11月21日 火曜日 晴れ
長野から帰ってきました。早くも長野ロス。笑
ところで。今回のツアーはリクエストに基づいているので、HWの歴史が凝縮されていると言っても過言ではないか、と。
この夏、旭川までバイクで行って、弟分のトミーの家に2泊しました。ホテル・トミーです。奴はその昔、信州大学農学部の学生で、僕やHWを農学部に呼んでくれた中心人物でして、今は旭川で高校教師をやっています。30年前の信大農学部にはバンカラ気質が十分に残っていて、どえらく愉快な連中だったのですね。あっという間に仲良くなって、プライベートでも遊びに行ってました。「あれ、あいつはなんで今回いないの?」と尋ねたなら「あいつは天津に天津飯があるのかどうしても確かめたくて天津に行きました」、みたいな。あはは。
で、今年トミーがオレにこう言ったのです。「僕はオロロンライン(北海道にあるライダー憧れの道)を走るとき、頭の中でこの曲が鳴ってるんです」。出たな、夢見がちなおじさんトミー。僕はその曲の存在すら忘れていたのですが、帰って聞いてみたなら、なるほどトミーが言ってることもわからんじゃない。しかもたっくさんリクエストきてるし。なわけで、めでたくツアーの1曲目はその曲になったのです。
ライダーでもあるトミーに「アイヌの古老が修験してるような名も無い森を走りたい」と相談して、教えてもらった道が素晴らしくてね。ああ、近くにヒグマがいるんだって。訳もなく涙が止まらなかったのです。
話は変わって、おととい長野で。
長野のライヴに信州大学農学部のOBが来てくれたらしく、一枚の写真をスタッフづてに受け取りました。それは信大の演習林で歌うオレの写真だったのです。どわーーーーーーーっといろんなことを思い出したのです。
当時、NYと日本を行き来するような。あるいは外国を半分放浪しているような暮らしをしていたのですが、農学部の連中が教えてくれた森と生きるって姿勢にものすごくインスピレーションをもらったのです。信州(伊那)の森が教えてくれたこと。あっという間に曲として湧いてきたのです。
昨日、家に帰ってきたら。
山形県長井市で「葉っぱ塾」を主宰されている八木さんから小冊子「LEAF」が送られてきて、そこには八木さんから教わった「クマが出る、とクマがいる」との違いが描かれていました。
彼のblogには自然の叡智や森がもたらしてくれる智慧がたくさん描かれています。どうして長井が好きなんだって、森と水と川と花と人と米と酒と歌とクマがいるからです。
そして、僕らは森から学ぶことがたくさんあるって。スマホよりももっとたっくさんのこと教えてくれるって。八木さんのblog、ぜひ読んでください。僕も来年は山に連れてってもらおうと企んでます。
あっという間に「森」を通じて、アイヌとヒグマとトミーと伊那と信大と長野と長井と酒とツキノワグマが繋がっていきました。笑。
なんだろうなぁ。意志のあるところに道は通じるんだと思っています。
そうそう。彼の町で、映画「杜人」も上映されるって聞きました。それもまた必然。
森の中で光を浴びてうたう山口洋。
素敵な写真です。
いつか行こうと思っている、伊那でおにぎりやさんをされている方、30年前の、その時、そこにいた人だったらしくて、額に入ったその日の集合写真をストーリーにあげていました。ぜんぜん別の繋がりで、インスタフォローしていた女性だっから、びっくりしました。
実に実にいい写真です。是非ポストカードかHEATWAVEカレンダーの月の1枚にお願いします。
伊那はソロ/宅配便を数回?経て、HEATWAVEとしてライブ(2000年スペシャル)を行ったんですね。こちらの写真から推測しました。
私は東京地獄商事発行の「1999-2000」の表紙写真が大好きです。バンカラに盛り上がってる客(あえてオーディエンスとは言わない(笑))に俺も混じりたい。演習林土場などというステージ、きいたことない!!!
時々ライブ会場で表紙写真にうつる「彼(ら)」を探したりしています(一度サムズでみかけた気がします。話しがしたいなぁ。)
You tube プレミアマーでは無いので、自分ので「森を歩く」と「TOMORROW」を帰りの電車で何回もリピートし、伊那のおにぎり屋さんを検索し続けた(該当らしきお店はわからないが、いいんだ。伊那行くし。)
後者のflugelホルンとViolinのような楽曲もまた愛おしいです。長野ロスに拍車をかける名曲たち。
追伸:ロックンロールダイアリー読者の皆様へ
ここ↓から2000年5月27日のカレンダーへGOすると伊那・歌の宅配便2000スペシャルの日記読めます。
http://no-regrets.jp/exblog/rock_diary/