そこはかとなく3/10の配信のお知らせとか

3月8日 金曜日 雨

400ページを超える本に封入するカードに一枚一枚、みんなの名前をとメッセージを書いています。

たくさんのオーダーをありがとう!何度も伝えるけど、この本、もう一生描けないし、作れないクオリティーなので、この機会にぜひゲットしてください。おそらく増刷は難しいのです。

一人一人に名前を書いて届けるという行為は、手間はかかるけれど、悪くないです。全国からこれだけの人に支えられて生きてきたんだってことを実感するし、恋人のためにとか、配偶者にとか、配偶者にバレないように仕事先に送ってくれとか(笑)、子供たちにこの本を遺したいから、とか。

いやはや、なんともありがたく、それぞれの事情が嬉しい。

もちろんソロツアー先でもゲットしてもらえるけれど、ライヴ後ではこんなにひとつひとつに丁寧に向き合えないので、通販には送料が実費でのっかって申し訳ないんだけど、ぜひ!

「本を読むための音楽」CD、検聴完了しました。我ながら、素晴らしい。これは、一切演奏してないんです。どうしてかって、演奏するとどうしても伝えたくなる気持ちが勝る。そうすると読書の邪魔をする。

それゆえ、僕が権利をホールドしているすべての音源をコラージュ(リミックス)して始まりも終わりもない41分の曲を構築しました。こういうとき、メジャーではなく、自分で権利を持っていてよかったとこころから思います。

川が永遠に向けて流れていくように、やがて海に到達して、また循環していくような音楽を創りたかったんです。これもまた暮らしの中で愉しんでくれたら嬉しいです。

今日はNO REGRETS社に本とCDを入れる特製の箱が届くんです。たぶん、足の踏み場もなくなる。笑。さらに本そのものが届いたら、いったいどうなるのか?まぁ、でも、これもまた嬉しい悲鳴ってことにしておきます。

どうぞ、よろしく!

山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」
ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中!

 

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さて、今日の本題。長くなるけど、時間のあるときに読んでください。

どこまで説明すると伝わるのか、それは読み手のこれまでの理解度によるので、難しいところなのですが、何度も書いてきたので復興のお酒「甦る」の説明は省きます。過去の僕のblogを検索するか、youtubeなどにもたくさん映像があるのでそちらを。

今年もまた「甦る」の試飲会が山形県長井市で行われます。今年は311ではなく、3/10(日曜日)です。今年のお酒は参加してくれたみなさんと僕も稲刈りを体験したので、喜びもひとしおなんです。

関わっているすべての人がいろんな形で2011年の震災を経験しているので、今年の元旦に能登で起きたことにこころを痛めていました。それゆえ今年は「純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会」という名称にして、こちらからエールの風を送ろうってことになりました。震災、津波、原発事故、避難という状況から生き抜いてきた人たちなので、人ごとだとは思えないのです。

これまでの活動の歴史を映像で。被災し、避難し、避難者を受け入れ、ともに復興を目指してきた人たち、復興のお酒に込められた想いなどを生の声で、そしてこころあるミュージシャンたちは歌で、エールを送れたらと思っています。

それを若干20歳で起業したデジタルネイティヴたちがyoutubeライヴで中継してくれることになりました。

理解してほしいのは、これはエンターテイメントではないってことです。視聴してくれる人も含めて、みんなの気持ちを今、苦しんでいる人たちに風として送れたらってことです。誰もが無料で視聴できますが、みんなもその風を一緒に送ってくれたら嬉しいです。リハーサルを入念にやる時間がないので、いろんな不手際はあると思いますが、みんな志だけでやっているので、理解してくださいまし。

配信のURLはこちらです。

https://www.youtube.com/live/Qe2gHbXpP6w?si=u4cvLx5RZontAxHn

会自体は3/10の16時くらいから、能登に入ったチームの報告会などを現地でやっています。配信は17時40分ごろからになります。19時ごろ終演予定です。

みなさんの参加をお待ちしています。

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「純米吟醸甦る 能登半島地震復興支援試飲会」山形県長井市より

配信開始 3/10(日)17時40分ごろ〜19時終演予定

稲刈り。得難い経験だったさ。

 

 

 

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そこはかとなく3/10の配信のお知らせとか への4件のコメント

  1. masa17 より:

    ツアー参加しまーーーす 明日、山形まで前乗りしまっす。。
    稲刈りには反省点もありますが、自分で刈った稲の一部でもお酒になったと思うと
    『甦る』の試飲会は楽しみしかない。。。(ネットで事前販売の『甦る』を注文しましたが全部知人にあげてしまったのでまだ飲んでないので)

    今朝のNewsで、浪江町の神社が再建されて、地元の人たちのお祝いの踊りをしてる映像を見ました。海沿いの元あった場所に神社を再建することに心意気を感じました。神社の再建はもちろん喜ばしいことですが、何よりも奉納の踊りを舞ったと思われる、震災をきっかけに離れ離れになってる地元の若い女の子たちが、再開を喜びあって抱き合って跳ね回っているシーンにジーンときてしまいました。。。ちゅうか中継映像、雪積もってますやん。。。

