2月28日 水曜日 曇り
ファンの方が教えてくれたんだけれど、僕がblog(そんな言葉なかったけど)を書きだして、今日で20年なんだと。まじかよ、みたいな。我ながら、ひとたびことを始めたら、諦めないんだけど、20年とはね。
書こうと思った理由はいくつかあって。ダイレクトに自分の想いを伝えられること。メデイアに出ないからね。そして筆圧のようなものをキープしたかったから。一生に一冊だけ本を書こうと思っていて、そのときのためにね。で、ものごとはなんでもそうだけど、続けることがいちばん難しい。
SNS的なものとの違いは、ここにくる人たちは自らの意思で来てくれてるってこと。拡がりは少ないのかもしれないけれど、僕にとってはたいせつなこと。これからもSNSをやる気はないです。向いてない。笑。
たいせつな場所ゆえ、荒らされるのはとっても困る。僕自身とスタッフが管理しています。悪意にまみれた言葉はガシガシ消します。当たり前じゃん、相手は匿名、こちらは実名。責任の所在が違うのです。てかね、20年スタッフもずーっと一緒なんだよ。感謝しなきゃね。この場を借りてほんとうにありがとう!
音楽だけじゃなくて、いろんな人の気づきの場所になってたり、いろんなアイデアが行き交う場所になったてたりすると、嬉しいです。てな訳で、これからもよろしくね。
今日は旧知の音楽評論家、松山晋也さんのインタビュー。彼はスタジオヴォイスの元編集長。20年以上前の「ケルト特集」の際、写真家の斎藤亮一さんと一緒にアイルランドに行ったんす。だから、いろんな意味で感慨深い。
松山さん「Your Songs」を聞いて、一本の道をずっと歩いてきた男の歌だって。嬉しかったっす。
HEATWAVEを聴き続けて22年、不特定だけど不特定でないこの場所と共に時代を生きているのが嬉しいです。コメントすることは少ないですけど毎日ここに来るのが日常の一部です。最近は大宮エリーさんのLineLiveも週に一度の日常の一部になりつつあります(^^) いつもありがとうございます!
一言書き忘れてました。「求めない」これが今を生きる私のテーマです。おおらかな人生を夢見てます。
20年ありがとうございます。
今は、スマホからなので、ほぼ毎日アクセスしています。このブログで救われたこともあります。
※お酒の飲み過ぎで凹んだ、翌日にお酒に関する内容があったときなんか…
20年前から山口さんのブログ続いているのは凄いですね。
その頃丁度山口さんのブログ読みたくてmac買ってネットに繋げて、
今はmacからiPhoneに変わり。
随分気軽にブログを楽しく読めるようになりました。
これからもブログ続けて下さい。
勿論、HEATWAVEの新曲も早いとこ聴きたいなと
期待してます!
HEATWAVEを聴き始めて少ししてブログを読み始めて。
それから暫くしたある日のブログに号泣して。
何度も何度も読み返して、何度も何度も号泣して。
思えばあの時も家族に繋がる話でした。
あの日が私の山口洋記念日かな。笑
刻み込まれてしまったというのか。
支えてこられたスタッフやファンの皆さんにも本当に感謝です。
”一生に一冊だけの本”
必ずこの手に取りたいので、明日からまたがんばろう。
20年ですかー。おめでとうございます。
私は、いつから読んでコメントするようになったんだろう。
ここに、コメントする皆さんの言葉に打たれることありますよ。
さすが、HEATWAVEファンは言うこと違うわと。笑。
突き刺さってくる言葉は、手帳に書き写して
折に触れて、読み返しています。
これからも、ずっと拝読致します!
