日別アーカイブ: 2020年3月26日

京都にて

3月26日 金曜日 曇り   朝早い帰りの新幹線の中で。  この国でいちばんの歴史を誇るハコ、拾得に到着して、ライヴの開催状況を聞いたなら、なんとまだ一回もスケジュールは飛んでいないと。  消毒など、やるべきことは増え、来るお客さんは激減。  でも、その静かな覚悟に、ハコも、ミュージシャンも、オーディエンスも、歴史はタダ者ではないと感嘆したのだった。やるべきことをやり、自らの役目、責務を果たす。  チャールズ皇太子からバカ殿まで。ウイルスは容赦ないし、無慈悲。同時に考えようによってはとってもフェアだと。地位も名声も関係ない。もはや国難ですらなく、人類が国など関係なく同じ脅威にさらされているのなら、互いが思いあって、笑いを忘れることなく、事態にむきあっていくこと。そのために自分は何ができるのか考えることだと思う。  正解?俺にもわからないよ。ただ、むやみに恐れているのは嫌だ。ハコが十分すぎるほど気をつけているのならば、やりながら考える人間だって必要だと思う。  少なからず音楽を激しく求めてくれてありがとう。だから、後半はリクエストに応えることにしたよ。愉しんでくれたかな?  また元気で会おう。

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