日別アーカイブ: 2018年1月29日

原点

1月29日 月曜日 晴れ 昨日から観てもらっている動画は音楽が大衆のものになった「原点」。(クラッシックは大衆のためのものとは云い難い側面がある)。 たった一本のマイクですべての音を収録する。そのためにはミュージシャンが上手くなければならない。そしてマイクへの距離と演奏した音の大きさが音楽の中でのバランスを決定するわけだから、演奏しながら、確実に客観性を持っていなければならない。しかも演奏と同時にレコードにするための盤にダイレクトにカッティングされる。それを配信の時代にやってることが痛快なのです。 ほんとうに胸がすく想い。素晴らしすぎる。今日はスティーヴ・マーチンとエディ・ブリッケル。この2人のアルバム大好きです。マイクへの距離も良く観てみてね。僕はポール・ブレイディーの指導のもと、マイク一本のライヴやらせてもらったことあるけど、ほんとうに愉しかったよ。技量も半端なく必要なんだけどね。 落語を観にいけば、よく分かる。音が小さい。だから観客は集中して、どかーんと受ける。客も固唾を飲んで参加してる。受け身じゃないんだ。咳払いひとつが空気を台無しにすることだってある。今の音楽が失ったものがあるんだよ。何もかも、現代は説明しすぎ。人間には創造力が備わっているし、聞こえない音は自分で補足する機能が人の耳にはあるんだよ。ほんとだよ!何もかも説明しすぎるから人は本能を失っていく。スポイルされていくんだと僕は思ってる。     ポールとやらせてもらったとき。ほんとうに音が小さかった。ステージ上はマイク1本、生音だけ。だからこそ、伝わるんだ。

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