月別アーカイブ: 2月 2024

還暦その後

2月7日 水曜日 晴れ ようやくクレイジーな日々が少しだけ落ち着いてくる。 ミックスしているアルバムが1枚、映像用のミックスが1枚、61ヶ所のソロツアー、400ページの本、なによりもHWの活動。そりゃ暇なわけがない。でも、それって幸福なこと。 どうしてそんなにがむしゃらなのかって、曲を書く時間を捻り出したいから。クリエイティヴな脳に辿り着くには時間がかかる。空っぽの状態が理想。そうすると、そこに自然と水が溜まっていくように、なにかが湧き出てくる。でも、それには雑念があると無理。 そのくらいには神聖な行為だと思う。曲を書くっていうより、そこらへんに漂ってるスピリットを自分に集めて再編集してる感じで、それにはこっちの気構えが試されてるというか。 この世は雑念だらけ、そして雑務だらけ。連絡ごとは待ったなし。すべて遮断したいけど、それは叶わない。 だったら、エンジンをフル回転させてやるしかない。でもキャパを超えて、ミスを連発、、、。 デジタルに接する時間を朝と夕の2回とか、制限から始めて、だんだんそこから切り離さないと、物事を深く考える時間を捻り出すのはこの時代もはや不可能なことのように思える。 本気で考えなきゃな。 つーのも。何度も書いてきたけど、同時に2つのことができない。ひとつずつ猛然と片付けていくしかない。ぜんぶクリアにしたいけど、相手がいると当然ペンディングになる。すると、宙ぶらりんのまま、次の事案にいくわけで、それが積み重なってミスは起きる。7つ前の事案なんて、もう頭の中にはない。どーでもいいことから忘れるように脳の構造ができているみたい。勢い、これを書いてるコンピュータの前は「付箋」だらけなんだけど、もはや「付箋」に書いてある意味がわからなかったりする。末期的。笑。   ところで。 還暦って、かなり効いた。おっと、残り時間少ねーじゃないかって。本気で思った。父親、とっくに死んでる。母親、あと7年じゃねーか。引っ張られてはないけど、短命家族に生まれたのは事実だし。 とかく無駄な時間を過ごしたくない。隠居なんてとんでもない。かつてこんなに真剣に生きたことがあるのかってくらいには日々全力。意味がわからないライヴはやらないし、つきあいでイベントに出るなんてことももうない。あの終わった後のにゃんとも言えない徒労感を味わいたくない。 なんっつったって、ほとんど酒を飲まなくなったことに自分で驚いてる。笑。もう必要ないみたい。たまに乾杯すると、ほんとに美味しい。それでいい。てか、それがいい。   昨日思ったんだけど、あれだけの雪で完全にマヒしてるのを見て、わたすは背筋が寒くなったのですよ。事故だけで1300件。でっかい地震が東京にきたらどうなるかって。昨日の都会人のリアクションを見ていて、絶望的な気持ちになったんすよ。大人たちがスタックして「子羊」みたいな目で狼狽えてる。若干イラっとしたっすよ、ほんとに。自分の行動に責任持てよって。どれだけ渋滞を巻き起こしてるのかって。 昨日、スタックしてる人を助けたって話を書いたら。「人助けは黙ってした方がいい」なんてコメントが来る。一瞬頭に血が上ったけど、まぁ、いいや言わせとけと思う。状況を伝えるため書いただけで、自慢するポイントなんてどこにもないと思うけどね。とうぜんそんなコメントは載せない。 このblogは荒れない方だと思うけど、この人物のおかげで今日の記述を削除するところだった。でも、そっちに引っ張られたら負け。 言いたいことがあるなら、実名で来い。オレの目を見て同じセリフが吐けるんなら、意見として認める。その勇気がないなら、人を不快にするようなこと匿名で書いて送ってくるな。続くようなら対処するんで、覚えておくといい。 こういうの来るたびにblogの会員化とか有料化とか、囲い込みを考えたりもするんだけどさ。オレは開かれてるのがいいと思うんだよ。オレが経験したことはそこの「公民館」に置いてある、みたいなさ。blogって勝手に拡散されないところが好き。ハッシュタグなんて死んでも使わないし。見たい人が来てくれてるわけで。オレが宣伝した覚えはないし、するつもりもないし、見返りなんてなにも要らない。 でも、書くってそれなりの労力を使うわけだよ。なので、邪魔は断る。あんたの無責任なバイアスを伝播してる暇はない。 実際、もはや裁判の参考資料に使われたりしたのも一度や二度じゃない。なにが言いたいかって、それだけパブリックなんだってこと。だから、オレもこのままキープできように努力するから、みんなもなんとなくいい空気にすること頭に置いてくれてると嬉しい。   さて。2/9にはいろんなこと第一弾として発表できる予定です。スタッフ、テンパってるシャチョーの代わりに頑張ってくれてます。 ソロツアーの第一弾詳細もね。各地ご迷惑かけてすいません!!てか、ファンの方がSNSでまとめてくれてるって聞きました。すまん!そして、ありがとう。 最後に今週末のモーガンサロンのイベント。ハービー山口さんをお迎えして、スウィンギングロンドンのその後(70〜80年代)の話をするんだって。面白そうだね。生で、それを体験した人の言葉はプレシャスだよね。 オレも故長谷川博一さんのこととか、アイルランドのこととか、ギターのこととか。伝えていかなきゃ、と常々思ってる。     https://www.tokyogigguide.com/en/gigs/event/29976

