見返りを求めてはいけない。全人生を捧げるべき場所。 昔から音楽家なんて、食っていける職種じゃなかった。だからパトロンは必要だったし、階級のために音楽は創られてきた。オレはそんな音楽が好きだったことなんて一度もないけど。 ロックンロールが凄いのはそれが「庶民」のための音楽だったってこと。黒人たちが絶望と悲しみの中で産み出したブルースに基づいてるってこと。それをジョー・ストラマーみたいな本物のパンクロッカーが世界の若者に「態度」として広めたってこと。 だから、やる、やらないは別として、ブルースを知ってるかどうかはとってもデカいことなんだ。オレは福岡に生まれて、鮎川さんをはじめとする第一船団のパイオニアたちのおかげでティーンの頃にそこに触れることができた。だからブルースが内包するものをエッセンスとして、簡単にパクるなんてことはできなかった。でも、それはオレの血肉になったんだよ。 この国は薄っぺらいものほど受け入れられる側面がある。毒にも薬にもならないものが心地よい人にとっては、そのくらいがちょうどいいのだろうし、それが悪いことだとも思わない。クリスマスになると流れる曲を聴いて、オレは一度もこころが動いたことはないけれど、それに感動する人がいても、それはそれでいい。ただ、そこにブルースはないだけの話。 昨日、ビル・エヴァンスが1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで遺した録音物をアナログ盤で聴いていた。オレが生まれる前だよ。たぶん、マイク2本で録音されてるんだけど、素晴らしくてね。そこには音楽のすべてがある。緊張と弛緩、音の粒、それぞれのこころの揺れ、儚さ、意志の強靭さ、性格の悪さ、人を信じること、信じられないこと、エトセトラ。すべてがある。奇蹟のような演奏。 その10日後にメンバーは死ぬことになる。それすら予感させるような空気があるし、観客はたぶん30人もいない。 耳を澄まして、君のこころの声、ブルースを聴いてごらんよ。聴こえてきたものを一人称で語ってごらんよ。面倒なことも増えるけれど、人生はもっと豊かになる。オレにとって、音楽の役目はそこにある。
成長
7月9日 日曜日 晴れ ツアーから帰って何が嬉しかったって、今年初めて植えたゴーヤに花が咲いていたことですね。 ほんとうに嬉しかった。生命力ってすげぇなぁ、と。あたらめて。用があってホームセンターに行ったときに、苗が売っていたので(確か200円もしなかったと思う)なんとなく買ってきて、ネットで調べて植えてみたのです。 朝起きると、まずはゴーヤの成長確認。ツルをネットに絡ませて、ぐんぐん成長していきます。逞しさマックス。いろんなことを教えてくれます。 ようやく、少しだけ時間の余裕ができたので。 まずは「ハッカ水」を使って、家中を掃除しました。これはとってもすっきりする。おすすめです。家って、自分で雑巾かけると浄化される気がします。 ずっとレスポールを探しています。 掃いて捨てるほど売ってるけど、ぜんぜんピンとこない。つまり恋をしないのですね。ギブソンは迷走を繰り返してるし、仕方なくオークションってとこも探してはみるんだけど、こっちも苦手だなぁ。出会いがなければ恋は成り立たないから、出会わなければ縁はないってことです。笑。 首と膝を庇いすぎて、股関節の可動域が狭くなってきたので、靴を替えてランニングフォームの改造に着手しました。このところ、深く考えず走っていたので、追求するのはとっても面白いです。ザ・人体実験。 静岡で買ってきた竹箸が素晴らしすぎて。なにがすごいって、ゴマの一粒を掴めます。 夏は喧騒からできるだけ離れて、創作の日々に充てられたらと思っています。脳をそっちの方に切り替える努力をしています。
目に余ることたち
7月8日 土曜日 曇り 日本中、旅をしていて。 乱開発が目に余ります。東京と大阪を67分で結ぶことに、あなたは意味を感じますか?それによって得をするのはいったい誰なんですか? 昨日、静岡から「こだま」で帰ってきました。静岡駅に「のぞみ」は止まりません。ホームで「こだま」を待っているうちに、「のぞみ」が続々と通過していくのだけれど、静止している自分から見える「のぞみ」の凄まじいまでの速さを体感するとぞっとします。 僕が20代のころ、ネイティヴな人たちに心惹かれたのは。彼らが謙虚だったからです。無駄な殺生をせず、環境を次の世代に遺すことを常に考えていたからです。それって、当たり前のことだと思いませんか? 小池百合子が目の前にいたら、聞いてみたいのです。なぜ、あの木を切らなきゃいけないのか?と。そこにどんな街を作ろうとしているのか?と。あなたにはあの木々の声が聞こえないのか、と。 故郷の福岡はもはや知らない街になっていきます。天神ビックバンって知ってますか?クレイジー極まりない。ほんとうに首長の責任は重いのです。そして何度でも同じことを書くけれど、あのバカどもを選んでいるのは自分たちだという事実もね、、。 とあることに音楽を使ってもらいました。できれば見てください。僕はヒステリックに叫ぶのが苦手なので、音楽がとてもいい感じにファンクションしていて訴求力があって嬉しいです。
ツアーを終えて
