おじさんを駆り立てるものについての話です。
眠たいけど、洗濯してるので眠れないのです。新しい曲も生まれてるんで、楽しみにしてて下さいまし。山で無になってると、とつぜん何かが湧いてくるのです。音楽の全体像が見えているときは、ドラムパターンとベースとギターとメロディーを口でiphoneに録音します。帰ってきたら、言葉を書いていきます。山中での作曲は楽器がない分だけ無駄がないのです。これ、面白い。
さて、今年の目標です。近くのとある山に、bowlと呼ばれる場所があります。これがその山の頂上部分の地図で、
これがbowlです。
リフトで登り、雪上車で登り、最後はスキーを担いで尾根を自力で登って、滑り下りてきます。ネットに著作権のない写真があったので、お借りします。こんな感じです。
去年はアニキに連れられて行きました。でも、滑ったと云うよりは、ただ「落ちた」に等しかったのです。まったくどうにもならなかった。調べてみると斜度は40度を超えています。上から覗き込むと、殆ど垂直に感じます。で、僕には技術が足りず、そして恐怖に負けたのです。その想いを一年間引きずってました。そりゃーもう、超がつくくらい悔しかった。無茶すれば怪我します。当たり前です。だからスキーをコントロールするために毎日黙々とコブを滑り、スキーを担いで山を登って心臓を鍛え、もっと云うならば、一年前にできなかったことをやるために、毎日日本で走ってきました。だって、人生は一回しかないんだよ。
アホかお前はって、アホで結構。今年は独りで行ってきます。このところ、気温が高くて雪が降らないので、岩がガリガリに露出していると思います。でも、この状態で急に雪が降ったら、雪崩の危険があるので、閉鎖されるんだそうです。行くなら今しかない。きっと、もっと上手くなれば、何を大げさなっちゅー話なんでしょうが、スキー5年目の僕には結構な試練なのです。でも、意味もなくドキドキするこの感じが好きです。
てな訳で、尾根を歩くためにスキーを背中に背負うための道具を買ってきました。はたして、どうなることやら。さっき、いちおうマネージャーには「死んだらごめんね」とメールを書きました。返信は「僕にとっては想像を絶する世界なので、楽しいのか何なのかよくわかりませんが、ミュージシャンとして帰ってきて下さいね~」でした。
あーどきどきする。それが愉しいんだよ!!!!!
芸術家故岡本太郎氏はスキーが大好きだった。「死ぬかもしれない。それを感じる瞬間が生きている証」とテレビで話していた。
>あーどきどきする。それが愉しいんだよ!!!!!
岡本氏と同じ感覚なんだと思った。人生の真髄。
全力のアホを全うしてください。バカ田大学学院生のわたくし、応援いたしております。ちなみにアホは長生きしなけりゃ本物とは言えません。めっちゃ元気に帰国、世露紙苦!
うらやましすぎます 装備はしっかりと〜帰ってこないかんですよ〜極上のパウダー食らって また素晴らしい音楽を聞かせてください!
こんなに、人がいないところで滑ったことはありません!はっきり言ってうらやまし~い!!でも、そんな危険なところは、怖くて無理です。骨折どころの騒ぎじゃありません。でも、そのために、体を鍛え、技術を磨き、挑戦するそのバカさかげんに、ほれぼれ、またまた惚れ直しました!!!!
わたしにはできないすばらしいたくさんのことを、見せてくれてありがとう。でも、また、帰ってきてわたしたちに、すてきな体験のはなしを聞かせて下さいね!
山口さーん、心配ですー。でもどうしても行きたいなら仕方ないですね。そこまで惹かれるってどんな心持ちなんだろう?
安全第一でお願いします。山口さんを待っている人、思っている人、たくさんいるんですから!
かつてスキーで骨折したのがトラウマになって、滑ってる人をTVで見るのも怖い私にはもう口あんぐりの世界ですが、それだけ熱くなれるものがあるってホンマに素晴らしいと思います。自分はどないかな?と思ってしまいました。くれぐれも気をつけて、無事に帰って来て下さい!早く新曲聴きたいので♪