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危機管理能力

2月5日 火曜日 雪   思うこと多々。  家人を職場まで送る。危険だからね、それフツー。  東京に受験で来ている沖縄の子たち。雪を初めて見たって。んなもん宿まで送るよ。あたりまえ。  そこからがね。  都内から家に帰れない。高速道路はall通行止め。どーにもなんない。  にゃんとか一般道で横浜まで帰ったけど、横浜って坂多いんだよね。笑っちゃうくらい立ち往生。立ち往生ならいいけど、坂をスケーターみたいに滑り降りてくるクルマ多数。  せめてスタッドレスじゃなきゃ、こんな日は乗っちゃダメだよ、、、。  スタックした車多数。そりゃ助けるよね。泥だらけ。  オレのは四駆だし、スタッドレスだからぜんぜん大丈夫。  凄まじい渋滞。ノロノロ運転。はぁ、、、、、。  都会って脆弱すぎる。積雪って10センチにも満たないよ。危機管理能力なさすぎ、、、、。みんなスマホを見るけど、空を見ていない。  若かったころ。  シェラネバダ山脈を越えようとしたら、雪に埋まった。死ぬと思った。アホだった。歯のない山岳救助隊員が助けてくれた。  アイルランドで。大雪で行き倒れになりそうなフランス人を助けたら、オレも行き倒れてあの世に行きそうになった。歯のない漁師が助けてくれた。  今回?ぜんぜん大丈夫。ただ家に帰れないだけ。車中泊。やだね、、、、。それはやだ。でも助けられて今があるから、困ってる若干のアホを助けないわけにはいかない。あれはかつてのオレかもしれないんだし。  はい。帰りました。日付変わりました。  今日は運転しただけ、、、、。読んでくれてありがとう。  でも、これ全力だから、なんにも後悔してないよ。

