迎え火と送り火の間

8月12日 月曜日 晴れ

「山口」と名のつく者は今や僕だけなのです。たったひとりの「山口」を名乗る者で当主でもあります。僕は無宗教ですが、盆の風習はとっても好きなので、自分流に毎年やります。だって、申し訳ないもん。先祖の皆さんに。

ベランダで火を焚いて還ってきてもらいます。こっちですよー、皆さん。このところ海の近くに住んでます。九州じゃなくてごめんなさいねー。見えますかー。たぶん、一生流れるので許してくださいねー。子供ですかーーー。それを聞かれると、謝るしかないですねー。すいません、自分勝手に生きてきたもので。このまま行けば絶滅ですねー。ほんとうにすいません。でも、ちゃんと生きて、世界のために役に立ちたいと思ってます。それが僕の子供ってことでゆるしてくださいましーー。

みたいな会話をします。悪くないです。まぁ、僕の場合、海沿いを走るときに、こういうことも含め、宇宙と会話してるので、特別にやる必要もないんでしょうが、なんちゅーか、その。心が落ち着きますね。こういうジャパニーズの心はとても好きです。

みなさーーーん。こっちですよーーーーー。

みなさーーーん。こっちですよーーーーー。

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迎え火と送り火の間 への4件のコメント

  1. Froggy II より:

    「家族」という言葉の定義が<遺伝子>にあるとしたら、もう今はそんな時代ではない気がするのです。血を越えられないものもあるし、時には血を超えるものもある。どっちがいいとかじゃなくて、どっちも素晴らしい。境目は人の心が決めているのだと思います。そういう意味では山口さんは意外と子だくさんかもしれませんよ。笑
    ご先祖さんにとっての一番の幸せは、山口さんが何処にいても、どんなときも、自分の魂に嘘をつかずに生きていること、魂をかがやかせていくこと・のような気がします。肉体を離れた魂は、もう物質的なことには意外と執着しないように思うので。
    では人生の旅に「盆ぼやーじゅ!」。

  2. kumiko より:

    「自らの真我、そして宇宙の法則を灯りとして生きなさい」釈迦大師が入滅の時に述べた言葉。
    それでいいのだ。バカボンボン♪

  3. うっちゃん より:

    わたしもいろんなことに、謝らないいかんが…甥っ子らが来ていて、疲れてうたた寝しまった。
    もっと、自分のことに貪欲に生きていれば、人並みの幸せに辿り着けたんだが…そんなに能天気にいきられなくてね…泣

  4. 桃子 より:

    あんなに素敵な詩を歌っていらっしゃるのに、ご自分はおしまいですか?
    この先に大ロマンスが待っているかもしれませんよ。ご先祖様に伺ってみてはいかがでしょう。

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