ノーウェアな夜、横浜市にて。

投稿日: 2011年5月4日作成者: Yamaguchi_Hiroshi

5月4日　水曜日　晴れ

大島保克（ヤス）と初めて二人で音楽に向き合った。八重山のような博多のような、微妙にアイルランドのような、そして何処でもない場所に二人で旅をした。あのように響きあえるミュージシャンはそうは居ない。彼と出会ってから、ここに至るまで、20年近くかかっているけれど、互いの道程は無駄ではなかった。きっと。

何よりも、こんな御時勢にたくさんのオーディエンスが足を運んでくれて、中空に浮かんだ何処でもない風景を楽しんでくれていることが嬉しかった。来てくれて、ありがとね。本当のところを云うと、過酷な日程で身体はヘロヘロだったんだけれど、演奏しているうちに、みんなのいいヴァイヴレーションが僕にもヤスにも循環して、すっかり元気になってました。

東北バーガー、開演前には売り切れてました。それを楽屋に報告に来てくれた店のスタッフが本当に嬉しそうだった。ライヴ中も話したけれど、「私は微力で何もできない」という声をよく聞きます。そうかもしれない。でも、そうじゃない、とも思う。まずは自分の暮らしを美しいものにして、誰かを思いやる。そのために心のこもった音楽が存在しているのなら、僕は嬉しい。

ヤス。ありがとね。君の歌と三線は魂と風の音がしたよ。

満員でした。ありがと。互いに席を譲り合ってくれたそうで。感謝す。

慌ただしくて、写真撮るの忘れてました。すまん。

ヤスの三線はおじいさんの形見。持たせてもらったけど、歴史が手のひらに食い込んできたとです。

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ノーウェアな夜、横浜市にて。への5件のコメント

こゆきより:

2011年5月5日 12:56 AM

大島さんの三線と山口さんのギターの音。
美しく力強い音を存分に楽しめました。
東北バーガーも美味しかったです。
to hot な夜。

お二人の黒いシャツも素敵でした。

返信
38kicks より:

2011年5月5日 6:50 AM

大島さんの八重山民謡を聴きながら目を閉じると、夜の白保の海にいるようで。
そこに山口さんのギターが重なった瞬間、夜空に無数の星が輝いた。
帰宅途中に泡盛を買って、余韻を楽しみました。
東北バーガー、食べたかったなぁ。

返信
きょーこより:

2011年5月6日 2:45 AM

東北バーガー完売で、旗だけ持ちかえりました。
大島さんと山口さんのふたりの演奏が、
これまた初めて体験したどこにもない音で。
また体験したいと強く思うのでした。
いいLIVEを、本当にありがとう。

返信
けいこより:

2011年5月6日 11:44 PM

函館、横浜、どちらも本当に素晴らしいライブだったんですね。その場で体感したかったです。
お疲れ様でした。お体は大丈夫ですか？

『そうじゃない』という言葉、うまく言えないけれどすごく嬉しかったです。ありがとうございます。

そして大島さんの魂と風の音、いつかきっと聴きに行きます。

追伸
カード被害、災難でしたね。
被害が小さいことを祈ります。

返信
toshie より:

2011年5月8日 11:02 PM

　東北バーガーには東北のビール！と勢いよく頼んだけれど、お味噌の甘さに甘口ビールを合わせて失敗したか！あれ？味が繋がって意外に合うことを発見。美味しくいただきました。手作りの旗が立っていて、そのひと工夫に口角上がりました。
　山口さんのソロ。久しぶり。私には手応えのある、まるで掴めそうな厚みのある音が印象に残りました。被災地へ向かわれたこととプロジェクトについての率直なお話も聞けてよかったです。
　その方への想いは２年前のMCでたっぷりと。ついに、その大島保克さんと山口さんの共演。三絃がぐぐぅっとこちら側に向かってきて、ギターでふわぁっと開かれる感じがしました。世界に繰り出していったらどうだろう？（簡単に言ってすみません）是非また聴きたいです。有難うございました。

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