6月2日 木曜日 雨
二日間、音楽に没入した。幸福だった。この循環するいいエネルギーをオーディエンスに届けるのが僕の「大人の仕事」だと思って、寝た。朝起きて、見なきゃいいのにニュースを見て、熱が出た。誰かの言葉だけれど、これはもはや「政治という災害」だと思う。
政治家は被災者のこと、漏れ続ける放射能のこと、エトセトラ。それらを真剣に考えているとは到底思えない。今、こうやって、すったもんだしている間にも、事態は悪化していく。首相にリーダーシップが欠けているのは明らかで、だからと云って、首をすげ換え続けてきて、一体何が変わったのかね？僕が鳩山君に云いたいのは、「君が無能だったから、こうなってるんであって、今頃になって更に状況を混乱させる暇があったら、自身の失敗の経験をふまえて、アホで何のビジョンもない政治家どもをまとめて、優先順位を示し、ひとつの方向に導く力になったらどうなん」ってことだ。どう考えても、今は党や派閥の権力闘争を繰り広げている場合ではなく、そんなくだらない垣根は超えて、人類未知の領域に達していることについて、全力で力を合わせて向かっていくしかないだろう？批判するのは簡単だよ。でも、必要なものは「展望」だよ。僕が知る限り、彼らは目先の首をすげ替えようとしているだけで、確たる展望を示した政治家は居ない。人々が求めているのは、出来もしない行程表ではなく、置かれた状況を自身で把握するためのデータであり、「困難」の本当の度合いを知ることだよ。そして、僕らに求められていることは、自分の頭でそれを考え、咀嚼し、理解し、行動することだ。
怒ってすまん。この感情は何も生み出さない。そんな時にジャーナリストの悪友からタイミングよくメールが来た。奴は筑紫哲也さんが遺してくれたスピリットを受け継ぐ数少ないニンゲンの一人。「権力の奥の院で何が行われているか、それを暴こうとするのがぼくらの仕事。テレビニュースとはそういうエンターテインメントだと思っています」、と。頼むぜ、K。僕は自分の出来ることをやる。送られてきた彼の今日付けの文章、ならびに仕事。良かったら見てください。
http://www.taji-so.com/daily_souron/article.php?all=1324
http://www.tbs.co.jp/news23x/feature/f201105260000.html
初めてコメントします。今日TVで、とある震災被災地の市長さんがインタビューで、「今日のドタバタ劇には、全然興味ありません。今すべき事をやっているのが、せーいっぱい」と言っていました。僕も同感です。僕は、震災以前から永田町の政治家には期待していませんでしたし、興味もありません。今まで政治家に頼んでも、解決したことないし、結局最後は、自分のケツは自分で拭かないといけないと勉強しましたし、悟りました。
ニュースを見ては、山口さんと同じように考えていました。が、こんな政治を生んだのも無関心すぎた有権者なのかもしれないと反省もします。次の選挙で俺が不信任案を出してあげたいと思います。
鳩山さんとこのお坊ちゃん、まんまとやられましたね。
震災後の彼の行動を見ていれば信じるに足る人物かどうかわかるだろうに。
さて、次に自分にできることはなんだろう。
山口さんのお怒り、まったく同感です。
自分はさらに、不信任案を出した自民・公明両党に猛省を求めます。
なぜ自分らが政権から降ろされたのか、特に過去50年も政権であぐらをかいていた自民党の産んだ悪しき習慣（原発推進・道路政策・映画「ブレードランナー」みたいに高層化した都市景観・コメ減反と農業衰退etc.）になに一つ検証せず、政権奪還のためなら手段を選ばない愚か者ぶりに怒りを禁じ得ません。
大阪府の「教職員へ君が代を強制する法案」もしかり。 太平洋戦争の悲惨な歴史により「君が代」へのアンチテーゼを持つ人や、日本生まれでない人々を村八分にするだけの悪しき手段ではないか。
『Music for Japan』などで良心を注いでくれる海外の人々に恥ずかしくてたまりません。