7月4日 金曜日 曇り
請われて、今年の5月に「村祭り」的なライヴをやってしまったことによって、僕のたいせつな「勝手に実家」のある場所がバレバレになってしまいました。あ、あの、できれば滞在してるときはそっとしておいてくださいまし。懇願。
どうして「村祭り」への出演を引き受けたかと云うと、何か役に立ちたいって気持ちと、素晴らしいものを知ってもらいたいってことなのです。
大分県日田市の山中、小鹿田焼。そりゃー、もうどえりゃー素晴らしいところです。そこのブライテスト・ホープ、若干24歳の坂本創の作品展示会が今月、目黒で行われます。
創は僕にとって、弟っちゅーか、息子っちゅーか。でも、同じ創作者としてこころからリスペクトしています。学ぶことが多いのです。小鹿田焼は分業制ではなく、家族ですべての行程をこなし、すべて自然の力と人力で作られます。音楽を作る上でもどえりゃーインスパイアされます。
創の作品は伝統に根ざした上で、それを超えていこうとする「若さ」と「みずみずしい感性」に溢れています。ベリー初期の作品を僕はずっと愛用しているのだけれど、使い手に合わせて風合いが変化していきます。使う度にその日の自分のこころの具合まで分かります。「戦争に反対する唯一の方法は自らの生活を美しくすることだ」っちゅー名言がありますが、人は食べたもので出来てるのです。だから、器は大事なんです、僕にとっては。
焼き物が好きな人だけではなく、何となく生活に彩りが欠けてるなーと思ってる方。毎日のご飯に何か変化が欲しい方。創の器、使ってみて欲しいんです?分かってるとは思うけれど、身内だから宣伝してるのではありません。自分で使ってみて、素晴らしいからです。シェアしたいのです。民陶と呼ばれるものは「使うために」作られているので、目の玉が出るほど高いものではありません。初めての方も安心して手に取れると思いまっくす。
13日は昼過ぎから僕も応援係で居る(かも)です。もちろん作家本人は居ます。演奏はしませんが、気軽に声を掛けてください。サングラスと革ジャンで武装しとくぜー。
生活の中に受け継がれてきた技があることも
若さも羨ましいです。
そういうバックグラウンドがあったらなーって最近よく思います。自分にはなにもないので。
若さもないし。まずしい。
単にその器を使えることも羨ましいです。
いいお道具は大切に扱ってだんだんその人のものになっていくといいますからね。
村祭りライブで「勝手に実家」で買った器で毎日ご飯食べてます すごく人間らしい器だと思います 本当に生活に彩りができますよね
左の焼きのシマのが好みハート。
食べるための器も心地よいのが良いねぇ。