頭に浮かんだ言葉を形にしていく。最近そんなことが出来るようになり、ウザイほどコメントさせて頂いております。(笑) 発せられる文章には考えさせられることがたくさんあり、アップされる写真は上手だなぁといつも感じています。20年、書き続けるって凄いことだと思います。私が読み始めたのは5年前から。HEATWAVEを探求し、山口洋さんのblogを発見。PCがいつの間にか、スマホに変わりました。そんな中いつもblogを楽しみにしている自分がいます。リクエストしたのがコメントを書くきっかけ。ここ数年は山口洋さんを地元に呼ぼうと安易に考え、コメントでアピールを…。自力ではどうにもならないと知りました。色々と模索していて、最近は地元の音楽を楽しむことが出来るようになりました。でも、少し問題が…。プロのミュージシャンが来られるのは相変わらず少ないのです。音楽の街なのに…。とても残念なことです。
これからも山口洋さんを含めHEATWAVEを応援していきます。いつも音楽の発信ありがとうございます。
「求めたら負け」この言葉、響きます。
こんにちは。あなたの書く文章、僕は好きです。ちゃんとした、きれいな日本語で書かれている、したがって読みやすい。守るべき距離はきちんと守っている、という印象も受けます。そのような文章は、けっしてうざくはないと、僕は思います。
blog20年続いている事に驚きました。
ゴイスー‼︎私は読み始めて4年足らずですが、
同じ意識を持つ事で引き寄せられる意味を感じています。
音楽、本、哲学的な文章も知りたいと思う事は調べて心に引っかかるものは栄養源にかえています。
言葉の気づきは、数え切れないほどタイムリーなヒントをもらっています。山口洋様心から感謝しています。
有難うございます。生存確認の為にも長ーく続けて下さいね。(笑)
Rustyさん。コメントにコメント頂きありがとうございます。読みやすい文章と言われて、嬉しかったです。伝わるようにとは思っています。ウザイは良くないですね。たくさんコメントさせて頂いています。に変更します。遅いですが…。
以前の日記はコメントできませんでしたよね?
いまはこうしてコメントすることができて嬉しいですよ。
21年目の日記、毎日楽しみにしてます♪
ずいぶんご無沙汰していますが、今でもご活躍をこそっと広島の片隅から拝見しています。一度ロックンロールの魔法が解けた僕も50歳になり、また魔法にかかっています。
祝!ブログハタチ!!
原文をあたることはせず、記憶だけを頼りに、いまから僕はこの文章を書く。細部には、だから間違いがあるかもしれない。しかし大筋は、さほど違ってはいないだろうと思う。
かつて、青年だった山口洋は、町の造り酒屋の配達の仕事をしていた。先輩の運転するトラックに乗りこみ、得意先をまわる。やがて昼食の時間となる。町には、川が流れている。その川辺にトラックを停車させ、彼らは昼食を食べる。昼めしを食う、と書いたほうが雰囲気は出るか。
その昼めしに、彼らはなにを食べたのか。コンビニは、まだそれほどなかったはずだ。先輩は、奥さんの手作りの弁当か。持参したサーモスに満ちた熱いお茶を、彼がうまそうに飲むのを、想像のなかに僕は見る。
彼らの昼めしの背景には、ラジオが流れている。NHK だ。音楽をかける番組だったか。それとも語りを主とする番組だったか。日本全国、津々浦々の、いろんな人からの手紙が、番組に届く。いろんな人からのさまざまな、日常の、あるいは季節の便りだ。それを聞くともなく聞きつつ、彼らは黙って昼めしを食う。
ここが、そのような場所になればいいと思っている、と山口は言う。「ここ」とは、かつてあった BBS のことだ。いまならこのコメント欄だろう。そして「そのような場所」とは、いろんな人からの、日常の、あるいは季節の便りが届く場所、というような意味ではないか。
ややこしいこと、あるいは困難な時が、何度かあっただろうと思う。山口は、しかし未だ扉を閉じてはいない。もし君が望むなら、いつでも彼に手紙を送ることが出来る。
山口さんのブログいつも楽しみに拝見してます。
俗性と聖性のせめぎ合い。その揺れる心の中から沈殿濾過されたものを抽出し、研ぎ澄ますことによってのみ生み出されてきた言葉達。その言葉達はイノセントな子供のように世界中を駆け巡り遊んでるんです。そこにあるのは理性も理屈も不要の本能的な心の通い。言葉によって言葉さえも超えていく何か。それが山口さんの文章にはあるんだと思う。山口さんのおかげで言葉の語彙が増えました(笑)
後、伊藤銀次さんのラジオでの宇宙の話。
山口さんの砂漠ほどスケールは大きくないのですが、バイクツーリングでクマが出るかもしれない山奥で、テントを張って孤独な夜を過ごしているとき、山口さんみたいに懺悔しました(笑)通り過ぎていった忘れえぬ人達を走馬灯のように思い出しながら孤独な夜をやり過ごしました。純度の高い一人。悪くないですね。
Hotel Existenceに繋がるくだりは最高でした。結局、宇宙摂理の美しさに感動し目覚めると、人は自分の内に神を創るんですね。帰るべき命の故郷はこの広大な宇宙の彼方。そんな宇宙に包まれる僕達は、もう孤独じゃない。きっと。