月別アーカイブ: 4月 2013

4月9日　火曜日　晴れ 今日のライヴに関して云えば。僕が何も言及することなく、足を運んだ人たちの胸の中にいろんなことがあればいいか、と思うのです。そう思えるライヴはそんなにあるもんじゃないけど。ミュージシャンは素敵な生き物だ、と。こころからそう思ったのです。わんだふる。にゃんだふる。    

4月8日　月曜日　晴れ はてさて。 「山口洋全詩集 1987~2013 DON’T LOOK BACK」をデザインしてくれた渡辺太朗くんよりメッセージが届きました。 —————————————————- デザイナーWこと渡辺太朗です。 HEATWAVEファンの方には、最近のライヴの後ろに出てる映像をやってる人、と言えばわかるかもしれません。 今回、山口さんから突然詩集のオファーがやって来たのですが、実は僕も詩には深い思い入れがあり、これ幸いとばかりに、以前から温めてきた「やりたかったこと」をふんだんに盛り込ませていただきました。 歌詞として生まれた言葉を、詩として読むこと。 歌として多くの人の人生に刻まれている言葉を、言葉として再度捉えること。 読む人がそういうモードに「すっ」と入れるような佇まいにしたいと思ってデザインしました。 うまくいってればいいな、と思います。 詩を読む時間は、僕にとってちょっと特別なのです。 みなさんにも、この詩集と一緒に、ちょっと特別な時間を過ごしていただけたらうれしいです。 最後に、今回の仕事を、僕に全部任せていただいた山口さんに感謝します。 人はそれを「丸投げ」と言いますが、自分の作品を丸投げするには相当の覚悟が必要です。 でも次からはもうちょっと早く言ってください。制作期間1ヶ月は短すぎます・・・ ————————————————– すいません & ありがとう。

4月7日　日曜日　晴れ 詩集を作っています。それは僕のひとつの夢でもありました。 今までにリリースしたもの、されていなもの。1987年から2013年までに書かれたもの、ほぼすべての詩を網羅しています。たぶん300ページ近くあります。 そもそも。僕は詩集が好きだったのです。 大学を出て、一時期、僕は造り酒屋のラベルデザイナー兼配達員というバイトをしていました。昼どきになると、河原で寝転がって昼飯を喰います。そのとき、ポケットにはいつも詩集が入っていたのです。いちばん好きだったのはウイリアム・ブレイク。心象風景とともに、たくさんのことを吸収したなぁ。 今回、ふとまとめてみようか、と例によっていつもの直感が申しました。それもアメリカで。大々的に出ているのではなく、さりげなく出ているのが、いい、とか。フォントには気をつかってなきゃだめだ、とか。少しだけ写真も使いたい、とか。 で、アメリカから僕の無茶ブリを聞いてくれるデザイナーWにメールを書きました。それからの作業は全て彼の手によるものです。僕は何もしてません。ただ、写真のファイルを送っただけ。 彼は紙質から大きさからフォントから、すべてにこだわって作業を続けてくれました。彼は言葉を愛するデザイナーなのです。赤い栞がついているとか、エトセトラ。何と云うかワンダフルな出来です。 先日、校正のために見本を見ました。僕はなーんもやってないけど、これは素晴らしい。出版にあたって、すべての詩をもう一回読みました。もはや他人のように。この人、30年に渡ってほぼひとつのことしか云ってないけど、詩人として僕は好きです。彼の作品を素晴らしいと伝えることに、僕は何の照れもありません。不思議な感覚です。 まずは4/11からのソロツアーでみなさんに手にしてもらえれば、と思っています。通販は今のところ考えていません。ライヴ会場に足を運ぶ愉しみだと思って頂ければ。でも、どーしてもという要望が多ければ考えてみます。

4月4日　木曜日　晴れ 手前味噌だけど、オレが在籍してるバンドはほんとうに最高だと思うぜ。余計なことは誰も語らないし、ステージに立ってる間は、全員が音楽に向かって、未知の風景に向かって全力を出す。どうして、こういう企画をやるかって、スタジオで唸ってるより、一回ライヴをやった方が速いからに他ならない。 大事なことは、オレは生きてるって思えるかどうか。ただ、それだけだ。 だからこそ、オーディエンスもそれぞれに楽しんで欲しい。ただ、受け取るだけじゃなくて、君らから何かが返ってきたなら、それは次のアルバムに確実に刻まれることになる。 昨日、一日だけのリハーサルをやって、家に帰り、オレは詩をたくさん書き直した。バンドとやってみると、何がイケてないのか、すぐ分かるからだ。動物的に判断させてくれると云うか。 つー訳で、これからはオレが一人であちこちを廻り、曲を書きつつ、仕上げつつ、月に一回はHW SESSIONを続けます。来月は千葉かな？是非。

4月3日　水曜日　雨 そういえば、昨日も別件でこのスタジオに居たよな、とか。 HW SESSIONSっちゅーかなり無茶な企画を始めたおかげで、バンドが転がりだしたことは確かかな。僕らは過度のリハーサルをするより一本ライヴをやった方が速い。 でも、だよ。レコーディングされたみんなが知ってる曲は演奏しないし、あまりに試すことが多すぎて、僕も含め、全員が曲順表を見たところで、何の曲か分からないままライヴをやるってのはかなりスリリングなのである。オレはオレで、バンドで歌ってみると歌詞がぜんぜんしっくりこなかったりして、それを今から書くのである。でも、そういう実験の場なのだし、音楽が生まれてくる瞬間や、ヘクった瞬間も楽しんで欲しいからして、気軽に来てね。 HW SESSIONS #2。明日は吉祥寺にて。4人、揃ってるよ。あの小さなステージに。至近距離だよ。

4月2日　火曜日　雨　 　某イベントのためのリハーサル。そして、某プロジェクトのための打ち合わせ。その中で60の齢を超えた二人のミュージシャンからたくさんの事を学んだ。乗り越えてこられた山や谷はダテではなかった。ほんとうに。 　会話の中で「みんな間違っている」と僕が云ったならば、人生の先達は「山口くん、そうじゃなくて、みんな正しいんだと僕は思うよ。同じ意味だけどね」と。その言葉を僕は噛み締めている。素晴らしい。

4月1日　月曜日　晴れ 4月。 これから旅の中で新しい音楽を仕上げていきたいと思ってます。気軽に足を運んでくださいまし。 ————————————- 4/4　HW SESSIONS #2　吉祥寺のスターパインズカフェにて 先月、横浜のサムズ・アップで第一回をやりましたが、これがその、なんちゅーか、ぜんぜん新曲が身体に入っていない状態で演奏するので、素晴らしく緊張感がありました。今回もまだ人前で披露していない曲に目鼻をつけるべく、ただいまフントーしております（間に合うのか、オレ）。完成前のものもフツーに演奏するつもりなので、音楽が生まれる瞬間に是非立ち会ってください。HW SESSIONSはその時、来ることができるメンバーで演奏するってのがコンセプトなのですが、今回も4人揃います。（たぶん）仕事帰りに一杯飲みつつ、食事もできつつ、音楽を愉しめるっつーのももうひとつのコンセプトです。 詳細はこちらを。 ———————————— 山口洋 on the road, again vol.7 “DON’T LOOK BACK” 4月11日(木) 京都・拾得 4月13日(土) 岡山・あたらし屋 4月14日(日) 大阪・knave 4月16日(火) 名古屋・TOKUZO 5月5日(日) 福島・なまず亭 5月6日(月・祝) 仙台・JAZZ ME BLUES noLa 5月12日(日) 水戸・Jazz Bar Bluemoods 5月15日(水) … 続きを読む →