原稿を書くこと

1月5日 土曜日 晴れ

痛みが減るってことは、これほど前向きになれるもんなんだね。病気の人の見方が変わるなぁ。ペイン・コントロール。

さて、原稿の話です。一年かけて、こつこつとこの原稿を書きました。連載が始まったときから編集部から「ミスチルを書いてください」って熱烈なリクエストがあったんだけど、俺が書かなくても、ってか、荷が重かったってのもあるし、、、。でも、ケンちゃんとのbrotherboodは確実に自分の掌の中にあって、オレはCHABOさんから手渡されてるだけでいいのかって、自問自答してたんす。

この歳になると、自分がっていうより、育ててくれた音楽を、素晴らしいものをちゃんと伝えたいっていう責任感みたいなものが芽生えてくるのです。そういう意味で原稿を書くことは伝えることであり、自分が受け取ったものを整理することでもあるのです。たいせつな作業。

最後に客観的な視座を加えたくて、わざわざ飛行機に乗って、遠いところまで行って、海からの風に吹かれながら仕上げました。てなわけで、読んでください。四半世紀に渡るbrotherhood。

はてさて。この連載。実質的には編集部の二人(女性)とやらせてもらっています。ほんとうにバンドをやってる感覚です。書いてるのと写真は僕だけど、毎回の見事なキャプション、人選、写真選び、プロフィールの更新、宣伝、エトセトラ。このお二方も含めての「Seize the Day」なのです。

で、昨年好評だった、「Seize the Day/今を生きる」番外編トーク&ライブ。今年も開催します。国立ならではの美味しいご飯やお酒も用意しておきます。原稿で紹介した音楽も聴いてもらうし、編集部の頭脳ムラサキ女史との噛み合わないトーク(これ、かなり好評)、食事、お酒、もちろんライヴもやります。ぜひぜひー!

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「Seize the Day/今を生きる」番外編トーク&ライブ

エンタメステーションの好評連載「Seize the Day」のライブイベント第2弾。
WEBとは違う角度で、より音楽をリアルに体感できるよう、トークとライブの2部構成で開催します。
連載で書き下ろしたアーティストの楽曲紹介をはじめ、各日それぞれのテーマで、HEATWAVE結成40年に関する秘話や、カバー曲、新曲も披露されるレアな2日間。
両日見逃せません!

Long Way For Freedom
2019年4月6日(土)国立 地球屋
開場/開演=17:00/18:00
チケット料金:¥4,000+ワンドリンク

Long Way For 40th
2019年4月7日(日)国立 地球屋
開場/開演=15:30/16:30
チケット料金:¥4,000+ワンドリンク

*高校生半額 *中学生以下無料(ドリンク代別途)

予約:chikyuya_info@yahoo.co.jp
お問合わせ:042-572-5851(地球屋)
東京都国立市東1-16-13 B1

JR中央線「国立駅」南口より大学通りを直進。左手にモスバーガーのある交差点をわたり、左側のビルのB1

主催:山口洋LIVE@国立 実行委員会

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原稿を書くこと への7件のコメント

  1. 春駒 より:

    あけましておめでとう。3月の広島、楽しみにしとるよ。
    それと「Seize the Day/今を生きる」番外編トーク&ライブの日時、
    西暦間違うとりゃせんね?(笑)

  2. ten より:

    連載、昨日も12時にすぐページを開きました。
    いまも胸に灯りがともっています。
    ありがとうございますm(_ _)m

    痛みが減って良かったです。
    余計な余計なお世話でしょうが、
    神社で「山口洋さんの首の痛みが、どうか
    楽になりますように」と祈ってきました。
    m(_ _)m

  3. かつらぎ より:

    両日とも、場の力でまったくかわる山口洋音楽教室、予約させていただきました。楽しみにしています。

  4. のり より:

    ミスチルのお話読ませていただきました。
    もう50回も書かれているんですね。
    この連載は本にはならないのですか?
    手元において、紙に書かれた文章を纏めて読んでみたいなぁと思うのです。
    ペラペラとページをめくりながら。
    そんな人、他にいないかな?

  5. にゃあにゃあ。 より:

    ミスチルの回、読み始めて少ししてから、ゾクゾク鳥肌立ってきました。
    人と人との出逢い、その関係性の意味深さと美しさって、この世で何より不思議で素晴らしいって、改めて思いました。

    巨大なスタジアムで演奏する“ケンちゃん”さんと、その姿を見つめるヒロシさんの構図、互いの心と姿が映像で見えるようでした。
    一緒のステージに立つまでの四半世紀、その出逢いの事実と互いの存在が、会わない間の互いの心をどれほど励まし、突っかい棒のように支えていたのか。。

    今日、ヒロシさんがインスタに上げてらした向井三郎さんの展示会に行かせてもらったのですが、やっぱり同じようなリレーションを感じました。
    ブレない、静謐、穏やか、孤独、気高さ、そしてクレイジーなまでに緻密で、圧倒的なまでに完璧。
    自身の才能に翻弄されつつも、それを手懐け、治め、独自のクリエイションにまで昇華させる不屈の魂、そうして生まれた作品たちの確たる佇まい。
    そんなアーティストのお二人にとって、実に半世紀もの間、お互いの心中でどれほど叱咤激励し合ってきたんだろうかと。。

    それが異分野であっても同じ分野でも、人が人に対して及ぼせる最大の影響は、相手の個性と才能が必ずや花開くことを信じ、励まし、最後まで信じ抜くこと、そして自分も自身の道を最後まで進んで行く、その変質しない姿を貫くこと、他者に対してできることはそれだけであり、それでじゅうぶんなのかなと。

    一年をかけて綴られた偽らない文章と、もはや「描くのにどれくらい時間がかかったんですか?」なんて聞く気にもなれない、胸がドキドキしてくる超絶な木炭画に触れながら、そんな気づきを収穫できた新年のミラクルな一日に、心から感謝です♪

    てか、あの展覧会が無料って・・・ヨノナカオカシイぞぉ。

  6. Masako より:

    FM Nagasaki HEATWAVE Special Vol.13。タイムフリーは1月8日23時15分迄です。お聞き逃しなく。
    BASSみたいな声が、いつの間にか、いつも通りの音源に。アルバムタイトル楽しみです。
    #006 魚さんの演奏は勿論、スティール・ギターの演奏とってもいいです。ピアノ演奏は山口洋さんなんでしょうか?

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