スピリット

2月12日 土曜日 曇り 

 平野選手、素晴らしかった。こころが震えました。

 確かにあんなシーン、オリンピックでしか見ることができないわけだから、その存在意義はあるの(かも)しれないけれど。

 不可解な判定のあと、それを力に変換する強靭なメンタル。最後の最後に最高のポテンシャルを発揮する力。

 スノーボードはチャラいスポーツだと思われてるけれど、やってみたらわかるけど、そんなことないんす。むっちゃハードだし、歴史の浅いスポーツだからこそ、選手それぞれがその素晴らしさを伝えようと、競い合いながら、互いをリスペクトしている感じもとっても好きで。総じて、みんな素晴らしかった。その独立した個性同士の連帯感が。

 ショーン・ホワイトがそのスピリットを次世代に継承して引退していく姿もぐっときました。

 ただ、僕もスノーボードが大好きになって、人生の中で欠くことができないものになった者の端くれとして懸念しているのは。

 大技を求めるあまり、もう死人が出てもおかしくないレベルまで達していると思うのです。屋外ゆえ、風や気象条件にも甚だ左右される。だからこそ、過当競争を煽るようなことはやめてほしいなぁ、と。

 なんにせよ、道を極める姿にものすごいインスピレーションをもらいました。今の若いもんは、みたいなこと、いつの時代も言われるけど。そんなことはないと思うのです。個人個人がどう生きるか。ただ、それだけだから。

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スピリット への5件のコメント

  1. Masako より:

    平野歩夢選手のインタビューの中で自分が演技することを「表現」という言葉を使ってました。2本目、3本目、本当に素晴らしかった。ショーン・ホワイトをTVで初めて観たとき、異次元空間を翔んでる姿に驚きました。時代が移り変わり、難易度が上がり。平野選手は2回目の採点から、完成度を上げて行く。並み大抵のことではないと思います。私の年齢の半分以下なのに、精神力はずっと大人です。見習わないと。

    昨日からツアーライヴの予約が始まりましたよ。

  2. 佐渡の渋谷陽一 より:

    ヒートウェイブの「柱」を聴いています今から3回目です、娘がSpotify聴いている様子をみながら初めて利用してみて、すいません、あんなもの搾取だとお怒りでしたので(私も登録してこれじゃCD買わなくなるよと思いました)申し訳ないなぁと思いつつ、すごく良いんです、どうして売れなかったんだろう言及されないんだろうと不思議です。
    ベストアルバムに入ってた4曲はもちろんですがそれ以外でも「ライオン」「法被バースディ…(ルーリードみたいだぁ!)」とか傑作だし「幼い日」「千の風」も良いです、すいません今更ですが、これから何回も聴かせて頂きます。

  3. 猪野直也 より:

    僕も柱、大好きです。
    行く先々でレコード?CD?探してますが、まだ出会えないのでサブスクで聴いてます。

  4. 焚き火 より:

    スノーボーディング初めて30年近くになりました。

    平野選手、素晴らしかったですね。

    個人的には、弟の海祝さんのエアーに痺れました。

    スノーボード始めた時の自由と感動を思い出させてくれた滞空時間でした・・・

  5. かまを より:

    スノーボード、転倒の映像を見てると思わず声が出てしまいます。あれは危ないですね。
    ウィンタースポーツは氷と雪の上を滑る競技ですから道具が必要になる訳で、道具によって人間の能力を超えてしまう。それをどう制するのか?ギリギリのせめぎあい。そこが面白いのですが。個人的にはスキーのジャンプのような飛距離を競うもの、高さを競うもの、滑降のようなもの、を見たいです。

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