千葉にて

1月3日 日曜日 曇り

ちょいと前まで、大晦日には演奏するってのが恒例だった。フェスやイベントでね。

でも、終わるのが元旦の午前3時だったりして、俺たち元旦からなにやってんだろ?みたいな気持ちになってから、大晦日や正月には演奏しないことにした。ロッカーだって、新年の気持ちはたいせつ。今年は屋上で新鮮な空気を肺いっぱいに送り込んで、とっても気持ちよかった。

感染が拡大する中(企画を受けた際はそこまでひどくなかったけれど)三が日にライヴのオファーを受けたのには理由がある。

来てくれた人はわかると思うけど、去年さんざん叩かれたライヴハウスって場所の人たちがどれだけ努力してるかってこと。失くすのは簡単。でも失ってからでは遅い。今年もきっと苦境が続くから、応援したかった。

もともと冬の間は表にでないんだけど、今年はライヴの予定が真っ白。もう「キャンセル」のお知らせをするのに飽きたってのもあるけど、決められないんだよ。どうなるか読めないから。

正月帰省しなかった人が帰省した人を責めたりするって。それぞれにそれぞれの理由があるかもしれないじゃん。おじいちゃんに会えるのが最後の機会かもしれないじゃん。そんなの誰にもわからない。

同じように切実に音楽を必要としてる人だっているかもしれないじゃん。ハコがあって、聞きたい人がいて、演者がいて、成り立ってるんだよ。

自治体の首長が国に緊急事態宣言を要望するって、 オレにはポーズにしか見えないんだ。増えたから場当たり的にやってるようにしか見えない。誰も腹をくくって責任を取ろうとしない。少なくとも去年一度はその事態を経験してるわけで、その経験を活かして考えることはできるじゃん?

飲食業には20時以降の営業を自粛してもらうって。その業種の人には実質的には「緊急事態宣言」に等しいでしょ?国民すべてに番号をふって管理してんのなら、税金は必ずなにがあっても持っていくわけだから、昨年の納税額からはじき出した収入の7割を保証するから時短で営業してくださいみたいなこと、簡単にルールとして設定できるはずじゃん?保証って、そもそもその金だって税金なわけで。

ぷんぷん。

いくぶんグダグダ感はあったと思うけど(許してネ)音楽の奇蹟っつーか真髄にたどり着くまで、水戸が誇るドラマーのえのぴょんと約3時間半格闘しました。愉しんでくれたかな?

次にいつ会えるかわかんないけど、それまでみんな元気でな!こんな状況の中、来てくれてありがとう。ライヴハウスをよろしくな!

また緊急時代宣言、みたいなことになったら、インスタロッカーになる気でいるよ。オレはしばらく創作活動に専念します。

いい一年にしような。

「MOTORCYCLE DIARY 2020」通販開始です。俺も使ってるけど、とってもいいよ!真っ白なダイアリーに今年のヴィジョンを描いてみてちょ。

3時間半って、、、、、。ごめん。でも、みんな元気に帰って欲しかったんだよ。

 

 

 

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千葉にて への7件のコメント

  1. Raku より:

    昨夜のライブ、
    素晴らしい年の始まりになりました。
    楽しくて、心が震えて、3時間半は、あっという間でした。
    僕はなぜかANGAで聴く、「BLIND PILOT」が一番好きです。
    ギターの最初の音で、あっという間に持っていかれてしまいます。
    今回も、そうでした。

    「自治体の首長が・・・」のご意見。全くその通りだと思います。

    自分の弟は新宿でBarを経営しています。
    自分の息子はそこでバイトをさせてもらいながら、バンドを続けています。
    昨年の緊急事態宣言の時、弟が連絡をしてきて
    「すまん、バイトを雇い続けてあげられない。情けないけど・・・すまん」と。
    もう、そんな弟の声を聞きたくはありません。

  2. 内山五月 より:

    昨日のライブ最高でした。えのきさんのドラム、初めて生で聴きましたが、かっこよかった。2人の相性も良く、楽しかったです。顔圧(笑)しばらく頑張れそうです!8分の6の指導ありがたかったです、れんすーしてみますー!
    ありがとうございました!

