月別アーカイブ: 1月 2018

days

1月8日 月曜日 曇り 寒くて天気が悪いと気分が沈むね。僕の家の居間から、眼下に薪ストーブがある家の煙が見える。とっても羨ましい。薪ストーブの火を見ながら飲むシングルモルトのウイスキー。最高の贅沢。今年こそ、山の家に帰って、こつこつ地震でやられたところを直して、みんなが遊びに来る家に戻したい。よし、春になったらやるか。   HWオフィシャルショップでの「Your Songs」、SOLD OUTになったとスタッフから連絡がありました。ありがとう!某アマゾンでなく、わざわざこっちで買ってくれて嬉しいっす。急ぎアルバムを補充しているそうなので、ちょいとお待ちを。オフィシャルストアではツアーグッズの販売も開始してます。 大宮エリーちゃんとトークショーやります。入場無料、観覧フリーなので仕事帰りに遊びにきてください。きっと楽しいよ。      

カテゴリー: 未分類 | 2件のコメント

岩を動かす力

1月7日 日曜日 晴れ 動かせるはずのない巨大な岩を目の前にして。人はいつも途方にくれる。 それでもすべて自分を棄てて、岩を動かそうとする先達たちを見るとき。自分が無力だという常套句は永遠に死語にしようと思う。目のきれいな若者が「わからない」ということを力に歌を紡いでいるのを見るとき、胸がすくような、爽快な気持ちになる。 あの人たちは逃げなかったし、決してごまかさなかった。生きにくいなんてものじゃないと思う。それでも貫いてきた瞳に、自分が映りこんでいるのを見ると、湧いてくる力がある。それがいつかきっと岩を動かすのだと思う。なぜなら、それが怒りや憎しみではなく、人が人を想う気持ちでできているからだ。優しさだから。気高い、覚悟を込めた優しさ。 LIFEの冒険家。 前に書いたことがあるけれど。僕もこの齢だから、ほとんどの勘定は僕が済ませる。でも、その行為すらさせてくれない人がいる。正直デカすぎて勝ち目なし。勝ち負けなんて言葉を使う時点で僕が矮小。笑。 嬉しかったこと。 僕はある巨人のことを、親愛の情と敬意をこめて、ひそかにクマちゃんと呼んでいる。クマちゃんは猛禽類みたいな目をすることもあるけれど、僕らに接してくれるときはそのへんのユルキャラには負けない優しい目になる。クマちゃんの鞄から八重山で買ってきてくれた銘酒、白百合が出てきた。ワオ!僕のともだち、島のコーちゃんが作ってる酒だよ。 コーちゃんに出会ったその日。僕は白百合菌にやられて、石垣島の白く美しい砂浜をゲロで染めたことがある。 でも、白百合菌を好きな人に悪い人間はいない。根拠なし。「ほんとうに美味しいですねぇ」と白百合菌をグイグイ飲み干すクマちゃんを見て、素敵なことは円環を描くのだとしあわせな気持ちになる。コーちゃん、あんたの酒はこんなところでファンクションしてたよ! あったりまえのことだけれど。 自分で諦めてしまわない限り、不可能なんてない。そう思っている大人たちは素敵だ。もちろん。僕も岩を動かすつもりだよ。 朝、始発で家に帰り(なんとひさしぶり)。白百合菌にやられた頭から出てきた言葉は「ありがとう!」だった。ほんとうに、何というか魔法の言葉だね。 先達のみなさん、歌はきっと壁の向こうに届くと思います。 ついしん 佐々木亮介くん。素晴らしい才能に会えて嬉しかった。また一緒に演奏しよう。新しいともだちが会いにきてくれて、ほんとうに嬉しかった。

