3月7日 木曜日 曇り
ティーンの頃、バンドに憧れた輩はいったいどれだけいるんだろう?その志をそのまま持ち続けることができるのは、ほぼ奇蹟に近いと、この頃思う。スポーツ選手ならば、30代後半までやれたら恩の字。我らは引退をかなりの確率で自分で決めることができるから、引き際には美学が必要になる。
無様な姿を晒しても生涯現役を貫くのか。それとも引きに美学を見出すのか。
世界中見渡しても、WILCOは我らの世代が誇る、本物のバンド。じゃ、なきゃシチ面倒くさいチケットを取ってまで観に行かない。てか、裏技は使えないことはないけど、たまには100%お客さんの立場に立たないと、我らが見落としてることがあるから。
それはほんとうにそうだったから、後述。
いちばん好きな曲を貼っておくね。
いやはや。とんでなく素晴らしかった。これぞ、バンドの音。テクニックに一切まみれていない、歌を真ん中に置いた独自のグルーヴ。PAや特殊効果に頼らないバンド独自のダイナミクス。音楽一本で勝負してくるところ。緊張と弛緩、創造と破壊。
海を隔てて、ほぼ同じ音楽に影響を受けてきたんだなぁ、と。感嘆。というより、これだけ長きにわたってインディペンダントにバンドを続けてきてくれたことに感謝だね。
最近、同世代のバンド(あれはバンドとは呼べないか)が新譜を出して、まぁ、なんというかサウンドがギラギラなんだけど、一聴してそのビジネス・エッジーなのがほんとに苦手だった。一方、WILCOは人生そのまま、ほんとにみんな音楽が好きなんだろう。6人の個性をそのままコンパイルした感じ。これなら身体さえ元気なら80歳のサウンドも期待できるかも。
素晴らしいインスピレーションをもらったよ。やっぱり、客として自分の金でライヴに行くのはとっても大事。
ところで。まずオーディエンス。
昨今、スマホでの撮影は特に外国人のミュージシャンの場合、規制できないんだと思う。ほんとにね、、、、山のようにいる撮影者。目の前のおっさんは全曲撮影。うっとうしいったらありゃしない。撮影してるから微動だにしない。拍手もできるわけがない。あなたはいったい何しにきたんだか。それをSNSで自慢することになんの意味があるんだろう?
ライヴは網膜に刻んだ方がいい。3日後に忘れてしまうことなんて、どうでもいいことなんだよ。一瞬だから、いいんだよ。あなたのスマホには思い出以外なにも映ってやしないよ。100歩譲って、あなたが撮影するのは自由。でもね。後ろにいる人間のインスピレーションを邪魔するのはほんとうにやめてほしい、、、。
客としての立場から。
このチケットは何度も抽選に外れて、追加公演をともだちに教えてもらって、ラッキーなことにとることができた。で、チケットを手にするまでの行程と意味不明の手数料に関してはすでに書いた。また音楽ビジネスが嫌いになった。
スタンディングで愉しめるトシではない。だから、2階の指定椅子席を買う。その時点でスタンディングのアリーナよりは値段が高い。ここポイントね。
開場18時、開演18時30分。それ、無理でしょ?と会場を知っている自分としては思う。でも、大人だから、開場の30分前には到着してる。
入り口を埋め尽くす人、そして人。ぜったいに無理でしょ、これ。笑。こっちもプロなんだから、観ただけでわかるよ。
開場時間がきて、アリーナの入場整理番号順に入場。ちょっと待てよ。オレら指定席なんだから、入り口を2箇所にすればいいだけじゃん。観察。これだけの人数を入場させるのに配置されたイベンター、バイトも入れてたった3人。
無理だよ。無理だって。
どう観ても間に合わない。さらに人は溢れる。このイベンターはアホなのか?仕事を舐めてるのか?
