広島からの私信

8月6日 木曜日 晴れ

この日になると思い出す、忘れられない風景。それは毎年書いてきたから、今年は書かない。代わりと云っては何だけど、広島在住のミュージシャンから数日前に届いた私信を抜粋して。こういう志に触れると、こころの深いところが熱くなります。

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戦後の広島は、復興ムードの中で、
「広島の者だけが、いつまでも苦しい辛いと言い続ける」と、
言われていたそうです。
放射能の影響など、日本中の人は何も知らなかった時のことです。
広島で生き残った被爆者の方々は、耐えるしかなかったようです。
私は44になる被爆2世ですが、その話を聞くと、ただ涙が出ます。

しかし、今の福島はどうでしょうか。
もしかして、そのような事になってはいないでしょうか。

だから、私たちは、
福島の人や子供たちに「放射能の影響で、検査が来るたびに怖いよ」って、
大きな声で言ってもええんよ、みんな心配しとるんよ、という気持ちを込めて、○○(筆者注、彼らが福島のために演奏している場所のこと)に通ったり、地元で小さなイベントを開いたりしています。

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ありがとう。

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広島からの私信 への4件のコメント

  1. エイジ より:

    福島、広島、長崎、敗戦、絶対に忘れません。
    たまにデモに行くくらいしかできていませんが、どうすれば良いのかずっと考えています。

  2. コージ より:

    蝉の声に土の中から蘇った人達の声が混ざり合い聞こえます。暑い暑い凪の広島。「棘」今年も聴いてます。

  3. ジョニ より:

    僕も今から「棘」を聴こうと思います。日清パワーステーションで初めて見た時の演奏がすごかったのを思い出します。会場の空気がぎゅっと引き締まるみたいでした。また、ライブでも聴かせてください。いざという時に。

  4. 愛ぴょん より:

    伝えてくださり、ありがとうございます。
    どうか、じっと耐えてこられた方のたましいといのちが強められますように。
    そして、心配しとるんよ、想いをおくり続けておられる 、福島の方が、少しずついろいろな恐怖から解き放たれ、いのちで笑えますように。祈ることしかできませんが、いつかきっとそうなると信じています。

    「広島からの私信」に「いいね!」を、こころを込めて押してみました。ぽちっ。あれ?「いいね!」が「すばらしい!」に変わりました。それでもこの世界はすばらしい、んだね。ありがとう。

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