海が教えてくれること

4月5日 火曜日 晴れ

ああ、これは大切な打ち合わせだ。そう感じたときには、東京ではなく、わざわざ離れた場所でやることが多い。駅まで客人を迎えに行き、彼らのヴァイヴレーションをうかがって、そのまま海に直行する。何を話すでもなく、中年男どもはぼーっと海を眺める。まずは解毒。それが僕の打ち合わせ。
男たちはそれぞれのトートバックをベンチに投げ出したまま、海を見つめる。それぞれのバッグにはパーソナリティーがにじみ出ていて、笑える。やがて、僕らはひとつの明確なコンセンサスを得て、それに向けて動き出すことにする。

あとは、海が育んだ、美味しい魚を日本酒で頂く。あ、この海のワカメもなかなかのものだった。
放射能から、男たちの乱れた心持ちまで。海は受け止めてくれる。明日への力を与えてくれる。陳謝し、そして感謝しなければ。

 

男たちのトートバッグ。

男たちのトートバッグ。

昔から鞄を持ってるのはあんまり好きじゃなかった。

昔から鞄を持ってるのはあんまり好きじゃなかった。

でも、それぞれの個性がにじみ出ていて、面白い。

でも、それぞれの個性がにじみ出ていて、面白い。

夕暮れの空にフォーカスしてみる。

夕暮れの空にフォーカスしてみる。

歌を書くときに、紙を使うようになった。

歌を書くときに、紙を使うようになった。

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海が教えてくれること への1件のコメント

  1. saw より:

    山口さんがお姉様に連れられて鮨に開眼された大名の鮨屋さん、その昔教えていただいたのに、店名を忘れてしまいました。機会があればいつかのぞいてみたいと思い幾星霜、、ここのぞいてる皆さんでも、ご記憶の方いらっしゃれば教えて下さい(乞)。

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