9月22日 金曜日 曇り
過日、チーム湘南でCHABOさんの「Late Summer Night DJ」ってイベントに行ってきました。
これが、すっばらしくて。
基本、CHABOさんが音楽について語り、ご自身のラジカセで爆音(もちろんいい音です)でラジオ番組よろしくオンエアするってイベントなんだけど。音楽愛に溢れていました。オーディエンスは美味しい食事をしながら、それぞれに楽しんでる感じです。
60年代から今に至るまで。彼の人生と音楽の変遷と、いろんな風景が中空に浮かんでは消えました。
映画を見ているような、ラジオを聴いているような、短編小説を誰かに読んでもらっているような、実在しているような、架空のようなとっても不思議な体験です。
音楽を通じて、体験を共有して、想像の中であちこちに時空を超えて旅をする。ファンにとっても素晴らしい企画ですね。
混迷で黎明の60年代から新たな混迷の現在までの旅。
たとえば、ジェファーソンエアプレイン、ママス&パパス。音の粒が荒い分だけ、イメージの訴求力が半端ないんです。あれは、トークとあの音量がないと気がつかない。
新しい発見でした。僕らはテクノロジーとともにいろんなものを失ってるんです。
ボブ・マーレーのグルーヴ。あの大音量で聞くと、今まで聞こえてなかったものが聞こえてきます。ハネてる人がいたり、スクエアな人がいたり、ノリが前後している人がいたり。いろんなニンゲンが混沌とともに存在していて、その上にあの強力なメッセージが乗っかっている!すごい、としか言いようがないっす。
September Song
ハル・ウィルナーとルーの仕事でクルトワイル、三文オペラを知って敬愛していましたが、ジェフ・リンのあの素晴らしい仕事は知りませんでした。あの曲にジョージのスライドとリンゴのドラムとビートルズ愛が加わると、こんなサウンドになるんですね!
帰ってきて、すぐ。持っていなかったアルバム5枚を買いました 子供か!って。
ジョージ・ハリソンとローウェルジョージ、デビット・リンドレーとライ・クーダー。そのスライドのテイストの違い。深く考えたこと、なかったけど、それ、論文書けそう!
エトセトラ、エトセトラ。
てなわけで。僕からも九月ってことで、ルーとジェフの「September Song」をお届け。素晴らしいもの知らずに死んでいくのって、もったいなさすぎる。CHABOさんのウィットに富んだ話をメモってる人、たくさんいましたよ。
これが20代のときに聞いたルー。ロックンロールの解釈が素晴らしい。
こっちがCHABOさんに教えてもらったジェフ。
また11月あたりにってCHABOさん言ってました。また行きたいっす。音楽好きのタダのクソガキになれるイベントです。
ぜひ!
あ、みなさん。音楽好きになったら、サブスクで好きになったら、ぜひアルバムを「買って」アーティストをサポートしてくださいね!
10月13日、先行して新幹線の予約、完了。明日、正午になったら「継承」チケット、予約します。バンドでエレキをかき鳴らすCHABOさんにも会いたい。
水戸のイベント↓
http://no-regrets.jp/wordpress/?p=33486
を思い出しました。
あの時の俺もそんな感じでした。
またやって欲しいっす。良い時間でした。
ジェフ・リンといえば、このブログで洋さんが「when i was a boy」を紹介してくれて、すぐにCD買いました。僕にとってのCHABOさんは、洋さんです。ありがとうございます。
名曲”地平”のスライドは圧巻です。優しく切なく始まり後半では熱くなり最後はまさに地平の彼方に消えていくように終わる。何度聴いてもため息が…。ジョージのシンプルながら表現力あるスライドも大好きです。