7月7日 金曜日 晴れ 8日間、短いけれど全力で駆け抜けたソロツアーをやり終えて、静岡のホテルで新幹線を待っているところです。新しい試みで、今日は「こだま」に乗って小田原で降りることにしました。リニアモーターカーに対するささやかな抵抗です。笑。なんでも速けりゃいいってもんじゃない。 あえてソロライヴを平日開催にこだわるのには訳があります。 コを切り抜けたハコのほとんどが平日のブッキングに苦しんでいます。コで失った客足が7割くらいしか戻らないのと、ミュージシャンが平日を避けるので、スケジュール自体が埋まらないのです。 人間ってどうして、こんなにバカなんだろうと、、、。イカが飢えて自分の足を食ってるのと同じだとどうして気づかないんだろう。どうして自分のことしか考えないのだろう、、。 今はみんなでリスクを分散するときです。痛み分けって言葉があるじゃないですか。ハコがなくなってしまえば、演奏する場所もないわけで。たいてい人は失ってから気づくのです。 それってとっても今のJAPANと同じ構図なのです。 大げさに書くけど、オレは1匹でそれに抗いたかった。全力でね。たったひとりでも自由に生きる方法はある。それを示したかった。ジョー・ストラマーが教えてくれたことはそんな生き方です。 伝わったかどうかわかんないけど、オレは死ぬまでそれを続けます。 誰かになにをしてもらえるか、じゃない。あなたが誰かになにをできるか。大事なことはそれだけなのに、それがわかってないやつが多すぎる。 自由に生きるには、仕事は自分で創ればいいのです。誰の指図も受けない。人の金や組織の力をアテにしない。いざとなったら、組織は君を守ってはくれない。でも、君は自由なのです。オレもね。 それは決して簡単なことじゃないけど、とってもやりがいのあることだよ。 そして、ツアー中に何度も書こうと思ったけれど、オレにも書けないことがあるのです。死人に口なし。後出しジャンケンみたいなのはフェアじゃない。でも、オレから見た事実を書かなきゃオレのLifeに対してフェアじゃない。 さぁ、帰ってオレを待ってるゴーヤにたっぷり水をやんなきゃ。 各地、来てくれてありがとう!力を尽くしてくれた人たち、ありがとう。 Life goes on ! この世は生きるに値する場所だよ。
静岡にて
7月6日 木曜日 曇り 昨日、夕方には静岡に到着して早い時間に開いている居酒屋で一杯。さっさとホテルに帰って今朝まで12時間眠り続けました。笑。疲労が溜まってたんだな。 今日はこのシリーズ最終日。静岡の夜空を焦がします。あちこちガタはきてるけど休養十分です。 オレがこのツアーで伝えたかったことは、毎晩コンサートの終盤に小声で言うようにしています。「君も僕も自由だ!」ってことです。自分を不自由にしてるのは組織や国じゃなくて、自分なのです。 いくつになっても、それを希求することはできる。それがオレの行動の源です。 じゃぁ、今日もまたド平日だけれど、ちょっとだけ無理してきてください。 会えるのを楽しみにしています。
大阪にて day#002
7月5日 水曜日 曇り オーディエンスも声を出せるようになって、ライヴの雰囲気がとてもよくなってきた気がします。平日に足を運んでくれて、ありがとう!楽しんでくれたかな? 自分で言うのもなんだけれど、ギター一本で歌うというド・ シンプルだけれど、宇宙に行ける可能性を存分に楽しんでほしいといつも思っています。 どうして平日かって。 ハコはコで大打撃を受けました。そして、この頃はミュージシャンによる土日のスケジュールの奪い合い。なんだかなぁ、と心から思います。ハコは平日のスケジュールを埋めることに四苦八苦。バンドだとリスクが多すぎるんだけど、ソロならフットワークも軽いしね。だって、オレたちはオーディエンスとハコがいてくれなければ、タダの人なんだもん。 ここにソロで来るようになって何年くらい経つんだろう?昨夜、初めてハコのスタッフ全員と缶ビールで乾杯しました。いつもオレがクルマだったからね。笑。 些細なことだけど、とっても嬉しかったです。 さぁ、このシリーズあと一本。静岡でみんなに会えるのを楽しみにしています。
大阪にて
7月4日 火曜日 晴れ 大阪にやってきました。久しぶりの大阪、びっくりするくらい大都会。 今回は敢えて都会のど真ん中の高層ホテルに泊まってみました。 なんのためにツアーをしてるかって、いい演奏をすることがすべてなので、飲みに出歩いたりすることもほぼありません。早朝にランニングをして体調を整えている以外はホテルで大人しくしています。 一人の食事は味気ないので、餌にならないように気をつけます。ニンゲンは食べたものでできているので。つくづく、食べるって所作には品格が出るなぁと、。今日、隣に座った外国人の団体がヒドすぎて、、ご飯が餌になりました。 はてさて。今日は大阪でライヴ。平日だけれど、ぜひ来てください!
30years
7月3日 月曜日 曇り 初めてこの街に来たのが1989年。 初めて彼らがこの街でライヴを主催したのが1993年。 あれから30年。 笑っちゃうくらいいろんなことがあった。 たとえば、あんなに小ちゃかったあの子は大学生になって、東京に行って、かっこいい彼氏ができて青春街道のど真ん中を歩いてる。 でも相変わらずオレが歌っていること。ライヴを続けてくれること。なによりも楽しみにしてくれる人たちがいてくれること。 それは普通のことじゃないと思う。 だから、全力でやる。 それは素敵なことだと思う。 岡山、ありがとう!オレは毎年この街にやってくる渡り鳥になりたいんよ。 また帰ってくるけんね。それまで元気で! 多謝&再見。