ヒーロー

1月5日 土曜日 晴れ

ともだちが湯浅誠さんが書いた「ヒーローを待っていても世界は変わらない」という本を送ってくれた。分かっているつもりで居ても、見落としがちなことが、体験に基づいて、「明確に」言語化されていた。この混迷の時代と未来に、「個」としてどう向き合うか、についても。

自分と他者は(それが家族であれ)そもそも絶望的に遠い。その距離感をポジティヴに再認識して、どのような形で自分と社会がコミットしているのか実感を持ち、その上で、意見の相違を批判するだけでなく調整していくこと。

自分はマイノリティーだから世界は変わらない。そう諦めている人に読んで欲しいから、失礼を承知の上で、僕がぐっときた文章をひとつだけ抜粋しておきます。

「ローザ・パークスは傑出した人間だが、私たちにとって重要なのは第二のローザを探すことではなく、ローザを産み出した土壌をつくることだ」。ノーム・チョムスキーの言葉の引用。

僕はローザの足跡を追う旅に同行したことがあるから、その土壌をつくることがどれだけ困難を伴うのか少しは実感できる。それでもローザを探すのではなく、土壌をつくる、と云いきった言葉に、震えるほど励まされる。

素晴らしい。

自分は無力だから世界は変わらないと嘆いている人は是非。

自分は無力だから世界は変わらないと嘆いている人は是非。

自分を見つめる準備は着々と。

自分を見つめる準備は着々と。

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ヒーロー への1件のコメント

  1. Froggy II より:

    この世で変わらない真理があるとすれば、すべてのものは変化し続けるってこと。そこに希望がある気がします。「自分は無力」といいながらも、生き続けるしたたかさは有力の証拠かも・笑 にしても「調整」と「許容」のバランスって難しいなあ~と時々悩んじゃう。本読んでみます。

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