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2022.3.18 Release
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2020.6 Release
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2019.11 ReleaseOfficial Bootleg #007 “THE FIRST TRINITY” 181222 HEATWAVE
2019.5. Release日本のあちこちにYOUR SONGSを届けにいく 2018 山口洋
2019.3.25 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #006 19940524』 HEATWAVE
2018.12.19 Release『OFFICIAL BOOTLEG SERIES #005 171222』 HEATWAVE
2018.5.19 Release『Your Songs』 HEATWAVE
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HWNR-012 ¥2,500(税込)『OFFICIAL BOOTLEG #003』 HEATWAVE
2015.5 Release
HWNR-010 ¥2,500(税込)DON'T LOOK BACK.
山口 洋 全詩集 1987-2013 B6サイズ 272P 特製栞付き ¥2,800THE ROCK'N ROLL DIARY, 2011 3.11〜 陽はまた昇る B6サイズ 176P ¥3,000SPEECHLESS Yamaguchi Hiroshi / Hosomi Sakana
2011.2.9 Release
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日別アーカイブ: 2018年1月12日
ジーニアスと赤い空
1月12日 金曜日 晴れ 昔のクルマのボンネットを開ければ、どこがどうなっているのかほぼ把握していた。大好きで乗っていた黄色のビートルは、簡単な修理やキャブのセッティングくらいなら自分でできた。オイルも季節によって変えたりしてね。もちろん自分でクルマの下に潜ってやってたよ。愉しかった。 ところがどっこい、今乗ってる車なんて、ボンネット開けたってなんにもわからないし、自分じゃ何もできない。ディーラーに行けば、いろんな情報はコンピュータに吸い上げられるし、セッティングもほとんどコンピュータによって行われる。ケダモノのように速くても、なんだかなぁ、と思う。 そういうストレスはヴェス美への愛情で相殺される。なにせ古いヴェスパは時代遅れの2サイクルなので、ガソリンを入れた後、僕がオイルの分量を量って入れてやらなきゃならない。そういうのが超絶かわいい。なにせ、バッテリーさえも搭載されていない。エンジンをオフにするのはキル・スイッチと呼ばれるしょぼいボタンで、単純にプラグに行く電気をオフにするだけなのだ。クラクションに至ってはイタチの最後っ屁みたいにか細くて、これを鳴らすくらいなら、「あぶない!」と叫んだ方が危機を回避できる。 コンピュータを黎明期から使っている我々は2000年のちょいと前まで、自分のマッキントッシュの中がどうなっているのかほぼ完璧に把握していたし、トラブルも、よく徹夜したけれど、自分でどうにか回避できた。 家に何台のマックがあるのか、数えたこともないけれど、音楽専用のものは音楽のソフトしか入っていないし、用がなければネットにも繋がない。OSを上げることなんてない。エンジニア監修のもと、ひじょーに安定している状態なのだ。てかエンジニアのマックとほぼ同じなのだ。いざってときに不具合が生じて、仕事に支障をきたすのだけは避けたい。 かたやこれを書いているマックは世の中の趨勢に合わせて最新のもの。アップデートせいと言われれば、吟味した上でやる。今日もアップデートせいとしつこいので、吟味した上でOSのアップデートを開始したのだが、途中でフリーズする。こうなると手も足もでないわけで、アップルのジーニアスに電話するしか方法がない。 お前がアップデートせいって言ったんやんけ!と中空に向かって叫んでも時すでに遅し。 まぁ、ほんとうに何というか。若干ボケ老人に接するように、ジーニアスはほんとうに丁寧に約1時間。マックは無事復旧を果たした。でもなんとも言えない気持ちが身体の中に残る。なんだろうなぁ、この感覚。肝心なところがすべてブラックボックスってのが嫌なんだろうなぁ。だからiPhoneみたいなものにはまったく愛着が湧かないんだと思うな。 そういや、思いだしたけど20年くらい前のマックは「あけましておめでとう!」とか言ってたぞ。かわいかったよ。あの会社、俺たちがサポートしないとビル・ゲイツに凌駕されると思ってた。 コンピュータが歌えなくてよかった。コンピュータがギターを弾けなくてよかった。コンピュータが歌詞を書けなくてよかった。てなことを思いつつ、グレッチで曲を書いていたら、ボディーの中にしょぼい魂柱が見えて、ぐっときたんだよね。こいつが音を決めるんだぜ。あとは僕の腕次第。やっぱりこういう曖昧で、てきとーで、でも人間臭いものが僕は好きだな。 “無茶ブリのジョー”こと、ジョー・横溝くんがうちにきて、アナログ盤に関するインタビューをしてくれました。わたくす、プライベートを晒すことを極端に好まないのですが、ついジョーくんだと油断してしまいました。昔某NHKに出なければならなかったとき、魔除けとして机の上に「キンカン」が置いていたように、今回は森達也さんの新刊「A4」が乗っております。それでは楽しんでくだされ。しゅるしゅるしゅるー。