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モーガンday#002

2月5日 月曜日 雪 モーガン・フィッシャーとの2days。 世代とか時空とか国籍とか、ぜーんぶ軽く超えてった。 でもって、いつものようにアナーキー。 最初は空間がもたらすインスピレーションでとってもいい感じだったんだけど、だんだん熱気を帯びてきて、歌うには苦しい酸素の薄さに変化。苦笑。それもまたライヴ。 みんなをモーガンの家に招いたのではなく、あれはスタジオね。お間違えなく。音が生まれる場所。今の時代、ミュージシャン、アーティストにとっては大事な場所なんだよ。贅沢にレコーディングスタジオでふんぞり返ってる時代は終わったの。 ちょっとだけ説明しよう。レコーディングスタジオって、単純にとんでもなく高い。1日で都内の一軒家の家賃くらい。笑。そこにエンジニア、ミュージシャンを雇うわけだから、その倍くらいの金は軽く飛んでいく。アルバムを作ろうと思えば、少なくとも10日は使うわけで、それに加えて、ミックス、マスタリングと更なる行程があるのです。 もっとはっきり伝えておこうか?いちばんお金を使ってたときで、アルバム一枚で3000万くらい。郊外に家買えるくらい。もはや、あり得ないけど。作ったってことは回収しなけりゃ成り立たない。 で、サブスクの時代なわけです。みんなほとんどタダに近い感じで音楽を聞いている。つまりこちらは製作費をかけられない。かかったお金を回収する術はほぼない。えっとね。みんながサブスクで聞いてくれることで、こちらには冗談みたいなお金が入ってきます。冗談抜きでカップヌードル買えるくらいって形容が正しいと思う。 いきおい、こんなクソみたいな状況でも音楽を続けようと思えば、プライベートな環境でスタジオを作る以外に方法はないってことです。 んなことでメゲるくらいなら最初からやってないけどね。 安いってことはどこかに歪みがあって、誰かが苦しんでるんです。ちゃんとやろうと思えば、安くはできない。社会の構図と同じ。僕がユニクロを好まない理由です。 なにをコアなファンに伝えたかったかって。あれはモーガンが作ったクリエイティヴな空気ってことです。家ではない。家だけど。笑。そうやって「自由に」サバイブしてきたことをみんなが役立ててくれたらオレは嬉しいってことです。わかるよね?ギリギリまで入ってもらっても、やってる方はむっちゃ効率は悪いんです。でも、なぜやるのか?そこを受け取ってくれたらオレは嬉しい。 受け取るだけではなく、次に役立ててほしい。それがモーちゃんと、オレの願いです。来週はハービー山口さんと、来月(だったかな)はピーター・バラカンさんとやるって。それぞれに素晴らしいと思うよ。にしても、モーちゃん74歳、ほんとよく頑張ってる。 最近ともだちになったシンガーの山田くんと、音楽を創る話をたくさんしました。それから、33歳のヤングボーイからとってもナイスなハンドメイドのエフェクターを手渡された(インスタ見てね)。なんだか、伝わってて、オレは嬉しい。こういうことがオレを励ましてくれる。 来てくれてありがとう! なにか受け取ったら、それぞれの暮らしの中で役立てておくれ。この実験、楽しかったら感想を聞かせておくれ。リクエストが多ければ、モーちゃんの試みがもっと拡がるようにオレも取り組んでみるよ。 なんにせよ、諦めたら負けだ。

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スウィンギング・ロンドンに育まれた音 @ モーガンday#001

2月4日 日曜日 晴れ 真冬なのにモーガンのスタジオはクーラー全開。それでも暑かった。笑。どゆこと? スウィンギング・ロンドンに育まれた音、楽しんでくれた?なんか、違うでしょ?そりゃそうだよ。あの時代、サマーオブラヴになるまで、彼はロンドンで育って、ティーンのときに大ヒットを飛ばして、ジミヘンをパブで20回観たんだってさ。今日みたいな至近距離で。そりゃ人格形成に影響するよ。笑。 ビートルズの映画を見たら、スタジオで「Tea」飲んでるでしょ?英国のロックンロール・マナーってのが厳然としてあるのよ。オレ、スタジオで「Tea」飲まないもん。スコーンも食べないし。 スウィンギング・ロンドンと博多育ちアイルランド経由のオレが響きあう。それはまったく可能だってことを体験してほしかったんだよ。トラウマになるくらいの距離で。どうしてって、俺たちがロックンロールの河を共に流れてきたから。お互い本気でね。流木みたいにさ。 もうひとつ。書くかどうか迷ったけど。 自由に生きるってこと。俺から見てもモーガン、異国で74歳になってひとりで暮らしていて、まったく悲壮感がない。ガンの手術だって2回やってるのに、そんなことおくびにも出さない。LIFEをひたすらenjoyしてる。じゃなかったら、自分のスタジオにオーディエンス入れないって。オレはぜったい嫌だもん。笑。 彼は流浪してきた。オレも流浪してきた。お互い社会の不適格者。でも、ロックンロールがつないでくれるんだよ。真ん中に自由の河が流れてる。だから、ほんとうはね、ただ音を浴びて楽しむのもいいけど、あなたたちの暮らしの中に持って帰ってほしいんだ。そのスピリットを。 それが伝えたくて、オレは彼のオファーを受けた。 彼はアンビエントの世界でも一流なのね。だから、オレはほんとうは小さな音で、細部まで張り詰めた演奏がしたい。でも、モーちゃんはオレとやると「ロックンロール、イェー!」になっちゃうんだよね。笑。まぁ、そんな機会も少ないのかな。 来てくれて、ありがとう。 明日は明日の風が吹くと思うよ。

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クレイジーな日々

2月3日 金曜日 晴れ 引き続き、クレイジーな日々。 巨大な洗濯機の中で掻き回されているような。時々目が回って、縁にしがみついて、また巻き込まれて、みたいな。あはは。 どうやら、いろんなことが限界を迎えたみたいで、あちこちでケアレスミスやポカをやり始めた。自分の器を知る日々。   そんな中、今日、明日とモーガンと実験ライヴができるのはとっても嬉しいです。なにも考えず、どっぷりと音楽に浸ります。     みなさんからMY LIFE IS MY MESSAGEにたくさんの気持ちが寄せられています。ほんとうにありがとうです! みなさんの気持ちをどう現地に還流させたらいいのか、真剣に考え、使い道に関しては、この場所で相談、ご報告させていただきます。  