カテゴリー: 未分類 | 8件のコメント

親父のギター

1月5日 金曜日 曇り 誰かみたいなギターを弾きたいと思わないくらいには、自分のギター・スタイルはオリジナルで好きだけれど、クリス・レアみたいなスライドギターが弾けたらなぁ、と彼の新譜を聞きながら思う。大病を乗り越えて、ひときわ素晴らしい。素晴らしいんだよ。 VINCENTの代表小川くんに親父の形見のガットギターの調整をお願いした。使えるようになるといいなぁ。 父親は何も教えてくれなかったけれど、小学生になった途端、グローブと硬球を買ってきて、庭にマウンドを作り、18メートル測って、オレをピッチャーに仕立てようとした。野球に関してだけ星一徹のような教育。笑。普通父親はド真ん中に構えるものだが、うちの親父は右打者の内角低めにしか構えなかった。理由はそこに直球を投げ込んで三振を取るのが彼にとって本当のピッチングだから。おかげで中学一年まで僕はピッチャーだったが、内角低めのコントロールは抜群だった。 野球部に入って、僕の方が球が速くなった日、親父はピタリとキャッチボールを止めた。寂しかったけれど、その理由は何となくわかった。 彼は音楽好きで、マーラーの「大地の歌」が好きだった。家にもギターがあって、ときどき弾いていたが、お世辞にもうまくはなかった。「アルハンブラ宮殿の思い出」がいつも同じところでひっかかるから、「夕陽へのファンファーレ」でその部分を僕が流暢に弾いて成仏させた。笑。 14歳の誕生日。僕は親友にギターを教えてもらった。天啓に近かった。その日に僕は職業を決めた。翌日、自宅に帰って親父のギターを弾きまくっていたら、目を丸くして、「お前、いつギターを始めたんだ?」と聞くから「昨日だよ」と応えたが、彼は信じなかった。 1週間もすると確実に僕の方が上手くなった。僕自身、初めて父親を「確かに」超えたと思った。彼は焦った。僕より下手なのを楽器のせいにした。大人気ない。彼は自分のガットギターを僕に永久貸与し(おかげで僕は遠慮なく鉄の弦を張ることができた。誰よりも握力がついたのは最初からエレキギターを弾けなかった(買えなかった)おかげ)、割と高いギターを買ってきた。簡単に負けを認めたくなかったんだろう。 18のとき親父が死んで。そのギターだけ僕は形見として受け継いだ。プロになるまで(なっても、かなりの間)クソ貧乏だった。信じてもらえないかもしれないけど、東京に出てくる金はレコードを売って捻出した。ときどきどうしようもなく金欠になると自分のギターを質屋に入れた。あまりに質屋に行くので、楽器の目利きを質屋に頼まれるほどに。 ついに僕は親父の形見に手をつけた。そして金を工面できず、流してしまった。さすがにひどく落ち込んだっけ。 東京行きが決まった日。な、なんと。ガールフレンドが押入れから親父のギターを出してきた。ありがたくて、情けなくて、泣けた。落ち込んだ僕を見兼ねた彼女が、秘密裏に質流れから救ってくれたのだった。 たかがギター、されどギター。次のアルバムはこのギターをたくさん弾いてやりたい。 最後に録音したのは「陽はまた昇る」の「銀の花」。それから「夕陽へのファンファーレ」の例の曲まで弾いていなかった。 ついしん 故郷の友人たちから、中原英司がついに車椅子に乗って病院内を散策している写真が送られてきました。クララが立った!並みに嬉しかったです。引き続きやつをどうぞ、よろしくお願いします。

カテゴリー: 未分類 | 8件のコメント

模索

1月4日 木曜日 晴れ 新しい暮らし方を模索中。 今のところ、早起きはいい。二日目だし。去年は無駄に全力で走り抜けた感じだけれど、今年は少し知恵をつけた、というか。効率的な思考。 昼にはふた仕事終えて、急激に眠くなる。ともだちが教えてくれたんだけど、昼寝の30分は夜の睡眠2,3時間に匹敵するらしい。シエスタ怖るべし。頭がすっきりして、もう1ラウンド行ける。そしてランニングすると、お腹が減る。地に足をつけて生きる方法。 夜の思考と早朝のそれはかなり違う。今頭の中にあるものは早朝向きだ、たぶん。 普段食べてるものが食べたくて、買い物へ。年末になるとかまぼこが1000円近くするのがずっと謎だった。今日から250円で売られてるんだけど、あれはいったいどういうことなんだろうなぁ。4倍のクオリティーになってるとは思えないんだよね。ずるいなぁ、かまぼこ業界。 ある種のミュージシャンは年を重ねると原点回帰する。曲を書いていると、その理由がわかる。シンプルなフォーマット、誰にでもわかる歌詞。それが一番古くならない。そして難しい。まだ聞いてないけれど、大病を乗り越えたクリス・レアの新譜、オレが生まれた頃のストーンズの音源「 ON AIR」、ニール・ヤングの76年の未発表作品「ヒッチハイカー」、リチャード・トンプソンのアコースティック作品。曲作り中だから、影響を受けすぎないように聞くつもり。 縁あって、若きゲバラを描いた映画を見たんだけど、描かれた性格があまりにも自分に似ていておかしかった。そして、その音楽は是非俺にやらせてほしかった。なぜかこころは中南米に飛んでいて、ガットギターがポイントになる気がしてる。買うのかな、オレ。まずは親父の形見のガットギター、調整できるかどうか聞いてみよう。  

