ひとえに愛、高知県高知市にて。

4月22日 金曜日 雨

 

残念ながら、トシを取ったことは認めざるを得ないようだ。人は加齢に抗えない。朝、スーちゃんが亡くなったことを知った。自分の世代のアイドルが鬼籍に入ることは、うまく表現できないけれど、受け入れるしかない。

僕はかつて、一日に1600キロまで自力で移動できた。それはアメリカ大陸での話だけれど。昨日はその半分。でも、寝ても回復しない。ずっと地面が揺れている。でも、加齢は力配分ももたらしてくれる。気張らずに、静かに船出する。おそらく徹夜して、何かを伝えようとしてくれた写真家の作品からエネルギーをもらう。漕いでいるうちに、僕は音楽家だから、毛細血管まで血が通ってくる。もう大丈夫だ。地面は揺れない。音楽を奏でながら、僕は客席と心のストレッチをする。伸ばす、縮める。空気をてのひらで握ってみる。投げてみる。凍らせてみる。緩めてみる。そのような事が出来たのも、ひとえに主催者に愛があったからだと思う。つくづく思うのだ。求めているのは、愛だ。それさえあれば、何でもできる。ありがとう。高知。また、戻ってくるからね。

ヴィトンと路面電車。このコントラスト、結構好きだな。

ヴィトンと路面電車。このコントラスト、結構好きだな。

地方には失われし、「AM」の力がまだ残っています。ラジオを聞いてきてくれたオーディエンス居たし。

地方には失われし、「AM」の力がまだ残っています。ラジオを聞いてきてくれたオーディエンス居たし。

高知城。しかし、しょーもない写真だなぁ。

高知城。しかし、しょーもない写真だなぁ。

さぁ、宇宙、行こう。気張らずにね。

さぁ、宇宙、行こう。気張らずにね。

宇宙に行くためのマシン。70年代のものです。多分。エレピでフィードバックさせるのは彼くらいでしょう。

宇宙に行くためのマシン。70年代のものです。多分。エレピでフィードバックさせるのは彼くらいでしょう。

 

 

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

ひとえに愛、高知県高知市にて。 への1件のコメント

  1. min より:

    加齢に関しては、右に同じという齢であります。スーちゃんが逝っちゃったという、心にぽっかり穴があいたような感覚がわかる齢であります。
    でも、気張らず、船出というくだりから、戻ってくるからね。というくだりを読んで、きっと加齢なんて、忘れるぐらいのhappinessがあった。とさっしました。いつか、自分の身の上に起こる未来の現実を受け止めるしかないとしたら、日々是倖日。いくつものhappinessを愛でつないでいきましょう。最終章のtour2011-speechless- 最後まで体が壊れませぬよう、お気をつけませませ。

min への返信 コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>