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苦行から学ぶこと

3月21日 日曜日 曇り 今シーズン最後のスノーボードか、それともバイクでちょいとブンブンか。 雪はもう春のそれに変わったらしい。おまけに連休で山すらもちょっと殺気立ってるかも。ちょいとバイクでブンブンすることにしたはいいが、、、。 むろん、天気を調べて、装備もちゃんとしていくよ。 でも、連休で信じがたい渋滞。おまけに峠で雨が降りだした。逃げる場所なし。バイクにレインウェアを常備してたから、それを着てなんとかやり過ごしたけど、体の芯まで冷えてマジつらかった。教訓その1。バイクに革の鞄なんてくっつけるのはダサくて嫌だ。でも、万が一ってときのためにレインウェアやブーツカバー積んでおいてよかった。もうひとつ言うなら、カイロを6つ常備してたのと、真冬のグローブと革ジャンの下に着るダウンも予備にもってた。 2時間足らずで着くはずの場所に4時間半もかかってしまった。 思い返すだけでぞっとするけれど、帰りはさらに地獄だった。ええい。もう忘れよう。まぁ、とにかく9時間バイクに乗って帰ってきた。あんなに長時間、ただバイクを安全に動かすってことに集中したのは初めてだし、いい経験だった。 マイナス20度、標高4000メートルだって何度も経験してるけど、それはオレが体を動かしてるんであって、バイクみたいに固定された体の状態とは違う。この寒さは経験したことのない部類のものだった。道は滑る、涙で視界は霞む、足はつる、体は寒さで動かせない。 パーキングエリアの駐車場で死にそうになってたら、一台のハーレーがやってきた。彼もオレと同じ顔をしてた。笑。こう言ったんだだよね。「生きて帰りましょう」。笑。 こんなこともあるけど、それでもオレはバイクが好きだし、一人で走るのが好き。 最近、兄貴分とメールでやりとりしたんだけど。 今日が人生最後の日だと思って生きると、いろんなことが明確に見えてくるって。実際、そうかもしれないじゃん?そこの角を曲がった瞬間に車に轢かれるかもしれないし。ミサイルが突然降ってくるかもしれないし。天変地異だって多いにあり得る。 今日が人生最後の日かも。判断と決断が明確に、そして速くなる。集中力が湧いてくる。でもって、瞬間的な逡巡もたいせつだって。それは相手を思いやるための時間だからさ。 ああ、確かに世界が違って見えてきたよ。集中の向こう側にある「無」というか「空」というか。空っぽの世界。あんまり体験したくないけど、悪くはなかった。これは音楽にフィードさえwると思う。 ”Unknown Pleasures”、引き続きどうぞよろしく。      

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