頭を冷やす

2月10日 火曜日 晴れ 

 いやぁ、キツかったね。今回のは。さすがに堪えた。

 このままツアーのステージに立つ自信がなかった。切り替えないとね。脳みそを頭蓋骨から取り出して氷水で洗いたかった。内臓もひどく気持ち悪い。

 頭を冷やしに遠い雪山まで。

 仮眠して、午前2時すぎに家を出る。今年一番の冷え込みで、高速は通行止め。道はカキンコキンに凍ってる。気を抜けないから、逆にいいかもね。

 ときどき窓を全開にして叫びながらの400キロ。笑。そうでもしなきゃやってらんない日もある。山はマイナス12度。

 途中で気づいた。ブーツ、忘れてる。

 オレの愛する山は積雪が多すぎてclosed。やむなく隣の山に移動したなら、30年くらい前に伊那谷の信州大学でライヴをやったときの学生(当時)に声をかけられた。安曇野で森林に携わる仕事をしてるんだって。安曇野、ぜひ行ってみたいから連絡して。君の話をもっと聞きたい。

 この山は混んでいて、なかなか一人になれなかったけれど、でもやっぱりこころは澄んでいくんだよね。あとね、借り物のブーツはダメだね。スノーボードってどれだけ足から情報を得てるのか、とってもわかったよ。達人なら借り物のブーツでもイケるんだろうけど、オレはそんなレベルにはいない。でも、おかげでスタンスを追求するいいきっかけにはなったかな。なにはともあれ。今週からツアーが始まるから。怪我だけは気をつける。

 例によってひなびた大好きな温泉街にも宿は取れなかった。それもまた政治がもたらした影響。

 だから、知らない小さな町に泊まった。晩飯を食うにも苦労するような。でも、それがよかった。人通りもまばらだけど、小さな商店はまだあって、それぞれに人は懸命に暮らしている。ここで異邦人として、凍る道を歩いていることで、少しだけ自分を取り戻せた。

 歩きながら考える。

 今や最大派閥は無党派層。金を無尽蔵にかけて、SNSを駆使して、その票を取り込む戦略に長けてたんだね。動画の収益ってものが「いいねをよろしく」を通じて、ガセネタも含めて事実を歪め、状況をさらに悪化させる。で、その元締めがザッカーバーグだったり、イーロン・マスクだったりするわけで。議論白熱って、元締めがそこだよ?そもそも土台からして狂ってるんだもん。

 宿のテレビで誰かが「憲法改正に取り組む」と発言したのを知った。

 ああ。わかったよ。あなたがなにをしようと、オレはあなたの思った通りには生きないし、自分にできることをやるだけ。

 MY LIFE IS MY MESSAGE。オレは続けることにしました。

 ツアー。音楽を浴びに来てください。この世界は、ニンゲンの想いはまだ捨てたもんじゃないってことを証明します。

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頭を冷やす への7件のコメント

  1. jun より:

    ヒロシ様
    おはようございます。
    私は地元です。
    隣の町で育ちましたが、
    高校時代はこのあたりで過ごしました。(汗)
    中山晋平、久石譲、高野辰之(唱歌「ふるさと」の作詞家)と、
    音楽の街です。(?)
    山に行くのは、シャバの(?)ごちゃごちゃとか、
    しがらみとかそういうのが無いので、行くのです。(?)
    山には何にもないので。自然しかないので。

    ツアー参戦します♪
    お休みはこれから取ります。(激汗)

  2. R&Rが好きな脳外科医 より:

    その時は私なりに憲法改悪阻止に取り組みます。
    たぶんやつらは大量の広告費(元は税金)を使うでしょうが。

  3. 中澤 美穂 より:

    山口さん、こんにちは。

    今回の選挙に大勝した自民率いるサナにトランプが表明した祝意です。「『力による平和』という保守的な政策を実現することを祈っている」『対話による平和』じゃないところに私は愕然としました。サナの昨日の記者会見で宣言された「憲法改正を進めていく」のが非核三原則を指すのは明白です。

    自分の頭でしっかり考えて判断し、SNSの情報に流されないこと。ちゃんと人と物事を見ること、見極めること。どう見てもまっとうではないものに流される訳にはいかない。

    MLIMM、私もできることを続けていきます。

  4. M I N より:

    三省さんの事を語った「アニミズムという希望」という本があるそうです。
    その本を紹介した方が、私が二十歳そこそこの頃にあこがれていた人
    人を見る目は、今も昔も変わらなく、今のわたしを貫いている。
    もう、世の中がどう動こうとも、自分のその感性を頼りに生きていこうと言う想いがますます強くなった今日この頃。自分にできることをやるだけ。
    救いは大きな権力とは
    何の縁もない生き方をしている事です。
    山口洋の音楽もしかりです。

  5. 北の男 より:

    選挙の結果に暗澹たる気分の方も多い事でしょう。
    ただその前に、皆さんは絶対得票率と相対得票率という言葉を知っていますか?
    棄権を含めたすべての有権者のうち、どのくらいの割合がその政党に投票したかの数字です。
    今回、与党が3分の2の議席を獲得しましたが、絶対得票率で見ると全有権者=日本人のおとなの約20%前後の得票と言われています。実は選挙権を持つ日本人のうち2割程度が与党自民党に入れたに過ぎません。これで日本国民の民意を表していると言えるのでしょうか。
    そしてこの絶対得票率をメディアは発表しません。簡単な計算で出るはずなのに。何故でしょうか。
    メディアは自民圧勝で衆院3分の2だ、これは民意で高市旋風で憲法改正だと騒いでいますが、小選挙区と比例代表という自分達で作った圧倒的有利なルールのゲームで勝ったに過ぎません。だって10人に2人を抱き込めば良いわけですから。マーケティングの技術を駆使して金を注ぎ込めば簡単なものです。もちろん原資は税金と献金と裏金です。

    皆さんが選挙の結果に暗澹たる気分になるのはわかりますが、こういった事実を踏まえて現実を見ていく事が大切なのかと思います。選挙の結果と絶対得票率の意味を有権者みんなが理解しないと、私たち日本人は本当の意味での民主主義を獲得できないのではないでしょうか。
    3分の2というのは選挙という圧倒的に誰かに有利なゲームの結果であり、真はわずか20%程度の支持だというのが本当のところなのです。

    選挙の結果に落ち込んでる場合ではないのです。
    なにせ160年前まではちょんまげで刀をぶら下げていた国ですから、道のりはまだまだのはずです。真実を見極める目を持ち、ポジティブに日々進んでいきましょう。

  6. 中澤 美穂 より:

    山口さん、おはようございます。

    以前のブログで、長野県で住むならおすすめの地域を募ってくださったことがあり、私は安曇野も挙げさせて頂いた記憶があります。当時ふと、山口さんのイメージだなと浮かんだ地域のひとつでした。

    安曇野、是非訪れて頂きたいです。就職氷河期を「ボーダーライン」じゃないけれどそれこそ「くぐり抜け」てこられ、現在、林業に従事されるそのかたとのご縁。自然の声を聴いていらっしゃるかたなのがわかります。いつか、おふたりのお話を紹介して頂ける機会があれば、楽しみにしています。

  7. りゅういち(61) より:

    MY LIFE MY MESSAGEの継続を決めていただいて、ありがとうございます。微力ながら、なにがしかお手伝いをしたいと思っています。

    今回のツアー、京都と福岡、行きます。とっても楽しみです。

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