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私は土地を買わないだろう/長谷川博一(1992)

2月2日 金曜日 曇り 疑問を疑問のまま終わらせない。面倒にもほどがあるけど。 それがこの世をサバイヴする、インスピレーションと原動力を確保する、僕の唯一の方法です。人にはまったく勧めないけれど。おかしいと思うことを、そのまま放置して生きていると、その事象の醜さに自分が冒されて回復不能になる。あるいは自分が嫌いになる。それが耐えられない。 その感覚に従って生きてきたら、今ここに立っている。そんな人生です。だから、アナーキーな立場にいると自分でも感じているけど、前例がないからこそ、やりがいがある気もします。あと、もうひとつたいせつなことは、どんなことがあっても、音楽が好きだってことです。本気で愛してるってことです。音楽業界にはなんの未練もないけど。 この発想は、若い頃に多分に影響を受けたネイティヴな人たちの生き方によるんです。彼らは地球を、大地を自分のものだとは思っていません。大地を区切って、売り買いをするようなことをしません。まったく逆で、人間もまた循環するシステムの中の一部に過ぎなくて、その恵みによって生かされていると、すべての事象に感謝を忘れることはありません。GODは象徴でも人間でもなく、いつだって地球で自然なのです。 時はバブルでアホな日本人が世界中の不動産を買い漁っていた時期です。とてもじゃないけど、耐えられなかった。六本木でタクシーを拾おうと思っても、僕には停まってくれなかった。それゆえ、世界に出て、放浪して、彼らやアイリッシュに出会い、僕は救われました。 僕が不動産を金輪際買わないのは(正直にいうと、山の中に小屋を持っています。でも、それはゆくゆく若い世代に譲るつもり)それが誰のものでもないと思うからです。僕らは間借りさせてもらってるだけなのに、それを売り買いすることそのものが耐えられないのです。 お前はアホか?どれだけ言われたことか。買った方が得だ。んなことわかってるって。買ったことだってあるし。でも、嫌なんだって。 でも一人だけ理解者がいたんです。亡くなった音楽文筆業の長谷川博一さん。ある日、彼から相談を受けました。「私は土地を買わないだろう」って曲を書いたんだけど、と。弾き語ってくれました。即、理解。 僕はその当時カセットのMTRしか持っていなかったけど、バッキングトラックを一人で作って、彼に歌ってもらいました。たぶん、1992年頃の話。僕が多くを語らなくても、聞いてください。 「私は土地を買わないだろう/長谷川博一(1992)」作詞、作曲 : 長谷川博一 演奏、プロデュース : 山口洋     確かにカセットだから音は悪い。でも、僕ら(あえて)は1ミリも変わっていない。おかしいものはおかしい。     閑話休題。 今住んでる家の契約更新だったんです。もちろん賃貸です。僕の職業なんて、家探しは簡単。こんな不埒な職業に貸してくれないから。楽器、車、後ろ盾&保証人なし。笑。1000件くらいの物件が条件入れるとゼロか、数件になります。 貸してくれるのはたいてい外国の人か、外国に赴任してる定期借款の物件。今の家もイギリスの方です。間に入ってる不動産屋がFUC@なので、すっ飛ばしてメールのやり取りしてるうちにすっかり仲良くなって、この前ついに会いました。 簡単に書くとふたつあるトイレが同時に壊れました。不動産屋に行ったなら、修理代90万と。んなもんあり得ん、とアホ不動産屋をすっ飛ばして、オーナーと直でやり取り。僕が業者探して、5万くらいで直しました。以来、壊れると僕が業者を探すか、屋上なんかは僕がDIY、実費はオーナーが出す、みたいな。お互いにぜんぜん無駄なお金とストレスがありません。では、なんのために不動産屋がいるのか。 トラブルが起こったときのためでしょ。 で、契約更新って意味不明のひとつき分を払います。奴らがなにをしたのか?そのお金はオーナーにはいきません。僕はこういうハイエナみたいな(ハイエナに謝りたい)プロセスが死ぬほど嫌いです。ゼネコン、広告代理店。中間マージンの搾取。 こういうことも、実験していきたいと思っています。ええ。そうです。システムに逆らって不動産屋をすっ飛ばすってことです。いったい何のblogなんだか。 えっとね。断っておきますけど、すべてのゼネコンと不動産屋と代理店をdisってるわけじゃないですからね。こういうのも書かなきゃなんないのがちょっとイラっとするけど。必要な場合も多々あるし、こころを込めて仕事をしてる方も当然いらっしゃいます。念のため。 わたすは今後も言いたいことは言います。これはSNSではなくblogだからです。文責は100%わたすにあるからです。   はぁ。とかく生きづらいんです。この世って場所は。 むかーしから、タジ・マハールのこの曲がとっても好きでした。特にちょっとチューニングが悪いギターの音。でも、そこになにかが込められているのはガキの頃から感じてました。 昨日、知ったんだけど、これを弾いていたのはにゃんとにゃんと、オレが敬愛してやまない、ネイティヴのジェシ・ディヴィス!!!!!!!!!!! ギターを弾くってこういうことだよ。込められたガッツとコンパッション。ぜひ、聞いてね。             … 続きを読む

