1月11日 木曜日 晴れ

プライベートなことを突き詰めていくと、稀にパブリックな真理に突き当たることがある。鉱源をさがすような作業。。

脳はずいぶんクリエイティヴになってきたけれど、言葉がぜんぜん湧いてこない。たぶん、まだインプットが足りないんだろう。カスカスだ。溢れるには吸収が必要。誰もがわかる簡単な言葉で「それ」を描きたいと思っていて。その「ひとこと」にたどり着くには背後に無数の言葉の屍が必要になる。累々とした屍の上に、生きたその「ひとこと」があぶりだしのように浮かび上がってくる。

「Nothing」と「Empty」の違いを教えてくれたともだち。おかげで「Running on empty」と「Long way for nothing」の差異がわかる。Empty。空であって無ではない。深い。

今日の太陽と海と富士山。ほんの少しだけ春の香りがした。

西のひかりはずいぶん眩しくなってきた気がする。

 

 

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への6件のコメント

  1. MIN より:

    鉱源をさがすような作業。どんな色の輝きを放つ原石、化石?!なのか楽しみです。(^-^)

  2. Satoko より:

    昨年、『ムーンライト』という映画を観た帰り道。自分の中に無限の「空」を感じて、とても良い感覚を得たと思っていました。今日は久しぶりに煮えたぎっていたハラワタを、明日には「空」にできるだろうか。思い出させていただき、ありがとうございます。

  3. より:

    わたし山口さんのワードチョイス大好きですよ(*´艸`*)

  4. Rusty より:

    氷山の動きの威厳は、その8分の1のみが水面上にあることによる、とかつてヘミングウェイは言った。最終的に残ったものがぜんたいのごくわずかな部分だとしても、それが真実味に溢れているのなら、読者は、その背後にある多くの物語をも、そこに読むこととなる。

    その存在を忘れ去られたぬいぐるみの犬、という8分の1の背後にあるはずの、8分の7の謎を解く。この歌が書かれた15年前、アメリカにとっての「ならず者国家」は、イラクだった。2018年現在においてのそれは、日本にごく近いところににある。

  5. こびど より:

    いつでも季節の移ろいを感じさせてくれる、海。
    いいですね。。。

  6. ぴーす より:

    毎日見てると、季節の移ろいを感じることができる。そして、毎日違うってことを。

    「ひとこと」のためにある、言葉の屍というたくさんのおかげさま。だから「ひとこと」は、きっと純粋で、生きたシンプルな言葉になるのでしょう。

    空はクウともソラとも読むなぁと思い、どちらも大事にしたいなぁと思いました。

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