甦る、福島県浪江町にて

3月12日 火曜日 晴れ 

 未だ人口の1割しか帰還できていない浪江町にて。
 
 その時間に海に向けて、祈りを捧げる。

 オレにできることは何だろう?

 昨日、伊東和哉くんが歌う「甦る」を聴いてから、ここまで移動してくる間、頭の中でずっと鳴っていた。あれは一世一代の歌。

 だから、一緒に演奏することにした。

 客席で多くの人が泣いていたよ。かくいうオレもグッときた。

 震災、津波、原発事故はとんでもなかった。

 でも、唯一良かったことは、今日の仲間に会えたこと。

 それは財産。

 あの歌はオレもたいせつにしていこうと思う。

 朝、起きてカール・ウォリンガーが亡くなったことを知る。彼にはたくさん影響を受けた。

 オレにできることは?

 さぁ、今日を生きよう。今日は6号線をふたたび南下する。

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甦る、福島県浪江町にて への8件のコメント

  1. ndgydg より:

    カール亡くなったんですね。
    大好きでした。とても寂しいです。
    これからも聴き続けたいです。

    昨日の午後はあの日を思いながらそっと手を合わせてました。
    忘れられないです。

  2. 中澤 美穂 より:

    山口さん、雪、大丈夫ですか。また書き込ませてもらいます。移動、気を付けて。

  3. Masako より:

    帰路の途中です。3月10日11日12日の3日間、山形県長井市、福島県浪江町に行ってきました。長井の皆さま、HWファンの皆さま、オンラインで繋がった仲間の皆さまと同行させて戴きました。本当に楽しいツアーでした。「甦る」を長井で戴きました。本当に美味しかった!!!熱燗は、めちゃめちゃ美味しかったです。美味しく戴ける秘密があるのですよ。日本酒好きな方にはたまらないです。おもてなしも最高でした。今回はなごみ庵も夜汽車も行きましたよ。
    3月11日は鈴木酒造の大介さんの説明を受けて、浪江町にマイクロバスで移動。色々な話が聞けました。町中も回って頂き、最近ニュースになった苕野(くさの)神社も参拝。去年と変わっていたのは、重機が入って工事している場所もたくさん見受けられました。請戸漁港では、セリも見ることが出来ました。お刺身も料理も美味しかった! 一声ありで、採りたての白魚も競り落とされ、購入してきました。嬉しい!そして、浪江の皆さんの前に向かって進んでいる姿と熱い思い。そのエネルギーは本当に力強いと感じました。
    長井のライヴも良かったのですが、浪江の宴会場の山口さんと伊東和哉さんの「甦る」は涙涙涙。本当に素晴らしかったです。Chanoさんの歌声も素晴らしくて、誰もが、箸を止めて聞き入っていました。激しい曲リクエストの山口さんのギターもよかったー。(笑)
    最後の感想で「人に会うためのツアー」本当にそう思いました。そして、何度も訪れたい町、人との繋がりがどんどんと増えていってほしいと思います。3月11日は色々な思いがあります。そんな中で、人と会うこと、話しを聞くことは本当に大切なことだと思いました。
    山口洋さんが、長井に来なかったら、この繋がりに出会うことはなかったでしょう。この御縁に感謝です。また、皆さんに会えたらいいですね。そのためにも日々頑張らねば。山口さん、また朝礼挨拶してねー。(笑)

    • タカ より:

      現地レポートありがとうございます。
      なんだか、じんわり涙出ました。

    • Masa17 より:

      Masakoさん無事のご帰宅何よりです。

      ツアー楽しかったですねぇ。終わってみればあっという間の3日間でした。Masakoさんが書いていた人との出会いや繋がりが印象深いです。。。

      洋さんの渾身のRockin’なギターソロ(日本人以上に日本人なチャーミングな異国のご令嬢のリクエストに応えたものでしたが、私には怖くてとてもそんなリクエストできない。。。。)、Chanoさんの透き通るような声(赤い革ジャンとのギャップがとてもよい)、一夜にして大きく変わった伊藤和哉さん(想いによって歌ってこうも変わることを実感しました)