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リハーサル

2月1日 水曜日 曇り どうもご心配おかけしました。 僕はぜんぜん大丈夫です。若干歩行に問題あるけど、瘡蓋ができて治るでしょう。そんなことより、啓蒙というか、みんな電動アシストチャリとか電動キックボードに恐怖を感じてるんだなぁ、と。なにかを規制するのは僕も好きじゃないけど、大きな事故が起きる前になにがしかのルールは作らないと危なくてしょうーがない、と運転していて、ランニングしていて思います。 運転の場合、安全を担保するのは車間距離でしかなくて。長年の経験で運転がうまくても、これができない人物はかなりの確率で事故ります。僕の場合も、もはや視力が甚だひどいので、特にバイクはありとあらゆる可能性を考えつつ、車間距離を決めてます。たとえば、夜、高速で突然角材が落ちてたら、避けられるか、的な。だって、避けられなかったらアウトだもんね。これを周囲の流れに合わせつつやる感じがいちばん安全か、と。あと、怪しい動きをしているクルマには近づかないか、一気に抜くか。日曜日にしか運転しないクルマもなかなかに恐怖なのです。動きが予測できない。仕方ないんだけど、距離を保つしかないんだよね、、、人間関係に似てるか。笑。 にしても、アスファルトはなかなかの強敵で、ランニングでこれだけ怪我するってことはバイクでコケたらどうなるん?と恐怖に震えます。手は商売道具なんで、今回も手袋のおかげで擦過傷を免れました。手袋はもちろんズタズタ。なんで、みんなも気をつけて。 特に夜走るときにはね。 さて。 シャチョー、ようやく少しだけミュージシャン寄りの生活になってきましたが、変わらず売れないアイドルみたいな時間に追われる生活をしています。にゃんとか時間をやりくりして、モーガンのスタジオで週末のライヴのリハーサルをしました。 音を出した瞬間に「experiment=実験」って言葉が二人の頭に浮かびました。 通常、みなさんはリハーサルを積んで、かなり完成度の高い演奏を体験してるわけです。それがプロとしてのあり方でもあるんだけど。この部屋は音楽が生まれる場所。せっかくそこに来てくれるのなら、生まれてくる喜び、その喜びは失敗という屍の上にあること。そんなことをスーパー至近距離で体験してもらえたらいいんじゃないか、と。 もうひとつ。オーディエンスが演者に与える影響を理解してない人が多いんです。みんなもそうでしょ?励まされたら走りたくなる。マラソン大会に出たらわかりますよ。だから、受け取るだけじゃなく、声でも体でも音楽に身を浸して参加して欲しいんですよ。能動的に。じっと目を閉じてるだけでも、それができる人も稀にいます。 これはかなり、プレミアムなライヴになるだろうなぁ。とりあえず、やってみます。 あとね。彼の鍵盤はやっぱり「スウィンギング・ロンドン」を経験してきた音なんですよ。そのあたりの話は次週(だったかな)ハービー・山口さんとやるらしいんだけど(面白そう)、たとえばロンドンの彼の家に遊びにきたミック・ジョーンズの話なんてしてくれるわけです。そりゃ、みんなも聞きたいよね。 なこと言ってたら、どれだけ時間があっても足りないね。限られたスペースで、かつ今回はぎゅぎゅーに人が入ってるので、あんまり長くやるとみんなが疲れちゃうんです。 んなことも含め、居心地のいい空間にしましょう!      

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