5月1日 日曜日 晴れ
ラジオにまつわる、今日ぐっときた話。
僕は90年代の始めにラジオをやらせてもらってたんす。全国17局くらいのネットワークで、深夜2時から２時間の生番組。喋りはヒドいけど、かけてる音楽だけは気持ちを込めて。何故って、ラジオに育ててもらったから。記憶が正しければ、コレクターズの加藤さん、亡くなったフィッシュマンズの佐藤さん、伊藤銀次さんの帯だったなぁ。今考えると、贅沢なラインナップ。
未だに地方に行くと、番組聴いてましたって人に会う。それってギフトなんだ。あの頃メールもなかったから、半蔵門のTOKYO FMに行って、ハガキの束をぜんぶ読むのが励みだった。
岡山に熱心なリスナーが居てね。お母さんと娘さんふたり。高校生だったかなぁ。ライヴにもよく足を運んでくれてた。番組に手紙もよくくれたっけ。ディランや詩や文学が好きなお母さんだったなぁ。お父さんをなくしたけれど、音楽が親子を繋いでたんだろうね。僕も少し特別な想いで見守ってた、というか。
今日、ARABAKIからの帰り。東京駅にて。見覚えのあるきれいな女性に呼び止められた。すぐに思い出した。あの娘さんだって。結婚して、40歳になって、岡山に住んでて、今から帰るところだって。彼女、楽器を持ってたから、どうして？って僕がたずねたなら、その応えにひっくりかえった。
「わたし、イースタンユースに入ったんです」。
え？何だって？あの大人しかったあなたがこんなに美しくなって、イースタンユースに入った？？？？？？？？？ ごめん、にわかに信じられない。
驚きと、歓びと。何だろう。じーんとしたなぁ。だって、昨日BRAHMANのステージの脇に吉野さん居たもん。オレ、横に居たし。喋らなかったけど。彼の絞り出すような叫びはぐっと来たよ。
あのラジオがなけりゃ、こうはならなかったって。何だかなぁ。人生ってすごいなぁ。ありがとう、声をかけてくれて。君がベース弾いてるの、観にいくよ。こういうギフトがあるから止められないよ。
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さぁ。今月もいい曲、埋もれているかもしれない名曲、どんどん紹介するね。みんな連休だろうからたくさんのっけとくね。気に入ったら、アルバム、買ってあげてね。ミュージシャンをサポートするのはそれが一番。
まずはこの曲。
Iron & Wine – Lovesong of the Buzzard
もう1曲。
Iron and Wine – Glad Man Singing
この曲、すごく響いてね。アルバム買ったんだ。ごめん、アルバムはあんまり勧められない。でもこの曲は好き。
Patty Griffin / What you are
ビリー・ホリデイのリミックス。秀逸。時を超えて蘇る、1952年の歌声。
Billie Holiday – Speak Low リミックス
トラフィック！
Traffic – John Barleycorn Must Die
スプーン！
Spoon / Inside out
これは名曲。
My Morning Jacket – Golden
Arcade Fire – Afterlife
Fleet Foxes – Blue Ridge Mountains
Toad the Wet Sprocket – Windmills
Beth Orton / State of Grace
今、いちばん注目している才能。
Ray Lamontagne / In my own way
グレンはほんとうに人格が音楽に現れてるね。
Glen Hansard – “Love Don’t Leave Me Waiting”
The Airborne Toxic Event – Sometime Around Midnight
Sivert Høyem – Sleepwalking Man
ほい。これでGW、乗り切ってくれー。いい音楽は世界にいっぱいあるんだよ。
わわっ。多分あの彼女かしら？！
ミュージシャンになったんですねー。チェックしてみよう。
黄金週間と言えどぼちぼち働く合間にゆっくり選曲聴かせてもらいまーす。
「イースタンユースに入ったんです」
文章を読んで脳が意味を理解するまでにタイムラグがありました。笑
人生はミラクルですね。
今月も知らない曲を楽しませていただきます。
ありがとうございます！
まいった。まいりました。本当に人生ってすごい。
岡山の人たちＭくんやＫくんの影響がなければ
こんなにもＨＷのファンになってなかったかと思う。
まさかこうつながるとは！興奮してます。
最近思います。洋さんの取り巻くたくさんの人達が、みんな幸せに歩いているように感じます。ブログもライブも温かさ感じます。
Iron & Wine の曲の中で、木琴？の音が聴こえてきました。結構この曲好きです。Sivert Høyem のSleepwalking Manっていうタイトルが、気になりますね。飛び石のGW、明日からの3連休。ゆっくりは出来ないけど、音楽で癒されたいと思います。たくさんの音楽ありがとうございます。
ゆっくり全部聴いてみます。
こないだの千葉、良かったです。また是非！
無用なアップデートで聴けない曲があり、数日試行錯誤して今日やっと全部聴けました。
「Speak Low」歌詞沁みる〜。映像は映画だと思ったら下に説明出てましたね。多分曲とは関連ない映像だと思いますが何故これチョイス(笑)？その辺りも地獄ラジオの密かなツボです！
DJに映画の印象ないけど雪山でDVDやショーン・ペン作品観てましたね。私は映画大好きで音楽と映像は結びついて記憶されること多いのでサントラも嫌いじゃないです。
今回プリンスかけなかったんですね。今日の1曲か来月ツボ(笑)な選曲して下さい。私も紫雨位で疎いですがPVで衝撃！でも実はギターが上手だそうで、そんな印象なかった自分が残念。そして最近の写真は大人でした。
引っ越しからARABAKIまで頑張り過ぎで倒れると思ってた桃子より(やっぱりな)。
お大事に！今月もありがとうございました。
Glen Hansard の曲がしみじみいいなあ、と思って検索したら、映画Once ダブリンの街角 に主演されてたんですね！！いま知りました。
今回も良い曲たくさんありがとうございました。
Toad the Wet Sprocket、懐かしいなぁ。
長髪で革ジャンにベルボトム履いてバイクに乗ってテレキャスを弾いてた僕がこのバンドに惹かれた理由って…（笑）
いつも良い音楽をありがとうございます。
数年前アメリカに住んでいたときのルームメートの兄さんが、マイ・モーニング・ジャケットのギタリストでした。そいつが夜中に爪弾くギター＆ソングがかっこ良くて、寝付きが悪かったです。アメリカ恐るべし。やっぱり、ロックンロールはアメリカの民族音楽なんだなと。アイアン・アンド・ワインも無名なときに、近所の大学の無料コンサートに現れてライブのあとキャンパスの芝生の上でみんなで寝転んで話をしたりしました。そんな思い出がリコールされました。