今を生きるってことは、、、。

11月28日 火曜日 晴れ 

 過日。某人とものすごくレアなミュージシャンの話をした。そしたら複数のSNSにそのミュージシャンにまつわるものが現れた。

 怖かったすね。これは偶然じゃないね。

 そういうこと、1度や2度じゃないもんね、、、。

 会話を聞かれて、固有名詞を分析されてるとしか思えない。

 何かの話を誰かとして、その商品が現れた経験ってきっとオレだけじゃないと思う。書き残したならともかく、会話だもんね。

 現代の車は(バイクもか)ディーラーに持っていって、コンピューターに繋がれた瞬間にすべてのデータを抜かれる。どんな運転をしたか、とか、どこが壊れたかはもちろん、すべての情報がね、、、。

 いやいや。骨抜きにされないように気をつけて、こっちも利用しなきゃね。タダほど怖いものはないって、真理で。タダではなにも運用できないもんね。まぁ、我らは自ら進んで発信器を金払って持ってるみたいなもんだもんね。善良モルモット。

 キャッシュレス社会も含めて、こういうものがないと生活できない状況を作って、その実すべてのデータは抜かれてるっていう。便利さの代わりに我らはなにを失ったのか。こんなもの持ってて、振り回されて、本当に幸福なのかって、、、。

 先日、スーパーでキャッシュレスでお金払えなくて困ってるおばあさんを見たんだよ。列に並んでる人が苛立っててね。いったいどんな社会だよって。彼女はなにも悪くないだろって。

 オレだって、エクセルとワード、まったく使える気がしないし、一生使う気もないから、スタッフに迷惑かけてるけど、あたりまえのように添付されてくると「、、、」と思う。使えないし、インストールしたくないし、使いたくない人間だっているんだよって。たとえ、それが標準だったとしても。

 とかく生きづらい。

 たとえ、どんなに時代に置いていかれたとしても、自分が信じた生き方をすべきだと個人的には思う。人には勧めないけど。そんな意味ではちゃんと時代にマッチして、老害も乗り越えて新譜を出したストーンズは天晴というしかない。笑。でも、ようやく復活したランニング中によく聴いてるんだけど。素晴らしいけど、飽きる。

 それがなにかって、時代に合わせた揺らぎのなさ、なんだと思う。あれ?オレが好きだったストーンズってどんなんだったっけ?って。好きだったアルバムを聞いてみると、揺らいでるんだよね。だから、好きなんだって。それって、人生と同じで、きっちりしたものじゃないんだよね。いいときがあればダメなときがある。だから、人生だと思う。

 サブスクの最大の弊害はね。

 まず売上がCD時代の1000分の1くらい。実感として。でも、曲をリリースし、PVは作らなければならない。いったい誰が儲かってるのかってのは想像してください。

 製作費を回収できないからとにかく「安く」仕上げなければならない。作業から一切の無駄をなくさなければならない。スタジオは奇蹟を起こす場所なのに、そこはプリプロによって作られたコンクリートの枠みたいなものに、コンクリートを流して固めるだけの作業になる。

 わかりやすい例でいうと、編集しやすくするために、今のポップスの99%にはクリックが使われているので、音楽が四角くなって揺らぎを失う。

 それを聞いて育った若者たちは音楽はそういうものだと認識してしまう。

 なんだかね、、、。

 こういうことに、一生抗っていたい。そういう音楽が存在してもいい。でも、オレが信じてるものは違う。もっと揺らぎがあって、情けなくて、でも奇蹟を生みだすすっげーものだよ。

 だからライヴに来てほしいんだよね。もう一度ニンゲンの力を感じて、信じてほしい。

 iPhone、、、、。こうやって、書いたものを読んでくれてる人の大半は電話で見てくれてるんだろうしね。嗚呼。

 今を生きるってことは、、、。

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今を生きるってことは、、、。 への7件のコメント

  1. wonderstyle より:

    山口さんのダイアリー、自分の中で悶々としていた想いを言語化していただいた感じです。ありがとうございます。
    僕は、残り1%の音楽が時代に埋もれてしまわないように、自分の子供や周りの人たちに伝えたい。その音楽を作った人の想いを自分なりに解釈して、僕の想いものせて。
    奇蹟を起こすのは愛と情熱なんだということ、理解してもらえないことも多いけれども。
    あきらめずに、愛と情熱を込めて伝えていきたい。無かったことにしないように。

  2. Masako より:

    スマホ越しでblog読んでます。でも、スマホ決済にはしてません。長野の駅のコンビニも無人?でした。おろおろ。店員さんが出てきたのでよかったです。最近、お店のオーダーもスマホなんですね。席でお会計、結局、お会計はレジで聞きました。慣れるまでは、分かりづらいですね。
    先日、邦画「アナログ」を観に行ってきました。スマホを持たない彼女と毎週同じ曜日、同じ時間、同じ場所で会う約束。なんだかよかったですよ。ビートたけしさん原作。アナログの意味。現代の若者に伝えたいことなのかなぁ。サブスク利用で映画館も値上がりして、観客も少なかったです。いい映画がたくさんあるので、足を運んで欲しいものです。地元では12月にキャロル・キングとジョージ・ハリスンの映画があります。楽しみです。
    12月のHEATWAVEのライヴも楽しみにしています。今度こそ、花笠音頭のレコード買います!

  3. fujiiku より:

    ストーンズの新作 素晴らしいですが 絶賛の声の中 私自身の心の中で何か引っかかるものが残っていましたが洋さんのブログを読んですっきりしました。私はもっと隙間のあるストーンズを期待していたのかも知れません。
    (それでもミックの体力には本当脱帽です。)

    本を読むための音楽期待しています。先日から何度目かの「ローリングサンダー」再読中。初めて読んだのは大学生のころかな。さっぱり理解できなかったのを思いだしました。今でも中々手ごわい状況ですが。

  4. ミツバ より:

    四角くなったのは、写真も同じです。
    フィルム→印画紙は、丸の集合体だったのに対して、デジタルは四角の集合体。シャープにはなったけど、柔らかさは無くなりました。あのぼやっとした感じが「揺らぎ」なのかもしれませんね。

    生音に勝てる音楽は無いですよ!

  5. ハートロッカー より:

    どんなに音楽を聴く環境が変わってもLIVEの醍醐味あの高揚感は変わらないよ。だから行けるところはどこまで〜どこまぇでもぉ〜♪

  6. 珊瑚35 より:

    今年の夏のことですが、わが家のかわいい高校受験直近の二男が、タブレットを離さないパッピーホリデー前半を堪能しておりました。「母はもうそろそろやるよ?」とサインを何回も出した末、そのタブレットを持ってこいと伝え、静かにトンカチでカチ割りました。

    ヒートウェイブの音楽が、本当に飽きません。

    ヒートウェイブの音楽が、
    歩きながら気持ちを整えるときや、
    運転中に胸のザワザワと付き合うとき、
    兎にも角にもな朝のキッチン…、
    わたしの揺らぐ日常にやわらかくて愛された音が寄り添ってくれます。

    ありがとうございます。

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