継承

3月28日 木曜日 曇り

リリースした本について。

CHABOさんから手紙が届く。私信だから、内容は記さないけど、とってもとっても励まされた。貫徹してよかった、と。まったく、なんて人なんだか。偉大な先輩だけど、人としていつもこうありたいって教えてくれる人はそうはいない。

手渡されたものは、だれかに手渡す。お金を受け取ったら、だれかのために使う。自分のところで堰き止めない。それがロックンロールの流儀。善きものを還流させていれば、世界は少しだけ明るくなる。

そんなタイミングで10歳下のミュージシャン山田くんがやってくる。

そういえば、結婚祝いで、たくさんの美味しいコーヒーをいただいてた。毎朝、家に立ち上るコーヒーの香りにどれだけ幸福な思いをしたことか。ところが、美味しいコーヒー群がついになくなって、スーパーで安物を買ってきたら、地獄のように不味い。

それはいかん。いかんってば。笑。

教訓。一杯のコーヒーをおろそかにしてはいけない。

にゃんと。山田くんは手土産に極上のコーヒーとアナログ盤を抱えていた。わかってるねぇ。さっそくいただきました。なので、お返しじゃないけど、僕は手渡されたものを彼に手渡す。それはこころに於ける、川の流れのようなものだね。

なんだろう。とっても居心地のいい人物だった。なにかを一緒にやることになるのはとっても自然なことで、それは春になるとへたっぴーなうぐいすが鳴きだすようなことだよ。笑。

 

土曜日のインスタライヴは19時からやろうかな。本にまつわる質問とか、意見とか、コメント欄にどしどし送ってください。僕の口から伝えて、でもって3/31いっぱいを持って、カモネギシャチョーが本に名前を入れるって作業を終わりにしようと思っています。今日を入れて、あと4日。よろしくね!

 

本の内容と連動したプレイリスト。炊事、掃除、通勤通学、ランニングのお供にどうぞ。続々と更新していきます。

こちらが#001。https://music.youtube.com/browse/VLPLNRV0fjyXxKrjh2DAgcSpE5mSIfxMP18t

こちらが#002です。https://music.youtube.com/browse/VLPLNRV0fjyXxKozmVHeu927fyQIbqfdqfWG

こちらが#003。https://music.youtube.com/browse/VLPLNRV0fjyXxKqD3yBnihyAeMf2Uy6MplAn

 

 

わたくすが60歳になった日の実況録音盤。予約販売開始しております。
曲目はすべてリクエストにより構成されています。

オフィシャルストア「カモネギ書店」にて。

OFFICIAL BOOTLEG #011 20231226 (HWNR-034)
“Triple Anniversary Tour 2023″ Live at duo MUSIC EXCHANGE (Tokyo)
“The Boy 60, Towards 45 Years”

 

山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」
ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中!

 

 

 

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継承 への8件のコメント

  1. yamaki より:

    無事届いております。
    子供が本っていい匂いがするねって言ってました。

  2. ナカムラ より:

    「手渡されたものは、だれかに手渡す。お金を受け取ったら、だれかのために使う。自分のところで堰き止めない。」
    共感します。
    わかりやすい言語化ですね、ロックンロールの流儀であり、人としての流儀ですね。
    ありがとうございます。

  3. おやす より:

    本日やっと洋さんの本を注文できました!かつて自分が音楽を始めた頃、ミュージシャンのかたのオススメに何度助けられた事か…。この本は自分の息子15歳!ザ、バンド!ローザルクセンブルグ!ヴァンモリソンが好きな息子にも必ずバイブルになると思います!楽しみです

  4. 珊瑚35 より:

    こんにちは。
    インスタライブ、楽しみにしています。

    洋さんの本読んでます。
    読んでいて、ブログのにおいとおなじで嬉しかったです。上手く言えないのですが…。ブログを読んでいるとご自分の芯を貫ける強さを眩しく感じています。本当にたまにうーっと目をつむります。
    本は、愛と優しさと生きることそのものを包むような大きさが感じられる一編、一編ですね。大切にしています。

    「誠実さは連戦連敗」
    洋さん、そんなふうに言いきりながら、それをやめないんだ、と、
    うーっと目をつむりました。

    私は近しい信頼できる人に「バカ正直すぎる」と言われます。そんな周囲の反応を受け入れてしまったりする(惑わないはずの)アラフィフなので、これからはその迷いと闘い、この生き方を貫こう!と一瞬で決めました。