    あの日も現地は寒かったんやろぉなぁーって思い出されます。。。神戸〜新潟〜東北〜北陸。。。なんで、みんな寒い時期なんだろうなぁと思ったりもしますが、洋さんが以前言っていたような共有財でもある『満月の夕』がいろんな地域を確実に繋いでいるなってしみじみ思いますです。はい。
    Chanoさんの唄う満月を聞くのも楽しみです。

  2. タカ より:

    はい。稲刈り参加者でしたので「甦る」の試飲会が行われること、同じように喜びひとしおです。

    山形には、一生行くことは無いと思っていました。
    離れて暮らしていた父の出身地だったので余計に遠かったのですが、山口さんが合宿免許を取りに行った場所が山形であったこと、勇気を出して声をかけて下さった方がいて縁が生まれたこと。あの時のダイアリーでいつかここでライブがしたいって書かれた時に「ああ、山形に足を踏み入れることがあるならこの時なんだろうな」と予感めいたことがあり山形での稲刈りやライブに繋がっていったのだと。長井で出会う方が(ツアーにご一緒した参加者の方も)皆さん素敵で、はじめての山形が長井で本当に良かったと思っています。

    鈴木酒造さんのストーリーや行動は大きな励ましになっていて、我が家ではお店で購入した前掛けを飾っていて、目に触れる度に思い出し力をもらっています。

    試飲会に行くことはできませんがyoutubeで中継して下さるとのこと、今日の山口さんのダイアリーを読んで「やまがたアルカディア観光局」へ二度目の「甦る‐能登半島地震復興支援」を注文しました。
    いつもは父の日に「甦る」を送っていたのですが、3月は父の誕生日でもあるので、いち早く子供や孫が刈り取ったお米で作られたお酒を飲んでもらうべきじゃないのか?と思ったのと、少しばかりのエールになればと。

    3月10日の夕方は中継を観ながら前回頼んで我が家にある「甦る」を呑みます。山形の長井や福島の浪江や能登地方、そして父のことを思い浮かべながら。山口さんから始まった素晴らしい出会いに感謝しながら。

  3. しの より:

    3/10の配信決定ありがとうございます。

    本当は明日から3日間、山形アルカディアさんのツアーに参加予定でしたが、受験生の娘のメンタルが危機を迎えていたため、キャンセルして二次募集に対応できる状態にして全面バックアップで臨みました。アルカディアのHさんにはご迷惑をおかけしてすみませんでした。おかげさまでなんとか二次募集までは至らず、無事合格できました。

    この甦るのプロジェクト、鈴木酒造の皆さんを中心とした、熱い想いが集結した、他では得られない体験を、全国のいろんな形の応援者が共有できる貴重なものだと思います。スタートはゼロ。そこから現在地まで。そして未来へ。皆さんの想いが未来を創っていくプロジェクト。それを紡ぐ過程に参加できる事をありがたく思っております。

    去年は仕込みを、今年は自主参加した田植えと稲刈りをお手伝いさせていただいた「甦る」。とはいえ素人のためご迷惑をかけてしまいましたが、そういった私たちを暖かく受け入れ、仲良くしてくれるプロジェクトの皆さんには大変感謝しております。

    今年も「甦る」の想いを紡いでいきたいです。先ずは田植えが楽しみです。去年は黒獅子祭りと同じ日。この黒獅子祭り自体もちろん素晴らしいのですが、そのバックボーンにある「地元愛」が凄いポジティブパワーで素晴らしい。

    あの日、凄く特別な空気感を感じたので、少し書かせていただきます。

    田植えし、黒獅子祭りで黒獅子に噛んでもらい、中央会館で美味しいお料理と鈴木酒造さんの日本酒をありがたくいただき、スナック夜汽車から宿泊のタスパークホテルに、のんびりと歩きながら帰る真夜中。
    昼の喧騒が消えて鎮まりかえった街を歩いていると、凄く良い香りがするんです。冷えた夜の空気の中、山から降りてくる、濃厚な春の芽吹きを含んだ大気、街からは皆さんが大事に育てているツツジの花の香りが混ざり合った、凄く豊穣な空気の香り。長く生きてきて、一度も感じたことのない豊穣な大気。おそらく、DNAレベルの歓び。
    ぜひあの空気感を皆さんに味わって欲しいので、田植えにもご参加いただければ、と思います。「甦る」を応援し、それを支える長井を今後も応援して行ければ、と思います。今年は家族を連れて行くのが目標です。

    では明日、中央会館からの想いのバトンをいただきたいと思います。

    プロジェクトの皆さん、ありがとうございます。
    また夜汽車で会いたいです。ではまた。

  4. ハートロッカー より:

    山口さんの筆跡が大好きなんだよなぁ〜達筆だし!ロックだ!字は名を体を表すとはこの事と思う。楽しみ

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