      日本酒をこよなく愛するピンクの添乗員さん率いる個性的で素敵な皆さん(朝食から日本酒、昼食にも日本酒、夕食も当然日本酒、移動中もライブ後ももちろん日本酒)、ホスピタリティ溢れる体型ほぼ同じの中央会館・長井ブラザーズ(実は3兄弟らしい)、鈴木大介さんご兄弟はじめ鈴木酒造の皆さん(美味しいお酒をありがとう)、熱燗の達人(冷やと熱燗で味わいが全然違うんですね)、デジタルネイティブの同性のヤングガイ(グッジョブ!)、映像クリエイターさん(素敵な映像待ってます!!)、なごみ庵のおばぁちゃん(座った姿勢がかわいい)、長井の水の綺麗さを話してくれたガイドさん(ダムが好きなのね)、話し出すと止まらない柴栄水産の社長(ひらめのお造り至高です)etc…

      あと、今回のツアーに参加して黒い土嚢袋?(除染作業で出た土を入れてあるもの)が見えにくいところでまだ残っていたり、未だ帰宅ままらない双葉町の街並みを見せてもらったり、津波の直撃を受けた浪江の小学校や震災当日に避難した小高い丘、津波に流されたかつて人の営みがあったもう人が住むことが困難な目の前に拡がる広大な造成地、そこに再建された神社・・・を見て色々と考えさせられるものがありました。。。
      震災から13年経ちますが、実際に自分の目で見て、聞いて、感じないとわからないことがたくさんあるんって感じました。

      長文失礼しました。。。

      追伸:悩める長井の添乗員くん、詳細はわかんないけど、いっぱい悩んだり迷うことはあるんだろうけど、君を支えてくれる人や支えたいと思う人がたくさんいることは君の魅力で、武器だと思うんで甘えてもいいから、それを楽しみながら笑って前に進んでほしいと思います。。。来年の3・11 減量した姿でお会いすることを楽しみにしてますですよ。。。

  4. 珊瑚35 より:

    ひろしさん、おはようございます。
    今回の配信を拝見し、私自身の視野が広げられました。

    私は家族という小さなひとつのコミュニティを精一杯守って生きています。私なりに揺るぎなくやってきました。でも、だからこそ、でしょうか。どちらなのかはわかりませんが、「甦る」がもう一度できるまで、毎日毎日をどんな思いで前を向いて乗り越えられてきたのか、いろいろなことが身体じゅうに沁みるように伝わってきました。

    同行されたみなさんのおはなしも、配信を見れたおかげでより鮮明にイメージでき「良かったな」と温かい気持ちにさせていただきました。

    ありがとうごさいました。

  5. Masako より:

    タカさん、またご家族と長井に訪れてみてくださいね。長井の皆さまがあたたかく迎えてくださいますよ。
    Masa17さん、文章から全ての場面が甦ります。ありがとうございます。なごみ庵の郷土料理、囲炉裏でちゑさんの焼く手作りのみそ餅、美味しかったですね。ほっこり。それから、長井の道の駅にはオンラインショップで手に入らない「さわのはな」のお米が販売されていました。長井にはけん玉もあるし、バイク神社もあるし、お酒が呑めない方でも楽しめますよ。

    新聞を読んでいたら、福島第1原発の被災地の今が載っていました。復興の様子が掲載されていました。原子力災害伝承館では、廃炉には30年から40年となっていました。私たちの次の世代に手渡すことになるかと思うと、愕然とします。請戸小学校や請戸漁港の屋上から、南西の海を眺めると、福島第1原発が肉眼で見ることが出来ます。あの大きなクレーンが無くなるのはいつか、何だか胸が締め付けられます。福島のこと、これからも自分の出来ることをしていこうと思います。
    再投稿で、長々失礼いたしました。

  6. 中澤 美穂 より:

    山口さん、こんにちは。

    伊東さんの「甦る」、配信の後、改めてYouTubeで聴きました。

    刻まれているのは、それぞれの喪失と再生ですね。

    忘れられてはならない記憶とともに、この曲も歌い継がれて欲しいです。

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