  3. かつらぎ より:

    切実にライブハウスが必要な私です。
    だから終演後、ANGA のライブハウス募金箱に、もう一度千円札を追加しようとしたら、若いスタッフさんが、もうじゅうぶんですとことわりはって、感謝の気持ちをつたえてくださったのに、なんだかなぁって、民話かさこじぞう の世の中にはならないものかと。清々しいスタッフさん達が、幸せにはたらくことのできるよう、祈っています!お世辞でなく、その方に昨夜つたえたように、ANGAだから行こうと思える気持ちのよい磁場「気」がながれています。ありがとうございました。えのぴょんドラム、そしてメンチカツ、人柄が滲み出て愛が溢れてました。同席してくださったご夫妻にも多謝!内山さん達を案じる親心、あったかかった。ライブハウスの名のもとについたスティグマをあらいながせるように、2021年は仲間を集める冒険の旅にでます。笑

  4. 名無し より:

    昨日のLIVE、O.Aのお二人から4時間超えのヴォリューム。
    新年の、ライヴハウス、アーティストの方々からのギフトをたっぷり堪能させていただきました。
    経験も活かせずに何かのせいにしてその場凌ぎの場当たり的対応しかできないお偉いさん方にはほとほとウンザリです。
    私達の大切な場所を守る為、自分はこれからも感染対策に気を付けながらLIVEに通う所存です。
    ひとつだけ…
    MCで洋さんが自閉症というワードを出された時、その内容から自閉症というものが正しく理解されないままに発言された感がありました。そのような事は他でもままあるのですが、家族に自閉症を待つ者がいる身としては普段洋さんの発言や行動に絶大な信頼を寄せているだけに残念な思いでした。
    こんな事を書くため、いつも使っている名前で投稿できない勇気のなさをお許しください。

  5. チャロ より:

    山口さんは、まるで風の谷のナウシカ。音楽をはじめとする芸術がナウシカになり得るのではないかと感じています。不要不急と言われているものこそが人々の心をを救います。今は苦しくても絶対にその灯を絶やしてはなりません。何もできませんが、エールを送ります。

  6. Masako より:

    セットリストありがとうございます。いいなぁ。こんなに演奏聴けるなんて。スペシャル!

    ライヴの再開、再会、待ってます!
    日本人、頑張ります。

  7. 風にハモ太郎 より:

    ご報告遅くなりました!ANGA初参戦でした。感じのいいスタッフの皆さん(すごく大事なポイント)。自分も含め観客のワクワクムード。家族4人連れさんもいらっしゃって、うらやましー。水戸の開花亭さんのSounds goodの袋に入った納豆チーズinスプリングロールで、アイリッシュWブッシュミルズ(初飲み)も進み、その後のつまみ「カラスミ」は全然ボラれてない値段&量で、健康上によりおかわりは控える(笑)。

    ナカダイ店長さんとヒロシさんの前説コンビ最高。ANGAの音響が良いのはマイク頭突きのエコーで、判りました。「身寄りのない人たちかっ!」、そう、わたしたちはRockn’roll Orphan(孤児)なんだ!足長おじ/山口さん、どこか遠くへ連れてってくれよ!

    内山五月さんとリズムマン(足に轡kutsuwa、じゃなかった、鈴!)の、「らっぱ」イントロちょろっとからオリジナル3曲。ブズーキがブズーキじゃない音で迫ってくるこの感じは何だ?弦の押さえ方に目がうばわれたなぁ。

    さて、本編。もう新生ヒートウェイヴかと思った!ヒエラルキーは、自分の中では
    もう出来上がってる曲で、そんなにボルテージあがらん曲なのですが、違った!
    この曲で8割はドラマー榎さんをガン見してました。一瞬、オカズが走ったんです(音楽ボキャブラリー不足)。それがたまりませんでした。そして何度も繰り返すあのギターフレーズがまるで、劇画のように繰り替えされる!これはHWの書初めだ!

    そして僕が第一回Your SongツアーのANGAで「逆」居留守状態でリクエストした「メロディー」。あの時は申し訳ありませんでした。二度と戻らない歌になんかなりません。えるえるわーい!

    とにかく、凄いライブでした。小さくほんのわずかな橋渡しような美しいフレーズ、ダイナミックなグルーブ、たおやかな雰囲気もあり。ああ、あの曲も実は一番好きな感じになっていた。もう「守護天使」なんて、ピアニカの音にきこえてきた私は重症でしょうか(お酒は3杯までです)。
    お二人での活動を今後も、せつにせつに、楽しみにしております。
    コンビ名は、Meet The 明日whole (ご隠居様御赦しくださいまし・・・)!
    ありがとう!愛と毒舌に満ちた夜、千葉。そして全国のANGAのようなライブハウスがLong Live Rockできますように。やれることをやろう。同じ風景はない。

    ANGAは京成電鉄千葉駅のそば、ってのがイカシテルと思う。
    帰りしな、京成ローザ(映画館)看板フレームをみて1970年代後半に3年稲毛で暮らしていた(小学生)は当時の千葉ピンク映画看板がフラッシュバックしました。

    長々と(一部来場者様にしかわからない?いやそれでもわからない?表現で)
    すみませんでした。

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