カテゴリー: 未分類 | 4件のコメント

街が動き出す前に

1月3日 水曜日 晴れ 街が動き出す前に、思考を始めるのはひょっとしてとってもいいのかもしれないと、早起きをして思う。午前5時に起きると、午前7時には第一回目の思考は終わっていた。こころの深いところに入っていくことは、夜より集中できる気がする。 書いているのはなぜかポルカで、明るい曲調にどうしようもない人物の歌詞を載せようとしている。どうして自分がそんな思考をするのか、考えることにはもはや意味がない気がする。 ゼロからモノを作っているわけではない。だって、言葉だって自分が編み出したなら、誰にも通じないわけだし。時代を生きて影響され、吸収したものがこころの中で化学変化を起こして、飽和して、なんだかわけのわからないものになって出てきて、それをまとめることに早朝から格闘してるってことなんだと思う。 昨夜が始まるとき東の空にあったスーパームーンは早朝には天空を180度横切って、富士山の横に移動し、山の影に消えていく。月没。月の入り。そんな言葉があるのかどうか知らないけれど、素敵なものを見たよ。生きてるんだね。 正月らしいことなんて、ほとんど何もなかったけど。ついた餅をありがとう。故郷のだし(アゴだよ)を送ってくれてありがとう。そんな人たちのおかげでもはや博多っぽくも、関東ぽくもない謎のお雑煮を今日まで食べてみるのだった。 えーっと、入ってるのは、かしわ、大根、人参、ほうれんそう(博多の場合、勝男菜 = 新年が近くなると急に店先に並ぶ、謎の菜っ葉)、かまぼこ、餅、ゆず。 みんなもいい正月を過ごしてるかな?  

カテゴリー: 未分類 | 5件のコメント

days

1月2日 火曜日 晴れ   どんな新年を過ごしてますか?     相変わらず思うようにはいかないのがLIFEだけれど、パンチに慣れたというか、ある意味、LIFEのパンチドランカーなのか(苦笑)どんなタイミングで、どんなにヘビーなパンチを喰らったとしても、前向きに気持ちを切り替えられるというか、それってどうなんだろうと思いつつ、将棋の「歩」のように駒をひとつづつ前に進めるしかないんだろうね。LIFE GOES ON.   僕にも意地があるのでね。   元旦から曲を書いています。ようやく音楽を創作するモードに脳味噌が切り替わったようで、風の声さえ、音楽に聞こえてきます。そうすると、ふと曲が湧いてくる。2日目にして、2曲ゲット。言葉はもっと深い井戸に潜らないと無理。今年から早朝を創作の時間に充ててみようかな、とも思っています。朝5時とかね。キーンとした空気の中、曲を書くって、いいと思う。   シンプルでいて、コアをきちんと描いた楽曲。高田渡さんの曲とかね。それでいて、フォーマットもシンプルゆえ、どんなその日の演奏にも耐えられる。シンガーソングライターの楽曲ではなく、バンドでどうにでもできる曲。まずはそこを目指しています。テーマはなぜかキューバなんだよなぁ。メキシコとか。理由は不明。あの明るさに焦がれてるフシあり。   元旦からミキシングもしています。今月中にはアルバム一枚は完成するでしょう。しばらくHWのライヴはやらないので、お茶の間で楽しんでもらえるようにね。   ランニングももう月に300キロとかは無理っぽいです。膝が耐えられない。鍛えてんのか壊してんのか分からなくなる。なので、そのあたり調整しつつってのが、加齢の意味かもね。その過程で受け入れることを学ぶと云うか。         はてさて。新年、みなさんとお目にかかれるもろもろ、お伝えしておきます。   1/2 (火)21時〜 FMアップルウェーブ 斎藤浩の I WANNA ROCK わたくしのマブダチのヒロシの番組です。彼の音楽への審美眼を100%信じているので、とっても嬉しいし、僕自身愉しみにしています。てか、津軽弁で語られるYOUR SONGSです。嬉しいなぁ。是非聴いてね。番組HPからもネットで聴けます。あとね、ラジオ番組、ぐっときたら作ってる人にリアクションを返してあげてください。それがまた作る側のモチベーションになるのです。   1/3 (水)18時~19時 FM長崎 新春特番 「HEATWAVE スペシャルプログラム Vol.12」 FM長崎の名物DJ、平川歩美と積み重ねてきたFM長崎の恒例、新春特番「HEATWAVE … 続きを読む

カテゴリー: 未分類 | 10件のコメント

A Happy New Year

1月1日 月曜日 晴れ あけましておめでとう! いつも声援をありがとう! みなさんにとって素晴らしい一年になりますように。   オレは芸術学部美術学科油絵科卒業なのだが、こんな絵でいいのだろうか?笑。 去年はぜんぶ出しつくして、頭の中が気持ちいいほど、すっからかんなので、いろんなことをインプットしつつ、曲を書きます。聞かせられるようなものができてきたら、みんなに会いに行くね。 旧年度中のたくさんの声援に感謝して、みんなの2018年に新しい風が吹くことを願って、先日の渋谷のライヴ、ミックスしておきました。はっきり言ってダウンロードもできるけど、個人で愉しむぶんには、お年玉だと思ってくれてOKだよ。 新しい風171222 Live at duo music exchange (Shibuya, Tokyo) 171222 Recorded by Morioka Tetsuya & Mashiko Tatsuya Mixed by Yamaguchi Hiroshi   素晴らしいライヴだったので、できるだけ早いうちにみんなに盤として届けられるようにするね。しばらくライヴやらないしね。 いい年にしようね。    

カテゴリー: 未分類 | 17件のコメント