3月6日 水曜日 冷たい雨
冷たい雨が降る日。
決してダークな話ではなく。あやうく朝イチの歯科に遅刻するところだったんだけれど。
夢を見た。
簡潔に伝えるなら、こころに闇を抱えてる人物が泣き叫んでた。月に照らされた崖の上で。傍に犬が居て。
どうして歌が必要なんだろう?
毎日ハッピーで、家族に囲まれて幸せで、人生って素敵。
それはとってもよかったね。でも、そんな歌はオレには必要ない。
いつだって、陰鬱とした、どうしようもない、抗いようのない、埋めようのない、闇。
それとともに生きていかざるを得ない宿命のようなもの。
そこから発せられるものに、惹かれてきたし、無意識のうちに自分もそれを発していたんだと思う。決してナルシスティックな意味じゃなくてね。じゃなけりゃ、この世界でどうやって生きていくのよ?
闇は表現によって、ひかりになる、こともあるから。
その人物は「助けてくれ」って泣き叫んでた。言葉にはなっていなかったけれど。
たまらないよね、、、、。
放っておくのが愛って場面もあるし、厳しく接しなきゃいけないこともある。でも、あたためてあげなきゃいけない日もあると思うよ。こんな冷える日は特に。
誰もが知っている母親を持つともだちと、海を見ながら話してた。あ、これは実話ね。オレがこう言った。「とりあえず抱きしめられたかっただけだよな?」って。強面で知られる彼は涙を浮かべてたよ。
薄っぺらい同情じゃなくてさ。
相手のために、今、なにができるのか。自分のことの前に、他人を思いやれるか。たいせつなことはそれだけ。
歯科への道。今日は車で行ったけれど、どれだけの人間が我先にと割り込んでくることか。
さむしかった。
でも、生きていくために人間にはひかりが必要。ある人にとっては宗教なのかもしれないけど。オレにとっては表現、かな。夢で見たあの人物が、闇をひかりに転化したとき。世界はほんの少しだけマシになる気がしてる。それが希望。
もうすぐ本に封入する「本を読むための音楽」のアルバムが届くはず。届いたら、まず自分の表現をチェックしてみる。なにひとつ強制することなく、なにひとつ指し示すことなく、ただ音の粒がひかりになっていたら、それが自分の目指していたことだから。
あの人物に届くことを願って。
Seize の意味を今、調べました(おそっw)。Seize The Day 楽しみにしています。(^-^)
貴方の歌は私にとって正に「ひかり」。
同じ時代に、しかも同じ国にいてくれて
本当に救われています。
ありがとうございます。
山口さん、こんばんは。
私が山口さんの性(さが)とか業(ごう)を感じた曲は「Epitaph」です。
抽象的な表現になってしまいますが、暗闇でも手放さなかったものこそが自分の核であり、自分で自分を救ってやりたかったら、どんな情況でも、自分の核を見失わないことだと思いました。
馴染めない葛藤。逃げられない理不尽。誰しもが闇を連れて歩いている。お前は感受性の強さで見えてるだろう。でもお前はまだまだ足りない。自分に満足するなよ。山口さんの言葉は折々に響いて来る。新たな本と流れるままの音楽を楽しみにしています。
山口さんの表現は突き詰めると「光」と「愛」に向かっているから、救われたり、信じたり、また進もうと思えるのだと、今回深く感じました。
なんだろう、ダイアリーを読み、涙が止まりません。
胸の奥の自分が叫んでいます。
そしてこう言っています。
「ありがとうございました」
本を読むための音楽
素敵ですね。