    毎日のように心で呟き、連敗してももう少し人を許してやっていこうと、思います。強くなれるように。そして、ギターの指板を自由に思うように動けるように、これからはもっと弾いていこうと思います。

  5. jh より:

    山口さんの本とCDのボックスセット、
    HEATWAVE最新のライブアルバム、数日前に届きました。ありがとうございます。
    カモネギシャチョーの奮闘をこのブログでリアルタイムで体験できてたので、直接送っていただいたことのありがたさがこのボックスとライブ盤から伝わってきます。

    『OFFICIAL BOOTLEG #011」2曲目を車の中で聴いていたら、山口さんのギターが鳴り響く瞬間(リズムを刻みさらにギターソロへの展開)から心をグッとつかまれて、涙が止まらなくなってしまいました(汗)。
    なにせ車の運転中なので、事故を起こしてはいけないと必死で涙をおしとどめ、無事に帰宅いたしました。

    自分は去年の12月、博多で4年ぶりのHWライブを体験して感激した者で、このツアーのライブ盤@東京をリリースしてもらって本当に感謝しています。
    今夜はHWの素敵なロックンロールの曲、「Hobo Man」の最新ライブバージョンをものすごく臨場感溢れる音で聴かせてもらって、とっても(勝手に)励まされたので、お礼を伝えたくて、書き込ませてもらいました。

    インスタライブ、楽しみにしています。
    『#011』、今回の本&CDボックスを作られる過程で、山口さんが大切にされていたことをお聞きしたいです。

  6. りゅういち(59) より:

    山口洋さんが紡ぐ「言葉」と「メロディ」は、どこから生まれ出しているのでしょうか?それが知りたいです。インスタライブで、お応えいただければ幸いです。仲井戸さんは、忌野清志郎さんの横でギターを弾いている時が一番幸せそうな顔をしていると私は思いました。仲井戸さんは未だに「キヨシ、俺は、これで良いのかな?」と尋ね続けているような気がします。洋さんの本、とても楽しく読ませていただいております。洋さん、ありがとうございます。おやすみなさい。

  7. ひとし より:

    山口さんに質問です

    LP復刻の際のブログだったと思うのですが
    “一緒に現場で働いていたスタッフに対する想いとその組織に対する想いは全くの別物”
    という様な事を書いていた様に記憶しています
    もしよろしければ
    山口さんなりの会社組織とのつき合い方など御教示していただければ幸いです

    復刻繋がり(?)でもう一つ▪▪▪

    昨年polydorが復活しましたが
    この先polydor期のリイシューの可能性というのはあるのでしょうか?
    それともやはりここら返の話は山口さんのコントロールの外の話なのでしょうか?
    正にこの時期にHEATWAVEに出会った身としては思い入れも
    ひとしおなのですが▪▪▪

    インスタライヴ 楽しみにしています

  8. ogishin より:

    山口さん、こんばんは。
    プレイリスト、ありがとうございます。自営業なので、仕事しながら聞いています。
    (不思議と仕事がはかどる!)
    今日、「#002」を聞いたのですが、ルー・リード関連が9曲も!
    たまたまネット上にいいバージョンがあったのか、わかりませんが、
    山口さんの強いルー・リード愛を感じました。

    私自身、彼のアルバムを2枚ほどしか聴いたことがありませんが、
    改めて、いいな、と思いました。そのリズムと音程のシンプルさと、その分を補って余りある奥深さに。ヒートウェイヴの楽曲に通じるものもありますね。
    全9曲、2回ずつ聞いてしまいました。

    そういえば、惜しくも今年のアカデミー賞を逃したヴィム・ベンダース監督、役所広司主演の「PERFECT DAYS」にもルーの曲がいくつか使われていました。

    明日のインスタライブ、ありがとうございます。
    楽しみにしています。

    お聞きしたことを1つ(2つ?)。

    ・この『Seize The Day』をつくりあげるに際し、泣く泣く掲載を取り止めたミュージシャンはいらっしゃるのでしょうか(連載記事はすべて掲載されていると考えていいのでしょうか)。あるいは、本がかように完成したいま、「この人を取り上げておけばよかった」という方がもしいれば、教えていただければ、と思います。

    明日の昼はようやく咲いた桜に、夜は自著を手にした山口さんにお目にかかれるのを
    楽しみにしております。

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