5月12日 水曜日 曇り
G.Yokoのアルバムを創るにあたってたくさんの楽器を買いました。あたまの中でずっと鳴っていたのでね。
グロッケンは自分の音楽にもたまに必要だったんだけど、これはマストだったな。はい。アマゾンでソナー製のやつをゲット。これにふかーいアナログディレイ(オイル式のやつです)をかけると効果抜群。時空が揺れるんです。それからトライアングル。ドラムを入れると歌が負けてしまうので、バウランをキック代わりに、シェイカーやトライアングルでリズムを作る実験をしました。南の音楽に南の楽器をなるべく使わないのはわたくすの意地でございます。
それから名器メロトロン。これはヴィンテージのものはとんでもない値段で、なおかつあったとしてもメンテが大変なのです。なので、デジタルの復刻版を買いました。とはいえ、ちゃんとした会社が作っているので、あの独特のショボイ音がちゃんと再現されています。これはほんとにジャストフィットだったなぁ。
ヴァイオリン・ベース。僕らがバンドを始めた頃、ベースといえばこれでした。ビートルズ時代のポールの影響ですね。こっちはパンク少年なんで、なんてダサいんだと思ってました。近年まで。でも、このアルバムを創るにあたって、その魅力に気づいたんですね。なんて素晴らしい楽器なんだろう、と思います。なんてしょぼい音なんだか。笑。なんで、たっくさん弾きました。てか、ベースを弾くのが楽しかった。それは曲がいいから、なんすね。
たいせつにしたのは音楽のタッチ=触感です。
そういう話を二人でたくさんしました。僕らをこれまで虜にしたタッチについて。
近年のものではM WARDが抜群に素晴らしいですね。てか、M WARDをG.Yokoが知ってたことに驚きました。笑。僕は2004年くらいにアイルランドのスタジオにいたアシスタントが教えてくれたんです。彼のタッチはほんとに素晴らしい。ちょっと聞いてみて。
それからWORLD PARTY。カール・ウォリンガーはタッチの天才です。音、わざとしょぼいんだけど、それもまたタッチ。昨日の感想に「音よくない」ってのがあって、ん?と思ったけど、それも僕らの表現なのです。ハイファイな音楽なんて目指していないのですよ。人がほっこりするためにはあえて成分を削っていくんです。じゃないとJPOPにしかならない。みんな同じ音。
ヴォーカルに強い成分がないので、オケに負けるんです。だから楽器はほぼ全ていい音で録れているものを削る。あるいは劣化させて録音する。で、総合的に耳障りのいいポップなものに仕上げる。それはほんとうにやりがいがありました。しょぼい音を作ってるのは、ほんとうに楽しかった。
音楽の話は楽しいね。引き続き、Surviveへの感想をおまちしています。このblogのコメント欄にどうぞ。
「Survive」、GWのANGAで入手しました。
GW明け、緊急事態宣言下でも都内に出社しているので、
行き帰りに電車で毎日、聞いてます。
報道と、自分が乗っている満員電車の状況と、会社の周りの昼の飲食店の看板と。
不思議な世の中に生きていることを自覚しつつ、
このアルバムは確かに響いてくるなぁと思っています。
ベースも最高です(笑
オイル式のディレイなんてあるんですね。テープの前でしょうか、深い海のようなディレイがかかりそうです。グロッケンの音色も大好きです。あとはビブラフォン、マリンバなど、、たまりません。
G.Yokoさんの「Survive」届きました。
通して聴いて、伝わるものがありますね。
Be opened…開かれる感覚…
気持ちを整えよう。
ありがとうございました。