10月27日 木曜日 晴れ
さて、と。一旦山を降りるときが来たようです。こんな状況の中で、このような時間を与えられたことに感謝しなきゃね。もうすぐ11月だと云うのに、労働とランニングで陽焼けしてます。一日に量を決めて、家の掃除や補修もしていたのですが、結局壊れていくスピードに追いつけず。まぁ、仕方ないか。男手に手伝ってもらわなきゃ、もう無理だな。たくさん持ってきた本も、殆ど読む時間がありませんでした。何処に行ってもワーカホリックなんだなぁ、と少し幻滅。でも身体は研ぎすまされて、キレキレです。余分なものがまったくない。それだけは気分いいです。
もうすぐ夜は零下になります。昨日は薄く氷が張ってた。ダウンジャケットを着て寝たけど、深夜は空気が澄んで、満天の星空だったす。天の川、久しぶりに観たよ。きれいだったなぁ。
云うまでもなく、ここに来たいちばんの目的は曲を書くこと。アルバムを創るには「核」になる曲が必要です。それが出来た(はず)のがいちばん嬉しい。震災以降、自分がミュージシャンであることに一体何の意味があるんだろう。そんな迷いもあったけれど、一連の信じられないような出来事は、本当に大切なものを教えてくれました。愛だとか責任だとか。こんなに深く考えたことはない。でも、それが昇華して形になりつつあるのが嬉しいのです。できるだけシンプルな言葉で書きたかったのです。こねくり廻して難解にするのは誰でも出来る。小学生にも分かる言葉で本質を書く。難しいけど、やりがいのある作業です。出来上がったら、苦しんでいる人のところに早く届けに行きたい。
君は風で、君は力で、君は輝く言葉で、ひとひらの希望の羽根
君は涙で、険しく長い道で、世界をつむいでいく、ひとすじの光
それが僕の「message」、最後の木が切り倒される前に、それだけは伝えておきたい。
それが君の「massage」
何ででしょう、ほんの詩の一片だけなのに涙が出てきました。できた曲を聴いたら号泣かも…。
山口さんのmessage、胸に温かく響いています。
昇華した音楽が響く日を楽しみにしています。
道中どうぞお気をつけて。
追伸
なんて贅沢な餃子を作ってらっしゃるんですか…(笑)。