日別アーカイブ: 2015年10月2日

ショックなこと

10月2日 金曜日 晴れ 今日はとってもショックなことがあってね。 楽器はとっても大切なものなので、できる限り自分で管理、保管します。ツアー前に一度ケースから出して、すべての状態をチェックし、調整し、コンサートに臨みます。これ、当たり前。プロだしね。ギターテックに全て任せる人も居るけど、僕は自分でやります。でも、本数が多くなってくると管理が大変なので、これ以上、ギターを増やさないように、スペアも出来るだけ持たないようにしています。弾かれないギターってほんとうに可哀想なんでね。 週末の吉祥寺のライヴのために、グレッチをチェックしました。僕の盟友ですからね。でも、あからさまにおかしい。弦高が尋常じゃない。ネックとボディーのセット部分が完全にズレてる。海が近い、この地域の湿気にやられたか(楽器の置いてある場所は、常にドライのエアコンを入れてあるんだけど、それでも海風にやられるのです。泣)、某イベントに出るために手持ちで飛行機に乗ったときに、投げられたか。 何にせよ、もう僕の手ではどうしようもない。彼女と僕が過ごした33年のうち、リペアに出したのはたった1回。故川村カオリちゃんがブライアン・セッツアーのグレッチをリペアしてる人を紹介してくれたんだけど。それでも、リペアされたものを自分のモノにするには、2年くらい、違和感とともに演奏しなきゃならなかった。そのくらいビミョーな話なのです。 僕が使ってきたメインの楽器たち。アンプにしても、ギターにしても。大半は70年代に作られたもので、もはや40年以上が経過し、部品はない、保証はない、治せる人も少ない、エトセトラ。嗚呼。ほんとうにね。僕も新しいもの、何度も試してみたのですよ。でも、決定的に何かが違うのです。まったく使う気になれない。ぐっと来ないんすよ。 あるとき、若いバンドでグレッチを弾いて思ったんだけど、まったくピッチが合わない。きっと聞いてる人には分からないけど。若いバンドが使ってる新しい楽器のピッチはジャスト。僕のはヨレヨレ。でも、そのヨレヨレのピッチを弾きこなすのが高等なテクニックだし、それゆえ誰が聞いても分かる僕の音がするんだけどなぁ。 吉祥寺、入院前のグレッチ、何とか弾いてみます。もう高いところは殆ど弾けないと思うけど。どこにリペアに出すか、マネージャー(彼は楽器に詳しいので)と相談してますが、どうにかして一生使い続けるつもりです。どうしてって、もうあれ以上の出会いはないと思うし、その必要もないからです。 ————————————— そうそう。タイジとジョー・横溝さんがINTER FMでやってる「Love on music」。昨日、収録してきました。中津川の今年のSOLAR BUDOKANを振り返りつつ、生演奏もあるよ。ちょー愉しかったぜ。是非。 10月3日(土)22:00〜 「Love On Music」      

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