オレのような指定席を持っている人がキレ始める。「なんで、高いチケット買って、アリーナより後に入場なんだ!」。ごもっとも。← 理由はあとでわかる。
1000人まで入場させたところで、イベンターは指定席チケット軍団の怒りを抑えきれなくなる。もうこの時点でオープニングのバンドは見れないことが確定。入り口のチェックは崩壊し、チェックもなくなって、洪水のように人がなだれ込む。
ほんとうにかなり最低な風景。これで事故でも起きたらどうするんだか、、、。てか、音楽を愉しむ気持ちが萎える。もう一回書いておくけど、オレは開場30分前に到着してた。
そこから、ドリンク引き換えの長い列。オレ、ドリンクなんか不要なんで、ライヴを見たいんだけど。
「600円用意してくださーい」。ああ、アホらし、、、。並ぶだけ並ばされて、ペットボトルのお茶をもらう。
最低、、、、、。
ここでみんなにお伝えしておきたい。ライブハウスの「ドリンク」ってなんのためにあるのか。あの売上はほとんどの場合、ミュージシャン側には1円も行きません。すべてハコの収入。その分、ハコ代が安くなるという名目だけどね、、、。これ以上の言及は差し控えます。イマジンしてください。
オレは指定席(2階)の中では早く席にたどり着けた方。そのとき、もうオープニングのライヴは始まっていたのです。信じられる?ライヴ中に指定席にどんどん客がやってきて、愉しめる状態じゃない。暗転してるから、みんな携帯で照らしながら入ってくるし、ホールのように案内する人もいない。
ていうか。
オープニングのバンド、とっても良かったんだよ。ちゃんと聞いてあげたかったんだよ。ひょっとしたらアルバム買ってたかもしれないのに、、、。
つまり。イベンターは30分じゃコントロールできないことに気づいた。アリーナがわさわさするより、指定席をわさわささせた方がまだマシだ。そういう判断なのかな。それ以上押すと、ライヴが終わって終電に間に合わない人も出る。アメリカの感覚と日本の事情をすり合わせて、円滑に音楽を愉しめるようにするのがイベンターの仕事だとオレは思うけどね、、、。
そのイベンターに関わりがないわけじゃない。でもね、今回たまたまヒドかったんだとは思えない。オレはこの会社の仕切りのライヴにはもう行かないと思う。会場にいた一番偉そうな人間には「仕切りが最低すぎるから、音楽をもっとリスペクトしろ!」とは伝えたけど、金を払って、こんな不快な思いはしたくない。
で、その会場は10周年なんだって。なんだかね。あなたたちがどうやって飯を食ってんのか、忘れない方がいい。客がいてくれて、ミュージシャンがいて成り立ってるのなら、感謝を忘れちゃいけない。
自分のバンドのライヴにいるバイトの子も観察してるんだけど、稀にいい子もいるし、ヒドイのもいる。それが観た人のライヴの感想に影響するのだけは避けたい、、、、とこころから思う。
これも時代だね。
こんな気持ちを払拭するだけのライヴをWILCOは見せてくれたけどね。
もっと善きことが環流していくことを、オレは目指します。音楽はモノじゃない、こころなんだから。
最後にもう一回だけ。オープニングのバンドも素晴らしかった。WILCOは掛け値なしに最高だよ!!!!!
最高でしたね!!
これぞバンド、ライブでしか得られないものが詰まってました。
遠目からお見かけして勝手にテンションあがっちゃいました笑
う~ん、難しい問題です。こちらの会場のHPを見ると、エスカレーターと階段がありますが、当日はエスカレーターのみの使用だったのかな。あとはドリンクの注文でフロアが一杯になってしまったか。いずれにせよ、開場~開演が30分というのはやはり無理があるんでしょうね。このイベンターは有名どころで長年の経験もあるはずなんでしょうが、ベテランの方はすでに退職されているのかもしれませんし、昨今の人手不足という事情もあるかもしれません。こういうカオス的状況の時は客もスタッフも関係なく、なにか気づいた人から声を上げて状況を改善する、そんな時代になっているのかもしれません。
(このイベンターのHPも見てみたら、あらビックリ。フェアグラウンドアトラクションが再結成、来日するんですね!!89年のクラブチッタ川崎での来日公演は伝説になるくらい素晴らしくCDにもなってますね。是非行ってみたいが、真夏だしな、さあどうするべ・・・個人的書き込み失礼しました!)。
去年の仙台でのソロライブを思い出しました。
お客さんが全員揃ったので
にゃんと15分前倒しでの演奏スタート!
