「blog上地獄アワー、第二十一回。ヴァン・モリソン特集#001」

4月1日 水曜日 晴れ

はてさて。満を持して、ヴァン・モリソン特集です。みんなのリクエストで、今回の特集の内容を決めてから、僕のこころに深く刻まれた彼の曲を何も考えずに書き出してみました。その数、軽く30曲。特集って、あはは。1回じゃ無理、どう考えても。

僕は音楽評論家じゃないので、解説はしません。どシンプルに、ほぼ年代順に、僕のこころに刻まれた名曲をお届けします。主に彼のことをあまり知らない人に向けて。そこから先は興味を持ったら、みなさんの力でヴァンの大海に漕ぎ出してください。そのアテンドはしません。もうひとつ。youtubeは何かを知るきっかけとしては素晴らしいツールです。でも、もっと音楽に触れるためには、CDなりアナログ盤なり、是非買ってくれると嬉しい。理由は?もうそこまで説明しなくても分かる、よね?

彼の音楽には、僕にとって音楽のすべてがあります。影響を受けたってレベルじゃないなぁ。笑。紹介するよと云われて断ったのも彼だけかも。別に会いたくないんす。確かマリア・マッキーも同じこと云ってたけど、その気持ち、良くわかる。

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えー、まず。約ひとつき某国に滞在していましたが、この曲、よく流れてました。ジャクソン・ブラウンの新譜から今日はライヴ・ヴァージョンで。来日公演に行かなかった人のために。
ジャクソン・ブラウンで「The Long Way Around」。ライ・クーダーとの共演です。

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特集するきっかけになったヴァン・モリソンの新譜「Duets」から1曲。blogにも書きましたが、このアルバムは自身の過去の名曲をゲストと共にduetするって企画です。ジョージ・ベンソンとこの曲を(あまりに好きなので)と若干引きそうになりましたが、わ、悪くなかったっす。偉そうにすいません。じゃ、Van MorrisonとGeorge Bensonのデュエットで「Higher Than The World」。

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さて。特集です。

彼を初めて知ったのは高校生の時分、映画館で観た、The Bandの「ラスト・ワルツ」かな。確か、ツェッペリンの「狂熱のライヴ」と二本立てだったなぁ(遠い目)。それまでロック・ミュージシャンとは自動的に格好いいものだと思ってました。実際ルックスがイケてる人に、こころ惹かれてきたし。しかし、ヴァンはお世辞にも格好よくなかった。ピンクのブタにしか見えなかった。でも、演奏が終わると、ピンクのブタにこころを鷲掴みにされている自分が、、、、、。足がロクに上がっていない、ピンクのブタ(繰り返し、失礼)の歌にどうしてこころを持っていかれるのか。思い返すと、これが人生で初めて「ソウル・ミュージック」に触れた瞬間だったのかもしれないすね。では、まずはその演奏からご覧あれ。

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えー、今日は70年代の彼を紹介していきます。

さ、年代順に飛ばしていきます。詳しい説明はしません。音楽が素晴らしいから必要ないか、と。まずは名盤「Astral Weeks」(1968)から、と云いたいところなのですが、ちょっとハードル高すぎるので、1970年のアルバム「Moondance」から表題曲の「Moondance」を。

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で、超名盤のAstral Weeks(1968)にさかのぼります。このアルバムを買うのは、かなりファンになってからでいいと思います。素晴らしいけど、ちょっととっつきにくい。じゃ、Sweet Thing。

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超ラヴラヴな時期のヴァン。アルバム「Tupelo Honey」 (1971)から2曲。まずは「Wild Night」。

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続いて「Tupelo Honey」

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1972年のアルバム「Saint Dominic’s Preview 」は脂がのりきってます。某国じゃ、野球場なんかで良く流れてます。「Jackie Wilson Said (I’m In Heaven When You Smile)」。

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続いて「Redwood Tree」。

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1974年のアルバム「Veedon Fleece」から。この1曲のためだけでもアルバム買う価値あり。「Fair Play」。

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1979年のアルバム「Into the Music 」から「Bright Side Of The Road」。

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さてさて。70年代の彼のライヴパフォーマンス。これね、僕はβのビデオですり切れるくらい観ました。僕の血と肉です。1979年の故郷、ベルファストのライヴから。

1978年のアルバム「Wavelength」の表題曲「Wavelength」。

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続いて、1970年のアルバム「His Band and the Street Choir」に収録されている「I’ve been working」。

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そして、コンサートはソロになる以前のTHEM時代の名曲「GLORIA」で大団円を迎えます。

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———————–(続く)

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「blog上地獄アワー、第二十一回。ヴァン・モリソン特集#001」 への8件のコメント

  1. もりばん より:

    自分もヴァンを最初に意識したのはラスト・ワルツでした。確かに(ピンクのブタとは自分はよう言えんけど)あのルックスなのに衝撃的にカッコよく見えて、一発で虜になりました。特集楽しんでます。ヒロシさん的切り口、興味深いです。

    ところでラスト・ワルツといえば、ジョニ・ミッチェルの登場部分も自分的には超ハイライトなのですが、彼女の心配なニュースが、、、回復を祈りつつ、彼女の特集もいずれお願いします。

  2. けいじ より:

    この特集、永久保存版にします。ヴァンとの出会いは、ニューエストモデルがRedWoodTreeをカバーしているところからでした。それから20年以上。かわらず素晴らしい。

  3. エイジ より:

    ヴァンモリソン特集ありがとうございます!
    ラストワルツのピンクのブ…もとい御大はいつ観ても鳥肌が立ちます。
    ところで、sweet thingの一瞬だけライドシンバルは何か深い意味があるのでしょうか?(笑)

  4. 桃子 より:

    今月もアップありがとうございます。毎月ブログラジオで楽しい音楽探訪が習慣化しております。自分なりに色々調べていくうちに別の所に辿り着いたりも面白かったり。
    「Fair Play」は以前に紹介されてたなぁとちゃんと記憶に残っていました。ほんと好きなんですね。「Tupelo Honey」のラブラブな表現がストレートで微笑ましい♪こんなアルバムつくってもらえたら女性は嬉しいでしょうね。「Redwood Tree」も良かったです。
    続き#002もじっくり聴いてみます。すでに「Have I told You lately」にやられましたけど!

    スケジュール目白押しですが、身体も気遣いながら無理のないよう楽しんでスタートして下さい。

  5. ファンタグレープ より:

    ジャクソン・ブラウンの曲いいなぁ
    これはCD買おう…

  6. 糸島の詩人 より:

    Fair Playむかーし ラジオ地獄アワーで聞いたのを思い出しました。あまりの懐かしさに、毎日繰り返し聞いてます。適正な価格で手に入れたいけど、アルバムは世界中の中古市場でかなり高騰していますなあ… リンゴ屋さんにも売ってないし。

  7. 隼斗 より:

    以前沖縄のMODSに山口さんとリクオさんが来てくれた時、MCで「ラストワルツの足の上がらないヴァン・モリソンの姿がお互いグッときた共通点」と話をされていたのを今でも覚えています。
    ヴァン特集栄養もらいました。
    また帰宅したら聞かせてもらいます。
    古いも新しいも関係なく、どうしても心にきた音源は盤で欲しくなります。
    ヴァン・モリソン特集ありがとうございます。

  8. col より:

    はじめまして
    先週ダブリンにヴァンモリソンのライブを観に行ってきました
    有名な曲はまったくというほどやりませんでしたが、Why must I always explainをやってくれたのが嬉しかったです
    日本盤の再発に期待したいですね

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