3月1日 金曜日 曇り
たくさん、意見をありがとう。聞いてみるもんだね。
で、数日前に音楽界の重鎮に会ったって伝えたよね。
ブルーレイについて、みんなの意見を受けて、さっそく彼の運命の切り拓き方を真似してみた。
個人的には「磔磔」を経験したことがない人たちにあの空気感を伝えたいってことと、どれだけあのハコに音楽愛があるかってこと、コを切り抜けたお祝いって側面もあるのね。だから、彼らの奇跡のスイッチング(場面の切り替え)のままリリースしたかったのよ。それライヴそのものだから。
だって、おととしリリースしたDVDを30回見て練習したんだって。笑。
で、正直、今度リリースする本は安くはない。でも、その価格にせざるを得ない状況もある。一方、ロックンロールはもっとカジュアルでありたいと常に思ってる。だから、ブルーレイは高画質だけど、あまりにも高くなるのには抵抗があったのね。
で、重鎮の話に戻すけど。
彼は近所に外国から単身赴任してきた人が毎日お惣菜を買って帰ってるのを見て、手紙をポストに入れたんだって。「よかったら、うちにご飯食べに来ませんか?」って。そこから繋がった縁で、もはや高級住宅街が長屋みたいになってる。醤油の貸し借りどころか、となりの家の子がご飯食べにくるわ、外国に越した隣人の家に遊びにいくわ、、、。エトセトラ。
すごいな、と思った。書かないけど、そこからいろんな運命が拡がっていく。都会に於ける一歩の踏み出し方。これはできそうでなかなかできないんだよ。
で、周りを見渡してみた。居たんだな。デジタルネイティヴ。去年山形からMY LIFE IS MY MESSAGEのライヴをyoutubeで中継してくれたのは弱冠20歳で独立したデジタルネイティヴの若者だった。彼らがドローン飛ばして、衛星を使って中継してるのを見て、こりゃもう、なんだかレベルが違うわ、と。そのライヴの非売品DVDが彼から届いたところだったんだわ。
「オーサリングできる?」って聞いたら、それができる環境を整えたところだって。笑。
まだ決まった話じゃないけど、今度山形で会う約束したんで、そうなるととってもハッピーだな。HWのもっとも若い血。これも重鎮の教えがなきゃ、そうならなかったんよね。てか、もっと言えばバイクの免許を山形で取らなければなにも起きなかった。
もうひとつ。
昨日、映像で取材を受けた。彼はiPhoneひとつでそれをやってた。電話としてではなく、カメラとしてそれを使ってた。正直そのクオリティーにのけぞったよ。すげぇな。電話大嫌いだけど、これひとつで映像作品作れるな、と思った。
前々から考えてたこと。
この前、ともだちが富山の小さな町に連れていってくれて。
その町並みが素晴らしかったのよ。人々が普通に暮らしている町。
失われていくこの国の風景を記録したいと強く思った。だって、オレは旅人だから。オレの目線で。それに音楽をつけて作品にしたいと漠然と思ってた。令和の寅さん。
The boy 60。思い立ったら速い。そのアホみたいに高いiPhoneをさっき買った。でも、デジタルは使いようだと思う。これでオレから見たJapanのほんとうの美しさを伝えられるのなら、けっして高くはない。
この話の続きは追って。
本に封入するカードにみんなの名前とお礼とサインを書く作業を開始。ひとつひとつ、こころを込めて書いています。親父が遺してくれたモンブランの万年筆で。実家で発見して、直してくれるところを探して使ってる。たぶん60年ものとかだけど、こういうのほんとうに嬉しいよね。デジタルと真逆だけど。
山口洋初のエッセイ「Seize The Day 今を生きるための音楽」
ボックスセットとしてカモネギ書店で予約受付中!
長いこと会ってないけど、古いともだちなんだ。いい歌書くんだよ。たぶん、今オーストラリアにいると思うんだけど。また一緒に演奏したいな。
原風景や思い出はそれぞれ心の中にありますが…開発で景色が変わるとものすごい勢いで忘れてしまう自分です。風や街の匂い不便だけど面白い時代に生きた洋先輩のフィルターで体験してみたいです。
いつもすてきなお話を、ありがとうございます。
山口さんはもちろん、
スタッフを含むメンバーの皆さんの心や、
人と人との繋がりがHEATWAVEを作り上げていて、
私たちに届けてくださるんだなあ、と
しみじみ温かい気持ちになります。
そんな作品を受け取ることができるって
本当に贅沢で幸せです。
釈迦に説法だと思いますが、iPhone 15proはproresを使うと外付けSSDに動画を保存出来ますよ!
typeCのUSBハブを介せば給電しながら録画可能です。
人との繋がりって、ほんと不思議というか面白いですね。
昔の人も、それを縁とか因縁とかって言葉で感じてたんでじゃないのかなぁと。
洋さんが長井でバイクの免許を取ったのをきっかけに、諸々あって、
若きデジタルネイティブはじめ、blogにもあったドイツからのインターンシップの受け入れとか、いろんなことがストーリーとして繋がっていくのを見てると、縁は異なもの味なものだなぁと。
で、私のところには、昨年の長井のツアーに参加したのをきっかけに、昨日、鈴木酒造のみりんを注文しました。私は料理はあまり得意ではないので、自分の人生の中でみりんを注文することなんて一生ないと思っていたのでこれまた不思議なもんです。届いたみりんを職場の女子に配ったところ、むっちゃ喜ばれて早速肉じゃがを作るとのことでした。ちなみに私の職場では私の説明不足もあり、洋さんのことは稲刈り好きなロッケンローラーと認識されております。
(みりんは山形アルカディア観光局のHPで販売してますので興味のある方は是非)
Blu-ray発売までの工程の中にMade in長井の技術や思いや熱意が入るということですよね。
実現したら本当に素晴らしい。というか泣けてしまいます。
出逢いが良い方向に繋がっていく。出会った人を笑顔にする。
山口さんは本気でそのことを考えているのだと思いました。
長井での稲刈り後の交流会で「旅は人と会うことだよ」そんな言葉を交わし、ずっと胸の中にあります。
非売品DVDのライブ映像、幸運にも会場にいたため観ることができませんでした。「花笠音頭」を山形の土地で聴く空気感とか絶対に映像におさめられているはずだから(個人的に大切な大切なライブでもありますので)いつの日が商品化、または配信、または上映会などなどご検討下さい。
鈴木酒造の「みりん」本当に絶品なんですよね!
最近、何処に行っても大手チェーンが並んでて同じ風景なんですよね。
なくなっていく日本の風景を映像に残しとくのは身近なとこなら自分でも出来るのでやってみよう!
それにプロの音楽を付けた作品!めっちゃ楽しみにしてます!
思い立ったら速い。そのアホみたいに高いiPhoneをさっき買った。
ここで吹きました笑。
私も万年筆好きで使っています。あまり出番は無いのですが、無理やり。
昭和アナログとデジタル、この両方を知っている世代って実は最強なのでは?と常々思っているのです。とはいえ私はかろうじてぶら下がっているような状態ですので、ここにお邪魔してるとその勉強にもなって楽しいです。