その分われわれは15分マシマシで宇宙旅行に行かせていただきました。(ギターソロをいつもより!)
音楽家、主催者、お客さんの三位一体が奇跡的に成立した一夜でした。
毎晩、そんな演奏会ばかりだといいですね!
明日、最終公演の大阪行きます!HWファンの方もいらっしゃるのかな。スタンディングのチケットですが、ブログを読んで、仕切りが気になるところです。
会場はどこだったのかなって調べたんだけど、それより注意事項に録音禁止って書いてあるのが気になった。
スマホでの撮影は録音よりダメな気がするんだけど?
なんだか基準がわからないっス。。
この日、同じ会場にいました。
先月のポール・ウェラーのときは開場18時、開演19時00分だったので、客入れ後にオープニングアクトの演奏が始まりました。(ウィルコとは別のイベンターさんです)今回は初めから確信犯的にオープニングアクトの演奏中に客入れをしようとしていたと思います。まさに音楽へのリスペクトの欠如だと思います。しかし邪推ではありますが、客の側も開演30分前に到着していたとして、入場60分、オープニングアクトの演奏30分、メインアクトの演奏が始まるまで30分、本番120分の合計4時間30分立ち続けるのはかなりキツイため、イベンターに対してオープニングアクトを聴きたくないという要望(半ばクレーム)が多数出ているのではないかと思うのです。客の方にもリスペクトが足りないと思います。オープニングアクトが終わるとスタンディングエリアの人が増え、せっかく確保していた場所から移動を強いられ、前が見えにくくなるのもいつものことです。大型ライブハウスの指定席がもっと増えるといいなとは以前から思っています。
本当にスマフォで動画撮影は勘弁してほしい。
大人のくせに頭上にスマフォ掲げて重要なプレイが観れず集中できない。
Player だって気が散ってパフォーマンスに影響する。
今回のWilcoの講演は客の振る舞いとイベンターの対応はよろしくなかった。
10数年ぶりの来日なんだから素直にライブを楽しんだほうがいいに決まっている。
昨年秋
このブログでwilcoの来日を知ったのでした。
ヒロシさんに感謝です。
チケットは遅ればせながら
大阪のスタンディングを確保。
福岡から大阪へ向かいます。
しかし本日
山陽新幹線で人身事故があり、
午前中は数本が遅延。
博多駅はカオス。
問い合わせに追われるJRの職員さん。
それでも
質問に終始笑顔で対応していただき
出発は1時間以上の遅延を覚悟していたら
午後からは定時発車の通常運転に。
(危うく乗り損ねるとこだった)
日本はすごいなぁと思います。
wilco、楽しんできます!
ヒロシさん ありがとう!
東京公演初日と異なり、2日目はスタンディング1,500番までの最初の呼び出しが18:10ぐらいには終わっていました(一度、移動させて、再度の入場の呼び出しを階下の入り口付近で待つという形に変更されていました)。1,500番の後が指定席の方の入場と掲示されていましたが、スムーズに入場が進んだようで、2F指定席券を持っている人たちも18:30に間に合うように入場することができていました(1Fから確認することができました)。
大阪公演の仕切りが東京公演を受けたものであれば、どのチケットを持っていても、Opening Actを最初から観ることができると思います。気分よく、公演を楽しめると嬉しいですよね。御参考までに記します。